首が回らなくなった件

 手元不如意とかそういう意味ではなく、物理的に。寝違えたのか昨夜ストレッチで張り切り過ぎたか。

 Xでまた佐賀錦が話題になっておりますが、あまり嬉しくない内容。プチ論争に巻き込まれた感じ。

 皇室がいわゆる手織りの本物の佐賀錦の製品を外国要人にプレゼントするのは慣習みたいなもので、昔からやられていること。昭和天皇の外遊録にも訪問先にて佐賀錦が贈られたという内容の記述が確認できます。

①鹿島鍋島家が発案し鍋島各藩で伝えられた日本独自の織物
②技術を伝えた大名家が皇室に縁が深い
③見た目がキンキラで高級感が伝わりやすい

 という流れがあるからではないかと勝手に解釈。現皇太后と現皇后両陛下のご先祖の御縁もあるんでしょう、多分。

 それにしても、佐賀錦を鍋島段通や鍋島更紗と混同して紹介してある本がデジコレに見られるのは何なのでしょう。意味が解らん。

タケカワユキヒデ作曲だとぅ

 ザ・タイガースの人だったんですね、歌われていたのは。ン十年越しの知識補完。世代でないのでジュリーと岸部兄弟しか知らんかったよ。経歴を調べれば調べるほど芸能界の闇を感じて恐怖のズンドコ。

今日の私は一味違う

 なんだこれ眩暈が止まらねえ(´Д`)

 午睡後起き上がった瞬間あやうく転倒しそうになり、その後も気を付けながら移動しているのに肩や足をあちこちにぶつけております。何だろう。ごくごく軽い熱中症でしょうか。まだちょっと移動が危うい。

 それはそれとして、こちらも由々しき事態だと思うのですが、先日見かけたとんでもない誤用にも眩暈を覚えている次第。だらだら観ていたYoutubeのショート動画で、「アニメ化不可避」なんて出て来たもんだから、またぞろ人気漫画が出てきたかと思ったら、構成上アニメ化が難しい漫画が紹介されていたという。

 不可避=不可能という誤用らしいよ。衝撃で今年いっぱい仕事をサボりたくなったよわしは。

 先ほども「あらがう」と「あがなう」を間違えている記事を見かけたし、昭和の頃から間違えられ通しの「おざなり」と「なおざり」はもう殿堂入りでしようね。本来ゆっくりとした動作を示すはずの「やおら&おもむろに」は真逆の意味で定着して「とっさ&だしぬけに」を駆逐してしまった。独壇場もそもそもは独擅場(どくせんじょう)の誤字らしいよ。

 一姫二太郎は、長子が女で第二子が男だと育てやすいという意味でしたが、これも最近は女の子一人男の子二人という意味で使う人が増えましたね。たまに逆手にとって誤用の方をネタにする人も。

 何でこんなことをだらだらと書いているかというとですね、先日私もとんでもない誤変換を放置していたことに気付いたからですよ。恥ずかしすぎるから詳細は秘密。

 秘密。

佐賀組錦……だとぅ……

 資料室の整理は続いております。いつ終わるかはわかりません。

 命燃え尽きる日まで。( ✧Д✧) カッ!!

 今しがた日本美術協会報告を読んでいて気づいたんですが、相良好子刀自の出品作、「佐賀錦」ではなく「佐賀組錦」とされていますね。組錦は佐賀錦・鹿島錦の旧来の名称の一つ。もしかしたらここから転訛して佐賀錦と表示されるようになったのかもしれないと思ってみたり思わなかったり思わせぶりに上目遣いで呟いてみたり。

 呼び名マチマチの並木さん問題に関しては、文政武鑑or文化武鑑によると、「並木多仲」が正しい表記の模様。養父の並木六郎右門とともに鹿島鍋島家用人として記載されています。多分確定。もしかしたら多十は雅号のようなものかも。

 パパ鈴田著の染織の旅、やっぱり面白いですねい。

袴田さん無罪

 世の中にどれだけ冤罪があるのか知りませんが、犯人ではない人を罪に問うたということは、犯人が捕まっていない=未解決事件ということ。

 次の再審無罪は狭山事件であってほしい。

本州尊九州卑はやめれ

 お願いだから自分の中の九州のイメージを無自覚に投影せんといて。イライラするから。ミソジニーもいればフェミニストもいるという点では、どこもいうほど違わないと思うよ。

 せめて私だけでもレッツら九州尊ということで、今日特急かささぎで久しぶりにお出かけをしたのですけど、わざわざ事前に座席指定をしていたのに、あろうことか座る場所を間違えて赤っ恥かいたんだわ。辛い。それも、車両内で偶然遭遇した保存会の有能会員Iさんの眼前で。ああ、恥ずかしい。3Aだと思いこんで座っていた場所が2Aだっただなんて。仕方がないので今日という日は無かったことにいたします。人生から即削除。今年がうるう年で良かった。一日削っても365日になるから万々歳さね。

 くだんのIさんがラインに流してくださった情報によると、スタバ併設という実験的な試みででひところ全国的に話題になった武雄市立図書館でも、10/1から鹿島錦が展示されるそうです。今回は販売は無くて展示だけだそうな。10月は友達と武雄の店でパスタをしばく約束をしておりますから、その日に時間があれば寄ってみようかな。どうせゆめタウンのミスドにも寄るだろうし、不注意な私は五年以上気付かないままでいましたけど、武雄図書館ってゆめタウン武雄の向かい側ですもんね。なおスタバは注文の仕方がわからないから行かない。これ以上恥をかいたら私の心は千々に砕けてしまうわな。エスプレッソなら自分の家で好きなだけ淹れられるからよし。電動ミルと直火式のエスプレッソメーカーは毎冬大活躍さ。

資料室のページを整理するよ

 これまでテーブルタグをわざわざカスタムHTMLブロックに入れてちまちま編集していたんですが、面倒くさくなったので、機械的に羅列するだけにします。西陣で佐賀錦が織られるようになった経緯を書いた本も見つけたので、それらも追加予定。そもそもは「モール錦」と言われていたらしいです。

 調べれば調べるほどいろいろ新しい情報にたどり着けて面白い。

※軽い気持ちで始めたのに、ただいま猛烈な吐き気に襲われています。気長にやるか。

何このバーサーカー

 デジコレで見つけた、私の中ではドラマ西遊記のお釈迦様こと高峰秀子氏のエッセイを読んで衝撃を受けました。梅原龍三郎の妻の艶子の言葉だそうです。艶子、恐ろしい子。ふふふで衝撃を希釈できはしねえんだわ。

高峰秀子 著『私の梅原竜三郎』,潮出版社,1987.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12426318 (参照 2024-09-24)より引用

「手仕事百態」には誤解されそうな写真も。普段はこんな狭い幅では織らんよ。すこぶる織りづらそう。余り経紙問題は織り手の頭を常に悩ませます。

加藤秀俊 文 ほか『手仕事百態』,淡交新社,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2513704 (参照 2024-09-24)より引用

「佐賀錦」「鹿島錦」に言及している本がデジコレさんに追加されるペースに、紹介が追い付かない。動画ばっかり漁っているからでしょうね。「ふるさと自慢 : この人この一品」244ページには、鹿島錦を織る鹿島錦保存会員の写真もありました。私も名前だけしか存じ上げない保存会設立当時の会員さんがお一人、どでーんと撮影されています。デジコレの個人送信用アカウントは、身分証が必要とはいえ無料なので、是非登録すべし。

 ブクマの海に沈んでしまったため、今紹介まではしないにしても、他の本には鍋島政子刀自が実際に織られている写真もありました。案の定紙縒りユーザー。鹿島錦はいつ脱紙縒りを果たしたんだろう。

昨日オープンしたんね

 祐徳稲荷奥の院の休憩所、昨日がグランドオープンだったそうです。ROM専(死語)と化しているインスタからの情報。もーはよいうてよー。特別に車ですいすいすーで裏まで行けたらしい内覧会からこちら、ずっとどうなったかやきもきしてたやないのー。

 精力的に活動している側の鹿島錦保存会の会員が丹精込めて織った錦がインテリアに使用されていますので、お立ち寄りのさいは是非ご鑑賞ください。惰性的に続けている側の私も涼しくなったら出かける予定。暑いうちはいや。絶対いや。

※やることが山積しているから鹿島錦だけに時間を割くのは難しいとあれほど!!

※そういえばこの間の一之輔師匠の独演会、鹿島錦に関しては一切言及がなかったですね。さん喬師匠は触れてくださったのによう。