前作の「風立ちぬ」は一応映画館で観ました。シベリアというお菓子が存在することを知ることが出来て良かったな以上の感想はなし。いっそ二時間シベリアにフォーカスした映画を作ってほしかった。
プロの声優を使わなくなってから棒読み大根キャラが増えたし、興味はほとんど無くなりましたので、駿はもう観なくていいかな。今となっては高畑勲派。だいたい今の駿は偏屈が過ぎる。VHSで借りたラピュタを返却までに何度も観直した頃が懐かしい。
社長の鈴木氏に関しても、過去のインタビューで「こんなに美しい日本という国をいったい誰が攻撃するんですか」と言い切っていた件で、この人ってこの程度だったんだと心底呆れた想い出。暴力というのは常に残酷で衝動的。そこに美醜という価値観の存在する余地はない。綺麗だろうがそうでなかろうが、攻撃される時はされる。そういうもの。
そんなことより今の私の最大の懸案は、きのこの山の値上げの件。食事制限を続けているためいまだがつがつ食べられないとはいえ、いつかは登ろうエベレスト的な意味合いで、いつかは食べようきのこの山と歯を食いしばっているというのに、その決意に水をさすことをしやがって。製造元の明治製菓には、いっそたけのこの里を倍の値段にして、きのこは据え置きにしてはどうかという提案をしたい。
いかがなものか。え、いかがか。
※海軍将校だった純血系うどん県民の祖父が亡くなってからの祖母たちの苦労を思うと、駿の「海軍はつながりが強いので死んだ仲間の家族を見捨てない。だからほたるの墓のような苦労はありえない」という発言は、許容できない。くわえて親子の確執でル=グウィンの世界観を台無しにしたのもいかがなものかと。
※汗をかきながらたこ焼きを焼く人に「プロのくせに汗をかきながらたこ焼きを作るなんて。プロなら涼しい顔で焼くべき」とクレームを入れた客がいたとか。タコ焼きに汗が落ちなければ別にいいじゃん。あなたこそ客失格と思う一方、背景を一切斟酌出来ない表現に、ASDの片鱗が垣間見えるような。