カイヤとピーコ

 川﨑真世と元妻カイヤのどちらが好きかと言われれば、何の躊躇もせずカイヤを選びます。この間の結婚云々の話題で確定。真世の行動パターンにはどうにも賛同できない。ちなみに全身お手入れしすぎてお胸が化膿、じゃない、叶姉妹は至極どうでもいい。おすピーさんなら先日他界されたピーコさんの方に一票。

 理由は単純で、はるか昔のモラトリアムの時期にだらだら観ていたファッションチェックで、「この服を着るときはいつも帽子に迷います。今日も長い時間選んでこれにしたんですが、いったいどんな帽子を合わせればいいんでしょうか?」という一般人(多分)の質問に、「今日被ってきた帽子以外なら多分何でも似合うと思います」( *´艸`)と嘲笑まじりに即答していたのが忘れられないから。鬼か。

 もっとも、おすピーさんと美輪明宏さんを比べたら、断然美輪さんなんですよね。歌の中の「をおおぉぉちめのながれぼぉしぃぃぃぃ」という絶叫がたまらんということもあるし、モロの君にして反差別の人なので。もっとも美輪さんは反おすピーでもあるので、同列に扱うと多分怒られるかも。

 なんで博愛の人美輪さんが反おすピーの姿勢を貫かれたかというと、お二人が差別語、侮蔑語、不快語の類を平然と使われていたから。それも自分達が属するコミュニティに関して。飲み屋の人たちなどが作為的かつ自虐的に使うケースが見られるようですが、私自身学生の時に知り合いを自死で亡くした経験から、その手の言葉に対してはそこそこ敏感で、絶対使わないようにと心がけています。狭い世界で本人たちがネタとして使うのはいいのかもしれないけど、おすピーさんに関しては、それをテレビでやってしまうことで、第三者に対してそれら――時として人を追い詰め自死に至らせることも出来る言葉――を使うことに対する免罪符を与えてしまった。これは間違いなく彼らの罪。でも言葉のくびきを開放した功として受け止める向きもあるので、単に私が受け入れがたいと感じているだけなんでしょう。

 お三方の明白な差異をあげるとすれば、実際に石を投げられながら一人で生きて戦ってきた美輪さんに対して、おすピーさんの場合は孤立を知らないというのがある。双子として生まれてきたから、どれだけ仲が悪い時期があったとしても、孤独という言葉の意味を肉質的には受け止められない。双子に対する思い込みなどの世間の無理解に苛立ちを覚えたというようなことはあるかもしれませんが、それは今回は棚上げにして、一人で生まれた人間が誰しもある程度は味わう寂寞感を知らずに生きてきた双子は、どちらかが亡くなった時に、おそらくその倍以上の重荷を一度に背負うことになるのではないかと安易に推察。そういう流れで、おすピーさんの場合は果たしてどうなるんだろうと半ば案じていましたけど、想定外の展開が待っていましたね。

 認知症て。

 随分前にグループホームに入所されたくらいだから、結構進んでいらしたのかな。初期ならヘルパー支援他の居宅サービスで在宅生活の継続は出来ますし。ともに生まれた兄弟が進行を抑えられない病気になるのを直視せざるを得ない苦しさというのも、多分私のように双子ではない人間にはわからないのだろうとも思いつつ。

※「双子の絆」とか書いて美談にしたがるメディアの浅はかさよ。

楽しみにしていたちのっぷすさんのストレッチ編みレポ来た!! でも何がどうなっているのかさっぱりわからないw かぎ針でいうダイアゴナルで編んでいらっしゃるのかな。