空前絶後の暴論に震えた

 ええと、「ジャニー喜多川の問題があるのにLGBTを擁護するのは、泥棒が悪いと知っていても泥棒にも権利があるはずと擁護するのと同じ」――だそうです。これって「男は全員佐川一政で、女は皆角田美代子」って言い切るのと同じくらいの超絶的に飛躍した論理なんですけど、主張している当人は微塵も気づいていないのかなあ。これでプロの物書きを名乗るとは片腹痛い。多分、ストローを通して息を吹き続けたら、その推進力で人は誰でも宇宙に行けると信じているに違いない。

 田原総一朗がかつて朝生で放った天下無敵の八文字熟語「言語明瞭意味不明」って、こういう時に使う言葉なのだと思います。私も朝から衝撃を受けて動揺のズンドコ。

 まあ、ジャニーズ問題に関しては、片方他界しているとはいえ加害者被害者双方いるので、示談を含めて法的にもきっちりけりをつけるのが筋だとは思いますが、どうも被害を受けた側の中に、一連の行為を「貧困から脱却するための通過儀礼」として認識している人がいるようで、そのせいでややこしくなっている模様。成功者としてのイメージしかないタレント達の中にも、トシちゃんや中居君を始め、貧しい生活に嫌気がさしてデビューしたという人もいるようだし、児童虐待としてだけではなく、貧困問題も視野に入れて理解を深める必要がありそう。それにしても、良くも悪くも彼らにとってはカリスマなのですね。私の中では「You」を連発するただの変なおじさんという認識でした。

 そもそも糾弾するなら北公次の時にやっとけって話。

※ガタリンピック再開祝。こういうほっこりする話題で人生を満たしたい。

※ああ面倒と思いながら父の日の手配。母の日は鹿島錦でごまかせますけど、父の日はいかんともしがたい。