懐かしの

 以前、陶芸紙(陶紙)を使って作った鶴たちのかごめかごめ。焼成前です。乾燥後にさや鉢に入れ、形が崩れないようにパウダー状の保持剤で保護して1200度くらいで焼いて、その後低温釉を掛けて再度800度くらいで焼いて仕上げます。作ったのはもう七年以上前になるんね。鶴のわらべ歌シリーズ、また作ってみようかな。

 

※以前おりがみ陶芸センターのきよ先生から、「長崎の人は皆折り鶴が折れるけど、佐賀の人は折れる人と折れない人に分かれる」と聴いて、さもありなんと思った次第。私が子どもの頃も、原爆の日だから鶴を折りましょうというようなことは、ただの一度もなかったです。千羽鶴を折ったのは、クラスメイトが長期入院した時くらい。長崎県内だけでは医療資源が追い付かず、負傷者が治療と休息のために鹿島をはじめ県内に次々に運び込まれたという背景もありますし、決して無縁というわけではなかったのに。

※保持剤を使わずに焼く方法も考案されていますが、詳細は不明。なんの考えもなしに保持剤を使わずに焼くと、いきおいぐでーんとした夏バテ鶴になります。そのせいで「綺麗に焼けないからインチキ」と言われることもあるらしいよ。そんな難癖つけられてもよう。蛇足ながら、小さい陶芸紙で作れるうさぎの箸置きは可愛いと思うんですけれど、誰も作りたいって言ってくれなかったので、悲しみのズンドコ。