心なしか錦が違って見える

 織るのが好きか作るのが好きか問題が自分の中で解決したおかげか、なんとなく鹿島錦もこれまでと違って見えるような気がいたします。もともと始めたきっかけも、他のほとんどの会員のように、実際に鹿島錦を見て一目ぼれというわけではありませんでしたし。あくまでも情報先行型。旧嬉野医療センター受診中におりがみ陶芸の鶴の翼に鹿島錦や佐賀錦を貼りたいと考え、端切れがないかとどれだけ検索をしても本物の佐賀錦が見つからず、これはもう自分で織るしかないということで、受診終了後医療センターの駐車場から祐徳博物館に問い合わせをしたという運び。佐賀錦ではない名前だけの佐賀錦はいっぱいあるんですけどね。私が求めていたのはそういうのじゃないんだわ。事務局のTさんに訪問日を伝えていたのにA先生からがっつり忘れられていたことは生涯覚えておくことにいたします( *´艸`)

 昨日、毎日最低三段織ると書いたけど、最低五段くらいにしようかな。また織るのが楽しくなってきた。編み物も順調で、適当に手に取った糸で制作中のストレッチ編みのベストも、仕上げが雑で配色が呪われているとはいえ、何とか完成までこぎつけられそう。後はつなぎ方の勉強が必要です。増し目減らし目なしの50目50段のメリヤス編のユニットも6枚編めました。さすが機械編という感じで綺麗に目が揃っていますけど、まだ伏せ止めまでは至らず。目測で24枚あれば膝よりちょっと上の丈の袖なし小森のおばちゃまリスペクトのロングプルオーバーが出来そう。かなり余裕を持たせているので、洗って縮んでも大丈夫のはず。

 落語会はもしかしたら次回の究斗師匠でしばらくお預けかも。とにかくやらないといけないことが溜まっているので、少しでも時間が惜しい。過去に失ってしまった多くのものを、徐々に取り戻しつつあるような気がします。

※数えてみたらプレミアムウールシルクだけで100玉超えていました。まだまだプレミアムウールもあれば、やわらかメリノちゃんやアルパカ糸もあるので、機械編分だけでユニットが200枚位になりそう。ところでぴこーんとひらめいたんですけど、もこもこのループヤーンなら、ストレッチ編みで編んでもメリヤスで編んでももこもこしすぎてわからないので、とじはぎセーターにぴったりじゃない? 木を隠すには森の中。糸を隠すにはもこもこの中。

※増し目減らし目なしのユニットを200枚編み終えるころには、多分機械編にも相当慣れているはずなので、徐々に出来ることを増やしていく所存。最終的には2日くらいでシンプルなセーターが作れるようになるといいなと。機械編でアラン模様を編む気はさらさらないです。どんな生き地獄、それ。出来れば魔法の一本針で編めるようにはなりたいかな。でもそれはまだだいぶ先の話。まずはかぎ針を使った端の処理と綺麗なとじはぎから。出来ないことが多すぎる場合は、土台となることをまず出来るようにするのが肝要なわけで、私にとって機械編の場合のそれは「出来るだけ目を落とさずに安定して編めるようになる」ということだったりします。なんせ鹿島錦と違って指導してくれる人がいないもんでよう。