栄一を求めて

 何度やってもATMからは諭吉しか出て来なくて悲しみのズンドコ。もう新札発行から一週間ですよ。いまだに一枚も拝んどらんわ。栄一(´;ω;`)ブワッ

 嬉野医療センターの駐車場で確認した限りでは、Youtubeの半七捕り物帳の朗読に関しては、4倍速だと黙読より遅く、5倍速だと時々ついていけませんでした。私の手持ちの電子書籍の場合、通常の書籍版では欠落した部分も補ってあるらしく、その部分が朗読に含まれていなかったりするんですよ。それもあって、数行分音がすっ飛んで、どこを読んでいるのかわからなくなる。まず完全に聴き取りに合わせた黙読が可能となる4倍より若干早い、4.5倍程度で様子見します。以前Audibleに登録していた時に、当時のシステムであるコインで永年購入してダウンロードしていた朗読音声の中から、宮沢賢治全集と山本周五郎の長編時代小説さぶ、それから与謝野晶子訳源氏物語を倍速変換して音声データを作り、電子書籍を読みながら速聴に取り組むことに。芥川龍之介は音だけ早くして耳を慣らす用。かかってこいカンダタ。待ってろ杜子春。芥川に関しては、持っている電子書籍に収録されている作品のすべてが網羅されているわけではないので、スキップ作業が面倒くさいわけ。宮沢賢治の方はメインの童話だけを抜き出した作品集があったので、それに合わせて音声ファイルの方のタグを編集すれば解決。他に速読アプリもインストールしていますから、そちらで時々読書スピードの確認などします。

 昔買った音声ファイルの速度変換ソフトを使えば、手持ちの音源であればわ0.7倍から+0.1倍刻みで12倍速まで速度変換可能。もちろん2倍にして保存したファイルをさらに12倍にして24倍速にしたりなども出来ますが、そすがにそのスピードだと一切聴き取れず。せめて10倍速くらいのスピードで黙読できるようになれれば御の字。継続しないとすぐ読書スピードが低下するらしいですから、これも運動やストレッチと同じで長く続ける所存。

 これから踏み台昇降をして、入浴後、糸掛け用に鹿子市松の目を拾います。さくらほりくきりのしおりの材料も届いたらしいので、次回の教室の日に消耗品の買い出しついでにエイブルに寄る予定。お金はすぐに払っとかないとね。

 

デジタルデトックスしていました

 数日希死念慮がすごかったので、プチデジタルデトックス。まあ早い話がスマホを放置していたわけですよ。普段関わる人ほとんどとPCや対面でやりとりしている関係で、何の不都合もなかった。固定電話もありますし。

 編物効果もあり、だいぶ精神的にも落ち着いたということで、今朝スマホを手にして通知を確認したら、おー、ここだけの話本当の正体はエスピオナージの鹿島錦保存会(嘘)にいつもいち早く情報を伝えてくださるエージェントKさんからのお知らせが。なんでも今夏SAGAMADOで鹿島フェアなるものが開催されるそうな。今年はまだフリー担当の人たちが出ずっぱりになる日はなかったはずですけど、いよいよか、いよいよなのか。センチメンタルなジャーニーになりそう。もっとも実演が必要かどうか定かではないです。相応の期間があるようですし、もし誰かが出ないといけないとなったら、全会員で交代制になるかもしれない。おチラシさんに書かれた以上の詳細はわからんちん。

 東津商店さんのラテといちごさんバウムで茶しばきたいお年頃。

※今日はこれから受診の送迎で医療センターにいってきます。午後から自分の眼科受診。35割銀用の図案は、どうせ糸を掛けるということで、鹿子市松にしました。木目込みに合う模様なのかは不明。

ウリ坊( ゚Д゚)

 今日は山手の方に行ってみようかいと、ノミ・ダニ予防の薬用リキッドを「スキあり!!」と背中に一文字に垂らしたりなどしながら、犬達と散歩。えっちらおっちら坂を登って、ちょうどうちの果樹園のあたりまで来た時に、少し離れた場所から「ヴォン」という鳴き声が致しまして。すわ別の犬、それも大型犬でもいたかと思って慌てて声のした方を見たら、道を挟んだ向こう側のミカン畑にトテトテ走るウリ坊が一匹。子育て中のイノシシは怖いということで、母イノシシが出てくる前に一目散に逃げだした次第。

 イノシシを見るのは人生二度目。ウリ坊だけなら可愛いにしても、あまり遭遇はしたくない。

※うちの犬達は散歩中の気もそぞろの時にこっそりやらないと、薬用リキッドを背中に垂らさせてはくれんのよ。「お菓子? 何? お菓子くれるの?」とすぐに邪魔してくる。

※おぐらさん用のノミ予防首輪も買ってこなければ。明日の宿題。

マクラメ再開

 この間マスク紐を作りなおしたくらいで、長いこと取り組んでいないマクラメ。鹿島錦の包みボタンと金糸と貴和製作所の貴和クリスタル/クリスタルヴィトラルライト(覚えられん)を組み合わせて文化祭前に何か作りたいようということで、再開することに。とりあえずフェリシモさんにミシンとマクラメのキットを追加注文するんだわ。

 かぎ針編みは、きほんのきのところで止まっています。何ならきの字の一画目。何しろ時間が確保できない。でもテキストと材料の整理はしているので、いつでも再開できます。

全文検索対象外の資料があるなんて……

 電話と書類待ちの間にちょちょいとデジコレさんで検索をしたんですが、全文検索対象外の資料だと、検索結果にそのまま表示されないんですね。ログインすれば利用可の「日本の伝統工芸11(https://dl.ndl.go.jp/pid/12424373)」P80~P82、コマでは43~44に佐賀錦に関する説明がありました。1984年の本なので、鹿島錦保存会への言及も。

 まだまだいろいろ発掘できそうな予感。

※さすがになかった。

 

 

頭に喝を入れましょう

 もう長いこと小説の類が読めていません。二十年くらい。どんどんおバカになりつつあるような気がするので、かろうじて(ド暇な時に)読めていた岡本綺堂の半七捕り物帳で、速聴速読訓練を行って、脳の活力を取り戻す試み。単に朗読音声を倍速再生しながらそれに合わせて文字を追うってだけのシンプルな方法ですけどね。読書速度を測ってみたら、学生時代の足元にも及ばないほどの激遅ぶりが判明し、悲しみのズンドコ。

 動画の倍速再生に関しては、皆大好き純正アプリでは2倍速までが限界ですが、サードパーティ製のアプリとかだと4倍速までいけるらしいよ。調べてみたらChromeの拡張機能のYouTube turbo buttonなら10倍速まで対応らしい。Firefoxにもあったけど、セキュリティ警告が表示されている( ゚Д゚)

 演劇人による朗読動画、助かるー。

※半七捕り物帳以外は、剣客商売や御宿かわせみ、宮部みゆきの時代物とか。十二国記も読んだか。別に死ぬまでに読まなきゃいけない本があるってことでもないので、別にいいかとも思うんですが、まあ、脳機能の維持を目的に試してみます。そういえば、「女来也」という時代長編の中で佐賀錦の紙入れを登場させたこともある吉川英治の短編、「鍋島甲斐守」の主人公鍋島直孝は、鹿島鍋島家の分家の当主だそうです。北町奉行を務めたので、当然旗本。禄高5,000石とのこと。それにしても鹿島鍋島家の系図は養子養子でわけわからん。とりあえずバナナさんの養父の伯父ということで。

※速読も速聴もこれまで何度も取り組んでは挫折。今回はスピードアップが目的ではないのでだらだらとやります。

拾って織りたい気持ちはやまやまながら

 まあ気持ちだけということにして心の整理をもくろむ五十の夏。

 今から仕事で憂鬱。今日の夕方以降のノルマは

①草むしりと水やり&雑草の中からレスキューした花や青紫蘇の植え替え
②ストレッチ編み十段以上
③糸掛け用のヒノキ棒カット(40cm)
④犬の散歩後に踏み台昇降とスクワット運動
⑤ストレッチとマッサージガンでメンテ
⑥就寝時に簡単な瞑想

――ということで。35割銀用の図案は昼休みに選びます。シンプルな図案で花菱ショックを癒したい。

 それにしても、鹿島錦や佐賀錦を続けるか続けないかの分水領って何なんでしょうね。飽きっぽい上、杜撰でがさつな性格の私が、なぜ早々に退会せずに続けていられるのかさっぱりわからない。まあ分水嶺は不明でも、試金石になるものはわかります。基礎織の時点で、自分の織り台とにらめっこするばかりで、他の人の織り方や錦に一切興味を示さない人は、100%辞めます。煮詰まるか飽きるかするんでしょう、きっと。

※佐賀錦振興協議会の方と以前お話した時に「せっかく始めても辞める人が多かとよー」とおっしゃっていたので、どこもそんな変わらないのかなあ。鹿島錦保存会はただいまメンズ3人体制――一人は休会中ですがあえて――ですので、そろそろメンズによる会乗っ取り計画を始動しないといけません。乗っ取りに成功したら初心者教室を火曜日にして研究科を木曜日にしてやる。

※乗っ取りと言えば「ねずみ」。名匠左甚五郎の出てくる噺の一つです。他は「竹の水仙」とか「三井の大黒」とか。

妊娠とか出産って、今でも命懸けだと思っていました

 そんなぽんぽん産めよ増やせよ言うてもよう。産んでない人間は反省しろとか暴言吐かれてもよう。産んだ後育て上げるのも心底大変だろうしよう。与党&元与党の野党党員は、プラザ合意のやらかしと、その後数回訪れた就職氷河期の無策ぶりに対してまず猛省してから言えよう。独身の私が書いても説得力はないにしても書かざるを得ない。積極的に子どもを産んで育てたくなるような、花も実もある社会をまず作らんかい。順番が逆。求める前に与えんさい。さすれば道は拓かれん。多分。

 愚痴はさておき、今日は織る日ではない気がそこはかとなくいたしましたので、久しぶりに編み物を。相変わらずのストレッチ編み。春先まで編みかけて放置していたもの編み終えて、新しい段染め糸に取り掛かりました。冬までにセーターとベストをせめて一着ずつは作っておきたい。機械編みでも50目くらいのユニットをたくさん編んでおこうかな。かぎ針でとじはぎして大きなものが作れるように。それくらいなら今の私にも出来るでしょう。ミシンはいまだに放置中。夕方はせっせと職場の草むしりにいそしんだり、後何年生きてくれるかわからない犬達と戯れたり、ここぞとばかりにおぐらさんに命を狙われたり、実際やること多すぎんだわ。

 咳もだいぶ落ち着いてきたということで、先ほど入浴の前に、実に一ヵ月ぶりとなる20分以上の踏み台昇降にも挑戦。久しぶりなのでさすがに汗も相当かいたししんどかったですが、なんとかノルマクリア。今から椅子に座ったまま出来る簡単なストレッチをYoutubeで検索して、いくつか候補を見つけたらそれぞれ一回ずつ試します。

 五十過ぎたらダラダラしている暇はないんだわ。明日死ぬかもしれないと、毎日考えながら生きていきたい。長く生きられたとしても、出来るだけ体力と気力を維持して、若い世代の負担にならないように努めるのが、独身者の義務なのです。少なくとも私はほいほい産めとか言わんでよ。

やはり「あぐり」なんですよねえ

織物染色辞典刊行会 編『織物染色辞典』,専門図書,1953 3刷. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2474917 (参照 2024-07-08)より引用

※1976年の「佐賀県史蹟名称天然記念物調査報告下巻」の529ページに、「佐賀錦製作所専務取締役をしておられる」という文章発見。何それ気になる。

※昭和3年の「日本織物総覧」、鍋島緞通のことを「一名佐賀錦と呼びたり」などと紹介していてひどい。

※こっちの方がひどかった。

『実業の世界』11(9),実業之世界社,1914-05-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/10292891 (参照 2024-07-08)より引用

今年はほとんど種をまかず

 こぼれ種から成長したお子らを大切に育てています。朝顔はずいぶん前から花を咲かせてくれていましたが、ながなが放置。反省しつつ今日久しぶりに水盤にして、職場の玄関に飾ってみました。やはり人生には余裕が必要だ。なおスマホを忘れたので写真はなし。

 余裕と言えば糸の渡しですよ。鹿島錦を始めたばかりの頃教わった方法は二種類。当時副代表をお務めでいらしたY先生流とMさん流。Y先生流は、普通に山を作る、ただし頂点を尖らせること敵を認識したミジンコのごとくでしたが、Mさん流はちょっと独特。すでに退会されましたので詳細をお訊ねすることはかないませんけれど――

①目を拾って糸を渡す
②その目のままゆとりを入れて、軽く抑える
③次の目を拾って、その目で②の状態の糸を押さえる

 という感じで、手法としては佐賀錦振興協議会さんや東京の佐賀錦のやり方に近い。Mさんご自身が同じやり方で織られていたかどうかは不明。余談ですが、先日買い物中にお見掛けした限りは、お元気そうでした。

 いろんな人からいろんな情報をもらってたどり着いた答えは、とどのつまり十人十色。個々人の体の癖や力加減、道具の様態などさまざまな因子がからみあっていて、ある人の方法では問題ないのに別の人が同じことをやると収拾がつかなくなるケースもあるので、まあ織って自分に合った方法を模索するしかないのかなと。

 鹿島錦は平の目で押さえるのが基本と言われます。しかーし、それが果たして創案者の柏岡の方の頃から連綿と続く教えなのか、そのあたり調べようがないのが困ります。

※佐賀錦製織法(大正9年)によると、通した後トントンとヘラで整えた後、次の目を拾っても押さえないらしいです。二段目以降も同じ。それでもいいんだ。

東京婦女会 編『佐賀錦製織法 : 美術工芸』,東京婦女会,大正9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1182692 (参照 2024-07-08)より引用。