試行錯誤

 まず紐の部分を先に作ってしまおうと、昨晩、五時間くらいかけて鎖結び→三つ編みと進めましたが、仕上がりが固すぎて泣きました。そのため、一色六本取りにして三つ編みで編みなおし。長さと柔らかさは確保できましたが、何か鹿島錦の雰囲気に合わない。糸自体は木綿の刺繍糸と同じ太さなので、次回は刺繍糸用の組み紐ボードを使うことにします。

 手縫いによる仕立ての方も、紆余曲折。笛袋の仕立てといっても作り方はさまざまで、私が持っているいくつかの笛袋も、同じ店から買ったものなのに、縫い目を真ん中にもってきてあったり、端に合わせてあったり、一つ一つ微妙に違います。高いものは真ん中合わせだったので、それに倣って、この間Youtubeで見つけたコの字まつりを試してみましたが、とにかく裏地が厚すぎるのと私の技術が低劣すぎるので、ガタガタになってしまい、途中で断念。泣く泣く全部ほどいて、布用ボンドで、横合わせにして作り直しているところです。

 不安しかない。素直に先生にお願いしろって話なのですが、せめて初回は自分で作らないと気が済まないタイプ。

絹糸雑感

 ソワエという刺繍用の絹糸のシリーズを、五色調達しました。結構人気商品なのか、Amazonでも数色しか見つけられず。入手できたのは、桜、藤、菫、瑠璃、生成りです。生成りは、そもそもは、色というより、漂白前の風合いを指す言葉なのですが、便宜上。

 本来は刺繍用の糸で、ふんわり撚ってあるため、マクラメで結ぶ時は、優しく結ぶのが適しているみたい。昨晩延々平結びをしていたのですけれど、なかなか進まず、到底搬入までに間に合わないと、鎖結びに切り替えました。鎖結びにすると、結ぶスピードは格段に速くなりますが、糸も強く締めるし、平結びより仕上がりが細くなりますので、後で三つ編みにした時に影響が出そう。もしかしたら後で紐を追加して、四つ編みとかにするかも。一回糸撚り機で撚ってから結んだ方が良かったかなという気もしています。

 糸自体は、さすが絹糸と書くべきか、色が美しく光沢があって、結んでもしなやかな仕上がりになるため、ブレス紐とかには向いているかも。滑るので若干結びづらいですけどね。果たして、毛糸のように編んでみたらどうなるのかという興味もあります。

 現在、一色目として桜を結んでいるところ。生成りと藤の三色で三つ編みをしたら、きっと春らしい配色の紐になるはず。

 絹の唐打ち紐で作る肩掛け用コードは、作品展終了後に改めて。

お知らせいろいろ

 しばらくこの投稿をトップに固定しておきます。

【祐徳博物館 鹿島錦保存会作品展】

 毎年「祐徳さんに言うとくよー」を合言葉に開催される、春の作品展。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会期途中で終了しましたが、今年は3/31~5/5までの開催予定。昨年を除き、最後の日の午前中には、会員全員で織りの実演をするのが恒例なのですが、今年は詳細は未定です。ただ、祐徳徳物館のサイトでは「実演あり」とすでに告知されているので、もしかしたら、当番だけで行うか、あるいはワクチン接種が終わった人だけ参加という形になるのかも。多分今年の博物館の当番の中で、ワクチン接種が一番早いのは、職域上私になると思うのですが、一人で織らなければならなくなったらと考えるだけで、もう、恐怖のズンドコ。ちなみに私の場合、実演がある時期に合わせて、銀とか漆とかの、反射がない経紙を立てることにしています。

【エイブル床の間コーナー 鹿島錦展】

 この間まで下村先生の象さんが展示されていた床の間コーナー、4月から6月は鹿島錦が展示されます。スターウォーズにジェダイ・マスターとしてヨーダがいるように、鹿島錦保存会にはニシキ・ミストレスとして大先生がいらっしゃいます。なんか恰好いい。でもヨーダと比べると怒られそう。マスターに対してのミストレスという表現も、最近では使わないのかもしれませんね。

 会場は鹿島市のエイブル。展示場所は2F床の間コーナーです。

 4/2~5/19 前期

 5/20~6/30 後期

と、2回に分けて展示品が入れ替えられます。前期は「まな板のごたっと」呼ばわりされることが多い古式ゆかしき板機も展示されるのだとか。面白そう。

【ワークショップ】

 実は落語会の予約のためだけにエイブル会員を続けています。その関係で、自宅に定期的に「エイブルの木」という広報紙が送られてくるのですけど、今回読んでいて驚いたのがワークショップのお知らせでした。エイブル祭りに合わせて開催されるワークショップ4種の中に、なんと鹿島錦が!! 私だけでなく、保存会の人に訊いたらおそらく十割の人が「嘘やん」と答えると思いますが、本当ですよ。本当らしいです。本当に。

 5/16 10時~14時 エイブル3F 生活工房B (鹿島錦教室の開催場所と同じです)

 多分内容は大先生とA先生のナチュラル漫才講座※なんだと思います(嘘。でも個人的にはこれであってほしい)。もしかしたら、簡単に織り方の説明と体験をした後、すでに織りあげたもので、何かを作るのかもしれませんね。詳細が分かり次第補記いたします。

※「一年目でこがん縮んだら十年たったらどがしこ縮むか」「なんばいいよると」的な。

手縫い面白くないですか?

 ちくちく縫っていると心が落ち着く不思議。手縫いを極める気はさらさらないにしても、自分でいろいろ作れるようになったら、錦にも活かせるし、何より便利ではないかということで、手作りレシピの自分用メモ。

アトリエ

nunocoto

ブラザーソーイングカレッジ

クロバー(手作りレシピというコーナーあり)

Pandora House

手縫い中

 さすがにミシンを買う勇気はなかった。母は看護学校以外に洋裁学校を出ている(らしい)のですが、作るものの九割以上が雑巾だし、今朝も内蓋を装着し忘れた状態で、必死で「炊飯器が閉まらん」としたたか格闘していたくらいのうっかりさん。一枚しかない貴重な布地、失敗されると大変なので、自分で手縫いをしているところです。本返し縫いなんて、実に三十五年ぶり。小学生の時の家庭科の授業以来です。

 かくいう私もうっかりさんの血を色濃く受け継いでいるせいか、すでに製作途中の笛袋に失敗の片鱗が。表地と裏地と同じ幅・同じ張りで縫い付けてしまうと、筒状にした時に、内側の裏地に皺が寄ってしまうのですね。初めて知りました――なんてことはなく、これ確か折り紙陶芸でティッシュケースを作った時に同じ失敗をしたなあと、かつてのケアレスミスを思い出した次第。でももう半分以上縫っちゃったんですよね。仕方ないか。

 懐中時計の仕立て直し(註・貼るだけ)もしないといけませんが、もし時間が余ったら、陶芸紙で作ったことがある据え置きポケットティッシュケースでも作ろうかな。

※紐の部分は、まず六本の刺繍用絹糸を笹止めに二つ折りにして結びつけ十二本垂らし、それを四本ずつ芯紐二本にして三本の平結びの紐にし、さらにそれを三つ編にしてみます。面白い紐になりそう。