ひっひっふー(ひっひっふー)、ひっひっふー(ひっひっふー)ということで、ラマーズ法ってもしかして我々メンズのリラックスに効く? と思って調べたけど、なんかぱっとしない。心理的無痛分娩とか書いてありましたけど、無理ない? 痛いもんはどうあがいても痛いでしょうに。教えて経産婦。痛覚をコントロールできるような後催眠暗示の方が無難な気もしますが、多分臨床心理士の数って妊婦さんより少ないよね。そういえば帝王切開は楽とか言い張る人がたまさかいらっしゃるそうな。腹を切って赤さんを取り出して縫うのが楽ってどういうことなのか意味が分からん。あれはあれで大変だと思いますよ。私には想像することしかできない&現実の痛みが想像を凌駕することなど百パーセントありえないにしても。術後すぐ切開部分がくっつくならいいでしょうけど、そんなウルヴァリンみたいな新ママそうそうおらんわな。麻酔は麻酔でリスクを伴うし、自然分娩でも会陰切開とか聞くと、人一倍痛みに弱い私はひいいいいいいいとなって、鹿島錦織る時間なくなる。
私が二十歳の頃でしたか、母が筋腫の手術をして子宮の全摘したのは。医師から「これが取り出した子宮です」と有無を言わさず見せられたのを覚えています。事前に看護師さんにでも「ご覧になりますか」と訊いてもらいたかった。訊かれていたら全力で首振ったわ。赤さんの時以来、約二十年ぶりの再会ではございましたが、いいとこトラウマ。
あの時期の他の思い出は、付き添いをしていた病室で暇すぎて赤川次郎の本を読みまくったこと。それまでまったく読んだことはなかったんですけど、あの人の本、軽妙洒脱過ぎて、一冊読むのに、どれだけ時間がかかったとしても一時間もあれば足りるので、母が退院するまでしこたま読みました。ちなみに三毛猫ホームズシリーズでは、ヨーロッパまでのこのこ出かける騎士道が好き。全作品を読んだわけではないにしても、将来読み返してもいいかなあと思うのは、あれだけかなあ。もう長いこと読書からは距離を置いておりますけど、今はもう純文学を謳う作品ですら腹が立つほどのスカスカ文章になってしまって、まったく読む気がしない。
※家にあった古い雑学の本に書いてあったので、真偽のほどは定かではないにしても、「帝王切開」というのは誤訳であるという説があるのが、私的には興味深い。昭和の占星術の本には「古代ローマで出生時間をコントロールして帝王にするために手術したのが謂れ」とか書いてある場合もあるのですが、誤訳説の方が信ぴょう性はあるわな。実効性があるにしても、お小水で歯磨きしたり洗濯したりしていたかの地でそんなことやったら、妊婦はいくつ命があっても足りんわ。出産直前に亡くなった母親から赤さんを助けだす程度ではないかと推察。