レシピ本にご立腹

 自分で買ってスキャンしておいてなんですが、シェフ直伝系の本のレシピの材料の多さや手間暇のかかりようときたら。家庭料理でそんなちまちまあれを入れこれを足しなんてやっていられるか!! と、ひとしきりご立腹。バルサミコ酢なんて町内に売っとりょんわ。腹が立ちすぎて最前から日本語があやしくなっておりまりぬ。まあ、百歩譲って受け止めれば、だからこそ名高いシェフの料理って評判がいいんでしょうけどね。こちとら魚介類で有名な海のすぐ近くに住んでいて、しかも食肉産業もそこそこ盛ん。野菜に関しても新鮮なものがたくさん手に入るわけですから、そんな七面倒くさいこたあしなくていいんだよと言い張り、シンプルなレシピ本ばかりを選んで外付けHDDからPC内部に移動しております。手順が面倒くさい料理なんて家ではそうそう作らないって。だいたい胃の中に入れば同――

 反面、手芸本は何冊あっても困らない。今日も今日とて図書館で八冊借りてきました。

【美しいフェルトでつくる 宮田麻貴子】

 素材面で鹿島錦との相関性はさほどなく、技法の流用は難しそうですが、花巾着などのアイデアが面白い。

【リメイクニット 文化出版局】

 着なくなったニットを洗濯して縮ませ、フェルト化した上でバッグを作る手順を解説した、衝撃の問題作。

【布とひもの手芸レクリエーション 佐々木隆志監修 工房GEN著】

 高齢者向けのクラフト作品集。布を巻くだけのブローチをはじめ、端切れですぐ作れそうなものも。

【リサイクル楽器を楽しもう 上畑美佐江作】

 平織りでお子らの楽器工作が出来ないかと思って借りてみた。

【よりひも手芸 株式会社パッチワーク通信社】

 マクラメの本だと思って借りたら、あにはからんや、オリムパスの糸より機を使った手芸本で驚いた。糸より機なら持っとるがな。むしろ持て余しとるがな。ただでさえよりが強くて絡まりやすい鹿島錦用の糸をさらによるのは危険な香りしかしませんが、オークションで買った絹糸ならいけるかも。

【はじめてでもかんたん! キャンバス手芸 朝日新聞出版】

 どうにもバッグが作りたくってよう。あと、触り心地が好きになれず、編む気になれない毛糸の処理にもいいかと思って。これに関しては鹿島錦と組み合わせる気はいっさいなし。

【素材いろいろ手作りのかご 雄鶏社】

 どうにもバッ――

【おばあちゃまのすてきな手芸】

 最近の若いもんときたらー(´・ω・`)とつぶやきながら作る試み。陶芸紙や平織りの折り紙で作りたいものが目白押し。マダム手芸(またの名をおかんアート)御用達の牛乳パックも大活躍。高齢者向けだからか解説が丁寧なのは〇。発泡スチロールで小さな木目込みまりを大量に作って餅花飾りにすれば綺麗かも。Google先生ですら混同するほど、デザイン面で鹿島錦とは親戚関係にある畳のヘリテープを使ったバッグも。