セーターでけたで

 袖が若干短いのですが、錦を織るときなどに着れば作業効率は高まりそう。今回もピケ編み一辺倒。伸び止めも入れていません。だいたいお尻まで隠れる丈になりました。

 ゆったりサイズにしたかったのでゲージなんて取ってねえんだわ。すべてにおいて適当なんだわ。それが51歳メンズ編物の真骨頂。なお前と後ろで色を替えてどちらも楽しめるようにしてみた次第。つくづく綺麗に撮影できるトルソと大き目の撮影ブースが欲しいと思います。ついでにファウンのトルソも欲しい。

 次に編む時はタートルネック風に襟をより長めにします。ストレッチ編みの特性で体のラインに沿ってくれますので、増し目は一切なし。長方形のパーツを6枚と袖をせっせととじはぎしただけ。作り目は全部50目。糸の太さはなんだろう。調べないとわからん。袖の手首部分だけ半分に減らし目をして20段編んでいますが、小さい針に持ち替えてもいいらしいよ。私の場合は作り目と伏せ止めの手前だけA針、他はE針にして、特に編み始めがでろーんとならないようにしています。

 ど素人が適当に作っただけだから難癖禁止。普段着ならイケそう。糸はあみもネットのプレミアムウールシルクと毛糸ピエロの段染め糸。どちらも化繊は入っていないはずです。静電気対策を兼ねているもんでよう。(※後日調べてみたら天然素材かどうかより素材同士の相性で帯電性が決まるらしい)腰周りが広がりすぎて気になる人は、サッシュベルトなんかで締めた方がすっきりすると思ってみたり思わなかったり。私はヒモトレ用のスピンドルを何食わぬ顔で巻く予定。腰痛対策を兼ねて。

 こんな感じにシンプルに編んだだけだよ。前後で同じものを編みますので、身ごろパーツが6枚、袖パーツが4枚。袖の手首部分の段数を間違えていることに今気づきました。25目に減らし目して20段です。私には袖がちょっと短いので同じ太さの糸で次に編む時はトータル70段くらいにします。

 面倒くさいから私はやらないけど、昇竜(のぼりりゅう)の編み方はこんな感じ。ピケ編みの方が断然早いです。鹿島錦で例えるなら、花菱と流水くらい違う。もっと複雑な編み方はいろいろあるそうですが、私のように50を過ぎたメンズが鹿島錦を織りながら独学でやるのであれば、基礎の基礎であるピケ編みで充分な気がします。棒針的に表現するなら「何? メリヤスしか編めないだとぅ? 四の五の言わずに糸色で遊べ」の精神で。