それにしても日本製鉄はなんでUSスチールを買収できると思ったんですかね。経営云々の話ではなく、少なくないアメリカ人の持つ強烈な愛国心という障壁をどう乗り越えるかという次元の問題なのに。日本人が、社員や元社員を除き、日本製鉄という名前に特に帰属意識を覚えないのと同じレベルで考えたのかなあ。だいたい利益がどうとかいっても絶対通じないって。思索に基づく反感ではないわけだから。買収するなら、日本製鉄側がUSスチールに名前を変えるくらいの譲歩を見せないといかんのやないの。あ、宇佐に本社を移転して「USAスチール」にすればいいのか。
まあ、訴訟の和解案として提示されるかもしれない違約金の支払い免除という道を模索しているという可能性もなくはないか。いずれにしても私個人とも鹿島錦とも何のつながりもない話なので、この件に関してはこれで打ち止め。
要は「過不足ない形で自分の思い通りに動いてくれる他人はまずいない」ってことよのう。