カフェインブーストが効いた気がしない。連続してエスプレッソを飲むと耐性がつきすぎるので、しばらくまた様子見。まあ、懸案だった作業も八割くらいは片付きましたので、後はのんびりと。
とりあえず今夜は織り台を設置して鹿島錦を織りますぞ。
直火式のエスプレッソメーカー、買った当初は頻繁に使っていましたけど、豆をいちいち電動ミルで挽くのが面倒になり、ついつい放置。でもまあ、時々思い出したようにマグカップになみなみと淹れたものを、ちょっと冷まして一息に飲んでは、カフェインブーストを掛けていろいろ作業をしておりますよ。
一定量のカフェインを摂らないとやる気が出ない、裏を返せば摂るとやる気に溢れるあたり、日々是無気力の裏側には、きっと何かしらの理由があるんでしょう。カフェイン中毒になるほど摂取はしていないので悪しからず。
そんなことより、最近毎朝地域猫のおぐらさんが私を起こしに来るんですよ。餌をねだりがてら。朝の五時とかに。本当勘弁してほしい。えらい近くでみゃうみゃう言っているので何だろうと思って声のする方を見たら、ベランダにいやがんの。待つな、そこで。わざわざ抱えて階下まで下りて外に放り出して餌をあげてとかしている間に眠気が飛んで、おちおち二度寝もしていられねえ。脳をしっかり休めた後でないとカフェインブーストは非効率的なんよ。
歩けば歩くで足の間にするりと入り込んで転ばそうとしてするし、実はおぐらさんの正体は私の命を狙う化け猫だったりするのかもしれない。手法が間接的に過ぎるのは、多分おぐらさんの半分が優しさで出来ているからでしょう。
作業は午後に昼寝をした後やることにして、とりあえずフレンチトーストを作る材料を調達するための買い物に行ってきます。
※千々石といえばじゃがちゃん。ああもうハフハフしながらじゃがちゃん食べたい。
※じゃがちゃんを知らないあなたのために。太良町民は長崎県内については結構詳しい。
写真自体は2016年のものです。twitter時代のエイブルの投稿からかっぱらってきました。懐かしいですね。名前は全部消してあります――と思ったら、一人分消し忘れている。まあ読めないからいいや。鹿島錦保存会設立50周年の記念として制作された屏風が立っていることもからもわかるように、私が入会した直後に開催された文化祭の様子です。
前週に入会→翌週の教室が休みだということを教えてもらえず、知らずに一人で生活工房に棒立ちになり途方にくれたりしていた時代。その後も二回くらい休みの連絡をスルーされて泣きくれたで(嘘)。LINEにグループを作ってよかったと今しみじみ思います。
それにしても、どの作品もすでに懐かしい感じ。もうすでに退会された方の作品もちらほら。基礎織の手前、羽織紐の左にある三枚の古帛紗(?)はy-chiさんの作品らしいよ。
何が錯視かって話ですが、赤い丸で囲んだ部分、正方形に仕立ててあっていったいなんだろうと一人でしばし不思議がったわけですよ。よく見たら手前と奥と二つの作品が混然となって見えただけでした。辛い。それにしても最近お見えにならないKさんの色使い、やっぱり個性的で面白い。
そういえば、この文化祭期間中に顔出しに行ったら「あなた本当に続ける気あるの?」って訊かれたよ、大先生から。実は私が教室に初参加した日、午前中だけちょっと紙で織った後帰宅したのですが、昼食時に「つまみ食い的に練習した後、勝手に鹿島錦の名で商品を販売するんじゃないか。そういう商売っ気丸出しの人に安易に教えていいのか」と、侃々諤々だったらしいです。
想像すると楽しい。
※X上でイーネオヤやタティング愛好家が「佐賀錦でドイリーを作った」と書いてらっさるのに対して「あんたそりゃ錦糸で作ったって書かんとあかんよ」と突っ込むべきかどうか悩む。撚りが強いとはいえ、糸の構造そのものは三子撚りなので、絹のミシン糸と同じやで。したがってわざわざ佐賀錦糸と指定しなくても普通に糸屋さんの通販で買えます。一般的なミシン用絹糸の方が撚りが緩い分扱いやすいかもしれない。マクラメの技法で編めなくはないタティングはともかく、イーネオヤとかになるともう未知すぎてもうね。
表示された出品物の値段を確認後、見なかったことにしてそっ閉じ。
そんなことばかり繰り返しております。
でも今日はそのおかげで新たな発見が。珍しく本物の手織りの佐賀錦のクラッチバッグが出品されているのを見つけたわけですが、そこに添付された画像がなかなか興味深かった。佐賀錦=鹿島錦の発祥を「1809年」と明記してあるのは初めて見るかも。鹿島城と呼ばれる鹿島陣屋の落成が1807年、柏岡の方の夫君鍋島直彜(なおのり)公の家督相続が1800年ですから、時代は間違っていない。何か資料があるんでしょう、多分。それにしても並木多仲なのか多十なのかはっきりさせてほしい。もう主君から拝領した織之助の名で統一しませんか。
バッグ自体はさほどいい織りではなかったり。織られてから数十年が経過しているはずですけど、輝きが褪せないのは本金ならではですね。
※他はたいてい機械織り。口金だけ欲しいなあ。頑張れば外せたりするんだろうか。「透かし彫り 口金」などのワードで横断検索すれば、たまに昭和の頃に作られたと思しき材料がヒットします。見つけた時に買っておくべきか悩む。
そんなあなたに別腹情報。これからは日本三大祐徳稲荷の時代です。祐徳稲荷は日本に三社しかない(多分)なんて無粋な反論は却下。
長崎の時津だけでなく、大阪にも祐徳稲荷の分社があるらしいですよ。大阪なら直接本家本元の伏見から勧請した方が早いのではという半畳も決して入れてはなりませぬ。
伏見稲荷は、京都にいた頃友達に連れ出されて正月に詣でたことがあります。あまりの人いきれに速攻で気持ち悪くなった想い出。なんなら電車に乗った時点で辛かった。そういえば人が少ない時期に一人で観光したこともあったか。その時は千本鳥居に挑戦もしましたけれど、しんどくて途中で撤退。我ながら心身ともに脆弱過ぎる。まあ、辛いのきついのと言われがちな祐徳稲荷の奥の院に詣でる方がはるかに楽です。道は千本鳥居の方がいいんですけど、とにかく時間がかかり過ぎる。
※分社で思い出した。相変わらずWindowsが更新出来ない仕事用のPC、初期化する前に、以前作成したクローンから復旧できるか試してみます。