Xでおしゃれ系畳縁を機械で織る動画を見かけました。ものすごい速度でビビる。色や図案が画一的だった昔と違って、今は色んなデザインがあって、眺めるだけでも楽しい。
以前は鹿島錦の画像で検索をすると、類似画像として畳縁がヒットしたりしておりましたけど、なんかもう同じ土俵で戦っても、物量の差異はいかんともしがたいし、永久に勝てない気がします。勝ち負けの問題ではないと言われても納得は出来んわな。手織りの鹿島錦や佐賀錦を手ごろな価格で販売しようと思ったら、使用する布の面積を減らす以外の選択肢はないわけで、そうなるとささやかなものしか作れず、錦としての本分よいずこということになりかねないのに、大して畳縁の方は、値段を気にせず思うさま使える。
商品が大量に売れてほしいということでは決してないんですけど、なんかねえ、畳縁ほどではなくていいので、もうちょっと本来の佐賀錦が話題にならないかなあと思うことしきり。いまだに西陣物や博多物が佐賀錦だと信じて疑わない人たちがごまんといるから、無理か。
※結局、武士は食わねど高楊枝で織るのが正しい姿勢なのかも。