ヒモトレの効果を再認識

 ヒモトレに関して。しばらく100均の紐を使っていた時は確かに効果があると思ったのに、本格的に始めようと思って高級江戸打ち紐を使い始めた途端に「ん?」という感じで何も得られず拍子抜け。それでしばらくやめていたんですが、巻き方など一通りの手順は複数のテキストや付属のDVDで確認しているので間違いない。もしかしたら何も感じなくなったのは紐のせいかもしれないと考えを改めて、今日編物の時に100均紐に戻ってみたら、姿勢が整ってどんどん編める。古き言い伝えは真であったと感激することこの上なし。まあ鹿島錦を織るのは公式スピンドルが到着するまで取っておきます。なんで100均の紐でもそこそこ使えるのに 馬鹿高い 公式の紐を買ったかというと、お金を使う=もったいないから使い倒すというモチベーションになるから。私の場合、何かを買うと、それをトータル何回使ったかで一回当たりの単価を出して、買ってよかったかそうでもなかったか、費用対効果を確認する癖があるんだわ。

 余談ですけど、お高級江戸打ち紐、高いだけあって、伸縮性はほとんどなかったです。今日確認して唖然とした。しっかり作られているからこそ高いのにヒモトレ向きではなかったなんて。辛い。わしはてっきり、ある程度は伸縮するであろうと思い込んでおったわ。ヒモトレに使うのは、若干伸縮する丸紐なのに。

 そういう流れで、ヒモトレの効果を再確認しつつ、段染めメリノで編んでいる真四角ゆったりベスト、先ほど1枚目のユニットが無事完成。残りの必要ユニット数は7枚。色違いで2着こさえんべと2色を20玉ずつ買ったのに、1枚編むのに3玉近く必要だったから、結局前身ごろと後ろ身ごろを1色では編めず。代替案として、2色使いにして、余りでお揃いのネックウォーマーとアームウォーマーを編みます。

※前にも書いた通り、私がヒモトレを素敵だなあと思うのは、障碍者や高齢者でも気軽に取り組める点。それこそ寝たきりであったとしても。非科学的・非合理的な考えは受け入れられないお年頃になって久しいので、解釈としては、サポーターやコルセットに近いかな。本人の持つ力以上のことは決して出来ないまでも、その力を最大限効率的に発揮する手助けをしてくれるという点で。