弥助は侍だったのか

 侍の原義はさぶらふ者ですので、まあ、側にいればその時点で侍かなあと思わなくもないですが、問題はもののふだったかということよのう。それなりに地位のある家の出である蘭丸だって、四百年以上小姓扱いに終始して、決して侍とは言われないし、弥助を侍と読んでいいなら、森蘭丸の方もきちんと侍と読んでほしいところ。なんの話って、最近やたらとかまびすしくなっている某ゲームのこと。直接名前を出すのははばかられるので一部アルファベットで伏せようかな。Aサシンクリード。意味ねえ。そもそも名前くらいしか知らんよ、老害予備軍のわしは。まあ、トレーラーをYoutubeで見た限りは違和感をぬぐい切れなかったのは事実かな。アフリカ系の益荒男なんて見たことがない人が圧倒的大多数の時代、下手したら鬼が来たと民衆が恐怖に駆られてパニックを起こしても仕方ないのに、全員平然としている不思議。あと無意味に人斬りすぎ。

 それに引き換え、踏み台昇降のお供にしているトム・ソーヤ―の冒険の平和なことよ。まあ平和っつても、奴隷制も、それから罰という名の虐待も何の躊躇もなく受け入れられていた時代ですけど。でもレーティングは全年齢対象やで。ハック役の青木和代さんで思い出すのは、私の中ではわらの家みたいな髪型をした未来少年コナンのジムシィ一択でしたが、今後はハックも加えてつかわそう。マーク・トゥエインの原作は読んだことがなかったため、ハックの存在がずっと謎でしたけれど、wikipediaで納得。はぐれネイティブ・アメリカンじゃなかったんや。

※日下まろんさんの主題歌、オープニングもエンディングも好き。