私の場合、明晰夢に至るきっかけは、ほとんどの場合夢の中でのツッコミ。あからさまに非日常の状態に遭遇すると「そんなわけないやん」と脊髄反射で考えてしまい、その勢いで夢を見ていることを自覚します。
今朝の夢もそうでした。友達と立ち寄った道の駅に巨大なイカの甲が展示してあって、それが地上から数十メートルという高さでそびえていたため、「ゴジラより大きくない?」「そんなわけないよね」という会話を交わし、直後に夢を見ていると気づく、という流れ。夢日記を記録し始めてパターンがわかりましたが。冒頭から非日常の世界に身を置いたまま進行する夢を自覚するのは至難の業なのに、日常の延長線上に非日常をほいっと置かれる夢、例えば十年以上日課として続けている犬の散歩中に空を見上げると宇宙船が浮かんでいるとかの場合は、結構な頻度で「いやいやいや」というツッコミと夢の自覚のコンボに成功出来る模様。ツッコミ力を磨けばもっと上達するかもしれない。どうやって磨くのかは不明ながら。NSCか。答えはNSCなのか。
夢を自覚した後コントロールする作業が、何より楽しいお年頃。