いざ奥の院へ

 いや京都時代に叡電で何度通ったかわからない鞍馬寺の奥の院に比べれば――と軽い気持ちで祐徳稲荷でも挑戦して、最終的に太ももがそこはかとなく壊れる始末。なぜわざわざ観光客に混ざる形で登ったかといいますと

  1. これまで奥の院まで行ったことが一度もなかった
  2. トレス用の写真を撮りたかった

ってだけ。昔はライティングデスクと呼んでいたトレス台、今はLEDのおかげで随分と安くなりましたので、先日購入。モバイルバッテリで動作することも確認できましたので、さて、小技を駆使して夏祭りの絵でも描こうかいとGoogleフォトを確認して、よさげな写真がないかと探したのですが、祐徳稲荷関係はあまりない。画面のサイズがA3より小さいくらいで、その上さらに署名する部分も要るため、アウトラインをはっきりさせられ、ディティールを無視できそうなものが欲しいと思って、撮影へと向かったわけです。でもね、痩せても枯れても三大稲荷、どこ撮っても複雑なんだわ。途中から本来の目的を逸脱してただの観光になってしまった。

 汗をかきかき奥の院までたどり着いてからは、まず眼下の景色を堪能して、それから水分補給のために140円の青汁を自販機で購入。150円を入れたと思ってボタンを押してもぴーぴー言うだけで一向に買えず、なんじゃらほいと確認したら、50円玉2枚しか投入していなかったでござる。辛い。

 帰りに寄ったSeriaでは、酒精綿に加えて、顔料インクの筆ペンを新たにゲット。これで染料筆ペンと違って後塗りオッケーだぜ――と書きたいところですが、やはりどの写真も線描&手塗するには細かいですね。加工してアウトラインだけ確保し、トレースしてから着色したいのに。モチーフは何でもいいらしいので、別の写真から探すか。自分で撮影したへっぽこ写真を使うのは、著作権の都合です。以下、ギャラリー。