一票の重みなんてないというのは嘘

 時効だから書いてしまいます。これまではトラブル防止のため、他人事として紹介したりしていましたが、実際は私自身にかかわること。もう十年以上前、うちの町内のあるおっさんが町議選に立候補したんですよ。一応顔見知りではありましたけど、狭い道で犬を散歩させているのに運転している車を徐行しようとはしないし、ウォーキング中に遭遇して挨拶をしても一瞥するだけで無視するし、やたら感じ悪いなーと思っていたんですけれど、出馬した日は相当遠くからわざわざ満面の笑顔で近づいてきて握手を求めてきやがりまして、呆気にとられるしかなかった。私の側も作り笑顔で応対しつつも「こいつにだけは絶対投票しねえ」と憤りを覚え、意図的に他の候補者に投票したところ

 そ の お っ さ ん は 一 票 差 で 落 選 。

 びっくりしましたよ、本当。なおその時落選したのはその人一人やったで。プライドが許さなかったらしく、躍起になって選挙管理委員会に直訴していましたが、まあ、自業自得よのう。よしんば私が投票していたとしても、当選できたとは限らないしね。あくまでも小さい町の町議選であって、国政選挙とは規模が段違いですので同列には扱えないながらも、私はその時 ざまあみろと毒づきながら 投票することの大切さを心底かみしめた次第。

 今回行かんかった人も次回は行かんとあかんで。嫌いな候補者の足引っ張ったり。

※ちなみに次の町議選の時は、立候補者数が定員以下となったので、無投票とあいなりました。ちっ。