10cmで良かった

 10cm織れば印鑑入れが出来るけん我慢して織らんばよーと、鹿島錦を始めたばかりの頃よく言われました。私の場合はちんまいちんまい小物が出来れば満足なので、下手したら2cmくらいで放棄することも。いかんよね。わかっています。わかっちゃいるんだけどどうしてもよう。

 今日はこれから久しぶりに織り台に向かいます。えらい。今月中に仕上げないといけないことがいくつもあって気が気ではないのですが、こうまで織らずにいると、大先生との約束を反故にしてしまったような気になって悲しみのズンドコ。お盆も近いし、鬼の形相で夢枕に立たれる前に言い訳程度にでも織ろうかという算段。もっとも、表題の10cmで良かったというのは、鹿島錦の話じゃあないんだわ。何かといえば踏み台昇降の高さの話。

 実は五十肩になって以来日課がぐちゃぐちゃになっていて、途中ジャンプダイエットを取り入れたりおぐらさんに邪魔されながら夜のウォーキングに出たりして迷走しておりましたが、日課が日課でなくなって以来、時間の使い方が以前に比べて格段に下手になっているようで、結局慣れ親しんだ踏み台昇降に戻ることにいたしました。屋内で出来るから天候に左右されないし、おぐらさんにも邪魔されないし、ジャンプは確かに運動強度が高く時間の節約になるけど、捻出した時間をもてあましたら意味ないんだわ。

 ただ、以前のやり方をそっくりそのまま踏襲するわけではないです。これまでは防音室の外で、冷暖房の電源を入れずに踏み踏みしていたせいで、結構しんどかったんですよ。踏み台の高さも15cmくらいはあったし。今回初めて高さ10cmの台で、かつクーラーを入れた快適温度の中でプライムビデオを視聴しながら踏み踏みしたら、かなり楽。こんなに楽で果たして運動になるのかと不安になりましたけど、40分くらい過ぎた頃から体がじんわり汗ばみました。足湯を試したときのような感じ。これからどんどん歳を重ねるわけだし、この程度にとどめておくのが無難かなと思った次第。まあすり寄ってくるおぐらさんの腹撫でが出来ないのはちと寂しいですが。

 今日の踏み踏みのお供は、先日から視聴を始めたゴールデンカムイ。調べた限りではアイヌ文化がしっかりと描けているという話です。部外者の私にはその正当性は皆目わからないので、wikipediaの記述を信じよう。アニメなら続けて二本、ドラマなら一本分の運動をしばらく毎日続けてみます。ゲーム・オブ・スローンズももう一度観たいのに、有料コンテンツ化しちまったんだわ。辛い。HBO製作のドラマだと、シックス・フィート・アンダーとか好きでした。

 ホミサイドの配信はよ。有料でもいいので。