むっちゃ納得した

 その昔、佐賀県内の高校の美術部員が全員強制的に参加させられるデッサンコンクールなる催しが毎年2月に開催されておりまして、授業を平然とさぼりまくる稀に見る不真面目学生だった私も「ああもう寒いのに無理」とぼやきながら、三年間佐賀駅から会場の互助会館まで延々歩いて通ったことを憶えています。当時も今もデッサンメタメタ族の名誉族長を自称しておりますので、もう、参加するのが嫌で嫌で、当然時間内に仕上げはするものの目も当てられぬ大惨事でございました。でも三年の時はかろうじて奨励賞もろたよ。相当数の人がもらえる参加賞+α的な賞ですが。結局私が県レベルで特選をもらえたのは、読書感想画コンクール一回だけでしたね。他は春のスケッチコンクールも秋の高文祭――今は名称違うらしい――も奨励賞止まり。我ながら才能なかったなあ。ちなみに夏のイベントはデザインコンペやで。

 閑話休題。

 そのデッサンコンクールに初めて参加した時、同じ一年生なのに(確か)一席に選ばれた人がいて、世の中にはすごい人がおるもんやねえと感嘆しきり。実際ものすごく上手で「あ、無理。この人と絵で勝負とか生涯無理」と光の速さで白旗をあげた次第。今考えてみると、あれは池田学氏やってんねえ。違っていたらあれですが、多分間違いないと思う。佐賀北の芸術コースで教鞭を取られていた金子先生も「ありゃー確実に東京芸大クラスばい」と太鼓判を押されていて、その予言の通りの人生を順調に歩んでいらっしゃるようで、何より。地を這うわしとはえらい違いや。