なんてことを思いつつ、三遊亭究斗師匠のミュージカル落語を堪能してまいりました。さすがというかやはりというか、円丈一門お客さんをいじりがち。もっとも私の場合白鳥師匠と今回の究斗師匠しか拝見したことはないですが、いずれ熊本の山鹿出身のふう丈さんなんかも、もしかしたら鹿島に見えるんじゃないかな。
そういえば先の記事で金属弦の音が苦手と書きましたが、チェロとピアノはなぜかまったく気にならない。なんででしょうね。今日は生演奏でしたよ、ちなみに。
本日の演目「美女と野獣」をかいつまんで説明すると、毎週笑点を欠かさず見ているシンデレラ(註・幼名)が長じてベルとなり、ジェニーの魔法で野獣にされたウィリアム王子と結ばれるという流れ。随所に歌が入ります。
一昨年のエイブル落語会、ともに先代小さん師匠の弟子である市馬師匠とさん喬師匠の古典落語で初めて落語に触れた人たちは、創作落語の雄で三遊亭の突然変異こと円丈師匠の流れを組む――しかも出自は春風亭のサラブレッド小朝一門――究斗師匠のエンタメぶりに驚いたのではないかなと推察。私は古典も新作も聴くので、存分に楽しみました。奇しくも二回続けて歌う落語家ということで、噺家全員歌が上手いと勘違いする人が出ないといいけど。
今回、鹿島錦保存会落語部で鑑賞したのは私だけだったのかも。他の人は見つけられんかったよ。私の周りの席は町内の知り合いだらけで、鹿島で観た気にならなかったなんてここだけの話。それにしても知り合いがまさかゲラだったなんて( *´艸`) 果たして準備の都合なのか、エイブルでイベントがあった場合、演者の皆さんに鹿島錦の記念品が配られたり配られなかったりするそうですが、今回はどうだったんだろう。