実際織ってみてわかった件。
・著しく押さえづらい上、経紙のゆらぎが目立ちやすい。とりあえず35割向きではない。
・反射がひどい
・模様の割に糸掛け面倒
ということで、鹿子市松、総じてあまり織り心地がよろしくない。織ったものは可愛いのに。かなりの上級者でないと綺麗には織れないような。滅多なことでは誰も織らないのにはやはり相応の理由があった、旧き言い伝えは真であったと、ひたすら納得。足の長い図案も難しいけど、単純な模様も綺麗に織るのは難しい。オーケストラとソリストの関係にも似て。きっと簡単な図案なんてないよね。織る側が油断して姿勢が安易になりがちなだけで。
数十段織って、ちょっとこれは自分用ではなければ使えないレベルだなあということで、早々に撤退すべきか思案。撤退したらまた糸を掛けないといけないのかわしは。辛い。掛けないといけないなら手軽に掛けられる3-2の桝にします。都合五本でいいらしいよ。まあそれも練習になっていいですけど、肝心の50番のミシン糸がそろそろなくなりつつあるので、入手してからということで。以前はダイソーやホムセンで気軽に買えたのに、最近どこも扱わなくなりつつあるんですよ。悲しい。世の中の人は皆糸掛けしたいんじゃないの? 老若男女に糸掛け大流行中とかではないわけ? とりあえずamazonで注文したものが届くまで、もうちょっと織って様子見。
ちなみに注文した糸は近隣の店にはない3,000m。グリコのキャラメル10粒分です。富士山には及ばないまでも、糸を掛けるだけなら多分一生分ある。ええ、もう覚悟を決めました。糸掛けメインで行くと。「拾う方が断然楽しいのに」とか言う人がいたら、すかさず強力ガムテで口をふさぎますのでそのつもりで。あと写真を撮る時にピースする人間を見かけたら、赤の他人でも人差し指と中指を瞬間接着剤でくっつけて邪魔する。
※とあるネット記事によると、富士山の標高と同じ数字のナンバープレートが人気なんだとか。友達と車で出かけるたびに「あのナンバーは絶対お金払って申請している」ということを話します。良し悪しは論じていないよ。単に数字がわかりやすいかどうかの話。これまでで一番衝撃を受けたのは8888かなあ。私が見かけた車は軽トラでしたが、いつもの調子で「8並びなのはやはり縁起担ぎ?」と友人と話した後で、よくよくそのトラックの車体を観察したら、あにはからんや、養蜂業者さんだったわけ。そりゃイヤでも8を並べるわ。並べざるをえんわ。ごめんよ、なんか。
※井上ひさしのDVにドン引き。多分もう井上作品を読むことはないでしょう。よく「作家の人格と作品は別だから読むべき」とかいう人いるけど、私は何の疑問もなくそう主張する連中は、人として持っていてしかるべき心の大事な部分が欠けていると思っている口なので、どうでもええんやわ。とりあえ指図すんなとだけ。