よろしおしたえ

 先日かかりつけ医のところからモーラステープのジェネリックであるケトプロフェンテープをもらってまいりましたが、これがまあよく効いて、肩がだいぶ楽になりました。さすが処方薬。ところで今調べたところ、モーラステープの製造元ってサロンパスの久光製薬だったんですね。久光製薬はもともと佐賀の会社だと以前関わった人に言ったら「いや、本社は大阪のはずです」と言い張られて困惑した想い出。面倒くさかったのでその時は反論しませんでしたが、あくまでも鳥栖やで、本社は。宗教に関しても政治に関してもそうですが、頭から何かを信じ切っている人を正面切ってたしなめるほど、不毛なことはないのです。論破なんて時間と労力の無駄。しかも下品。

 そういえば定期的に一緒に出掛ける料理をしない友人も、以前「エクストラヴァージンオイルは加熱せずに使う」という話をしたら、「いや、うちのお母さんは火を通して使うからその使い方が正しい。ピュアオイルとはグレードが違うだけで使い方は同じ」と言い張って聞かなかったっけ。今思い出しても面倒くさいので「へーそうやったん」で済ませましたが、加熱料理にはピュアオイルを使い、サラダとかの非加熱の料理にはエクストラヴァージンを使うというのが、一般的な使い方やと思うんよ。有名なイタリアンのシェフが大阪のテレビで言うてはりましたえ。まあ自分が常に正しいとは思っていないので、きちんと確認するまで反証出来ないというのもあるんですけどね。なおイライラの度合いによっては、「間違った知識を保持したまま生きて、将来どこかで恥をかくがよろしい」と意地悪なことを考えたりもします。

 あ、ミシンはフットペダル待ち。まずは布をまっすぐに縫う練習と、カーブを縫う練習をせねば。フェリシモの月一届くキットを買うかどうか迷っています。一応kindleunlimitedで、めぼしい本は借りております。第一の関門は糸掛けか。錦の糸掛けならそこそこ慣れましたけど、家庭科の時間の時に習ったミシンの糸掛けなんて欠片も覚えてねえ。とりあえず「ボビン」という名称だけは脳内にしがみついています。あらかじめ付属DVDをリッピングして、いつでもスマホで再生できるようにしとこう。

※洋裁系は悲しいくらいにレディースや子ども服の本しかないので、デジタルコレクションで紳士用の型紙を検索した――はいいんですが、出てくるものがすべてスーツとかボタンシャツとかフォーマルなものばかりでげんなり。時代を考えると、そらそやね。しかしわしはゆったりした気楽な服が作りたいんじゃ。いまだ目を通していないながら、甚兵衛作りの本には期待しています。ルームウェアとしてよく着ます、甚兵衛。

※巻き結び練習しまーす宣言からどんだけ経つんだって話。結局あれから一度も練習せず。いつになったら結べるようになるん? まあフレーム結びはタッチングで出来るからいいんですけどね。錦で作る包みボタンを金や銀や絹糸でこんな風にアレンジしたら絶対映えるはず。

※しゃもじ師匠×ミミ師匠

ミス・シェパードをお手本に

 100円レンタルしていた「ミス・シェパードをお手本に」の期限が近付いていたので、インナーマッスルを鍛えるためにお腹をポコポコさせながら視聴。それにしても、登場人物の誰もミス・シェパードを人生のお手本にしているわけではないのに――どちらかというと反面教師――なぜこういう邦題になるのか理解に苦しみますが、私はこの手の作品を大好物としておりますので、内容に関しては徹頭徹尾楽しめました。それにしても意外にレビューの評価が低くて辛い。皆人生に対する悩みのない超絶ハッピー四歳児とかなの?

 マギー・スミス演じるマリア・シェパード(註・偽名)は、映画冒頭で起きる交通事故でパニックになって逃亡し、一時は精神科病棟に措置入院させられるほど精神状態が悪化するが、治療を拒み、脱走してバンをねぐらに路上での無軌道な生活を始める。元修道女見習いで、ピアノの才があり、フランス留学なども経験していながら、事故に対する罪悪感からすべてを投げ捨て、プライド高く「私は清潔」と言い張りながらも、洗濯も入浴もせず、悪臭にまみれてゴミの中で生活をし、周辺の住民から煙たがられたり、見下されたり、あるいは深く憂慮されたりしながら生きている。

 人生において何よりも大切なものを放棄したがゆえに生じる苦悩が描かれているが、基本的にコメディなので深刻な仕上がりではない。認知症の進む母に振り回されるとともに、自分の人生にも秘密を抱え、空想上の分身と生活しつつ、ミス・シェパードを見守り続ける劇作家のアランを軸に物語は進む。最後の瞬間を迎える前に福祉施設で入浴をし、ピアノに向かい、涙ながらに弾くミス・シェパードの姿には心打たれる。老いと秘密、生きがいや仕事について真剣に考えたことがない人は、さほど心を動かされないかも。

 主演のマギー・スミスは、言わずと知れたハリポタシリーズのマクゴナガル先生。小遣い稼ぎとしてミス・シェパードを定期的に恐喝する元警官を演じるのはジム・ブロードベンドで、こちらはハリポタで椅子に変身していたおじさん先生。ハグリットの好い人こと、マダム・マクシーム役のフランシス・デ・ラ・トゥーアも出演。ジェームズ・コーデンが1シーンだけ出てくるんですが、カメオ出演なんでしょうか。

リバウンド……だと……

 あれはそう、私がまだ稲刈り暮らしのタウエッティだった頃の話。作業中に低血糖にならないように、意識してカロリーを多めに摂取しておりまして、その影響か、1kgほどリバウンドしてしまいました。口惜しや。

 医療センター受診は今月末。まだ取り戻せる範囲なのですが、踏み台昇降は汗をかくまでやりたくない&出来るだけ長く続けたいため、一日10分程度と決めています。季節を問わず続けられるように、冷暖房がすぐ効くちんまい防音室で、インナーマッスルを鍛える系の運動でもしてみようかということで、括約筋を引き上げながらお腹を膨らませたり凹ませたりする筋トレ風運動を試してみることにしました。プライムビデオを観ながらやるで。夕食→犬の散歩→踏み台昇降→入浴→お腹ポコポコ→鹿島錦→読書→ストレッチ→就寝というルーティンに。

 ウェーブストレッチリングはストレッチポールより私には合っているようで、頚椎を痛めずに背中をほぐせて便利。何ならふくらはぎを伸ばすストレッチボードも要らないかも。もったいないから踏ん切りがつくまで捨てませんが。合皮が加水分解してきた古い背中用のストレッチャーは、ストレッチリングがあれば要らないため、明日の燃えるゴミに出します。合成樹脂製ではなく、本体は木のようなので無問題。

 ウェーブストレッチリング、現状木製と合成樹脂製を合わせて三つ持っていますけど、一生使えるのかなあ。念のためにもう一個か二個買って、一切紫外線の当たらない場所に置いておこうかなあ。

※ただの便秘説が浮上してまいりました。

もう簡単でいいんじゃない?

 祐徳神社の夏祭り用の提出物の件。検索をして、フリー素材として配布されている北斎の塗り絵を見つけたので、それをトレースして好きな色に彩色し、自作のへっぽこ短歌と一緒に画面に放り込んで、署名と落款で体裁を整えればいいのではないかということで解決しました。いいのもう枯れ木も山の賑わいで。木を隠すには森の中でごー。

 計画倒れに終わった自作塗り絵はGIMPなどでももちろん出来るのですけど、PIROT先輩の写真で塗り絵を作るサイトが簡単でした。でもここを使った場合、いちいちトレースするよりサイズ調整をして直接画用紙に印刷した方が早い気がします。考えてみたら提出物以外は和紙にこだわる必要なかったんねえ。

 こんな感じで加工されます。先に印刷だけしておいて、暇な時に塗り塗りすると楽しそう。

 それにしても買った和紙どうすんべ。一生ストラップを作り続けてもまだ余る。

※デッサンメタメタ族出身の私にとって、学生時代のデッサン講習会の批評はトラウマ。

※業務スーパーでお買い求めになられたやんごとなき冷凍グリンピースで豆ごはんをお炊きあそばしておられます。炊飯器様が。果たして味はいかに。昆布を入れるの面倒だったので味の素入れてもた。

いざ奥の院へ

 いや京都時代に叡電で何度通ったかわからない鞍馬寺の奥の院に比べれば――と軽い気持ちで祐徳稲荷でも挑戦して、最終的に太ももがそこはかとなく壊れる始末。なぜわざわざ観光客に混ざる形で登ったかといいますと

  1. これまで奥の院まで行ったことが一度もなかった
  2. トレス用の写真を撮りたかった

ってだけ。昔はライティングデスクと呼んでいたトレス台、今はLEDのおかげで随分と安くなりましたので、先日購入。モバイルバッテリで動作することも確認できましたので、さて、小技を駆使して夏祭りの絵でも描こうかいとGoogleフォトを確認して、よさげな写真がないかと探したのですが、祐徳稲荷関係はあまりない。画面のサイズがA3より小さいくらいで、その上さらに署名する部分も要るため、アウトラインをはっきりさせられ、ディティールを無視できそうなものが欲しいと思って、撮影へと向かったわけです。でもね、痩せても枯れても三大稲荷、どこ撮っても複雑なんだわ。途中から本来の目的を逸脱してただの観光になってしまった。

 汗をかきかき奥の院までたどり着いてからは、まず眼下の景色を堪能して、それから水分補給のために140円の青汁を自販機で購入。150円を入れたと思ってボタンを押してもぴーぴー言うだけで一向に買えず、なんじゃらほいと確認したら、50円玉2枚しか投入していなかったでござる。辛い。

 帰りに寄ったSeriaでは、酒精綿に加えて、顔料インクの筆ペンを新たにゲット。これで染料筆ペンと違って後塗りオッケーだぜ――と書きたいところですが、やはりどの写真も線描&手塗するには細かいですね。加工してアウトラインだけ確保し、トレースしてから着色したいのに。モチーフは何でもいいらしいので、別の写真から探すか。自分で撮影したへっぽこ写真を使うのは、著作権の都合です。以下、ギャラリー。

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桝やんけ( ゚Д゚)

 もう何年も前――何度使ったこの表現――中古で買ったイングリッシュ・クロマティック・コンサーティーナ。ベルトの位置がアレなのか、ちょっと練習するだけで親指が猛烈に痛くなって、全然上達しません。一回数分試したら一年近く放置というペースは我ながらありえん。もっとボタンが少なくて軽くて持ちやすい初心者フレンドリーな機種はないもんかのう、わしもたいがい歳じゃけえと検索をして見つけたのですが、一部の機種は蛇腹の模様が鹿島錦で言うところの桝。そういえば鹿島錦にも多分使えるフェアアイル模様を集めた本があるらしいのですが、古書価格がやたらと高い。ぷんすか案件。

※ホラー映画御用達のウォーターホーンも結構高い

※オーマーエーハーアーホーカーだけではないんですよ、ミュージック・ソー。

まさに理想

 十年前の動画であれですが。

※URLのkasimamenでおなじみのかしまいろオンラインの鹿島錦のページ、印鑑入れや名刺入れなどが追加されています。新作なのか旧作なのかわからぬままに。以前教室で織られているところを拝見した、懐かしい模様もあります。名刺入れはカード入れとしても使えますよ(=゚ω゚)ノ

JCBギフトカードを使いたかった

 筋肉痛もあったので、午前中請求書の作成をあらかた済ませて、昼から休んでゆめタウンに。母も夏用のサンダルを買いたいとのたまいましたので一緒に連れて。

私:バッグは持ったか( ゚Д゚)
母:車に乗せっぱ(´Д`)
私:念のために確認せい( ゚Д゚)
母:あるて言うよる(´Д`)
私:確認せい( ゚Д゚)
母:なかった(´Д`)

という謎のやり取りの後、バッグを取りに戻ってそのまま車を進めたのですが、あろうことか今度は私が途中から嬉野方面に行く道を走ってしまい、引き返すのも面倒なのでそのまま業務スーパーへ。実は昨日も買い物をしたので二日連続と相成りました。白だしやごま油、冷凍野菜などを買って保冷バッグに入れたまま、今度こそと一路ゆめタウンに向かい、洋服売り場を物色したものの、買いたいと思える服が見当たらない。メンズ服はなんであんなに地味なのでしょう。イライラする。私だって何もどでかい花柄の服をこれ見よがしに着たいわけではなくて、シンプルだけど清々しい色のシャツなどが買いたいわけですよ。でもねえんだわ。悲しいくらいにねえんだわ。

 仕方ないのでおにうのおパンツ(ボクブリ)を数枚買ってギフトカードを消費。その後1Fのベスト電器で、2in1のノートPCにぶっ挿すための256GBのマイクロSDを調達。ゆめタウンに入った時点で別行動をとった母は靴売り場が2Fにあると勘違いして、延々さまよったそうな。最初店員が見つからず、その辺を歩いているお兄ちゃんに訊いたら、2Fの専門店か何かを教えられたらしく、買い物を終えて靴売り場で母の姿を探す私に電話を掛けてきて「靴屋つぶれとるー」とか言い出したので「1Fや( ゚Д゚)」と説教をした次第。何を考え以下略。

 明日の天気次第では、育てたゴーヤやキュウリなどの苗を植えます。暑ければ夕方にでも。

※自動製氷機を掃除。うちのはパーツに分解できない作りなので、タンク部分はついでに洗いたかったマグボトルと一緒に発泡性の部分入歯洗浄剤で浸け置き。冷蔵庫の内部は手の出しようがないため、クエン酸と食様色素を溶かした水をまず凍らせて掃除することに。先日動画で観た手法。

読書って習慣なんだわ

 そんなことをつぶやきながら、スマホを替えてからめっきり使わなくなったipodtouchを寝ながらダラダラ読み専用機とすることが確定いたしました。もともと何時間も待たされる嬉野医療センターで時間をつぶすために半七捕り物帖を読むくらいの用途でしか使っていなくて、普段は通電すらしていないため、充電も半年に一回くらい。なんぼなんでもipodtouchさんがお気の毒ということで、遅ればせながら。今数十年ぶりにミヒャエル・エンデを読んでいます。もっとも取り組んでいるモモは初読。そういえばジム・ボタンも原作はエンデでしたね。

 ストレッチ前にタイマーを掛けて30分だけ読むとか、今はその程度でいいかな。自炊したPDFはさすがにあの小さな画面では読めませんけども、テキスト系のkindle本なら充分いける。なお表示モードは弱視にしています。おかげさまで読みやすいよう。

 そういえば、昨日病院の後&田植の前に再度鹿島の図書館に出向いて、高齢者の方に読んでもらう本をいただいてきたんですけど、司書さんに「あんた火曜日も来たやないの!!」と佐賀の銘木クスノキの棍棒でしたたか殴られないよう、眼鏡をはずしてプチ変装していざ――と深謀遠慮で臨んだというのに、目が悪すぎるせいで裸眼だと全然タイトル把握できねえ。仕方なくカウンターからは死角になる位置で改めて眼鏡を取り出して、ご利用者様向けの本以外にも、前回は並べられていなかったル=グウィンの本の下巻を無事ゲット。あとは統計学の入門書と、「ネイチュア・フィーリング―からだの不自由な人たちとの自然観察」など。どうも貸し出し履歴がまったくない、あるいは極端に少ない物を優先的に除籍しているようですね。しゃあないか。

※今はなき、レジが二つしかなかった町内のスーパーで、お一人様一パック限りの卵を何度も買っていたおばちゃんが注意されて「あんた達が一人一パックとか言うけんが、こっちが何回でん並ばんといかんとたいね!!」と逆切れした逸話を思い出してしまった。おっしゃる通り。ちなみに今回は初日以外は冊数制限はなかったんですが、やはり原資は鹿島市の税金。一度に大量に持ち帰るのはねえ。

※鹿島市の文化祭と無料配布が重なった時、もう何年かお会いできていないKさんが、曼荼羅が描かれたインド美術系の本をもらっていらしたのが印象深い。