やっと眼科受診出来た

 佐賀錦関連の話題になると時々出てくる織之助こと並木多仲とともに鹿島鍋島家の藩医を務めたのが、現在眼科を開業されている下河辺家のお歴々。メンズだけでなくマドモアゼルも鍋島家のおひい様の側仕えをされていた関係で、下河辺家のお嬢さんも当然のように鹿島錦をたしなまれていらして、「佐賀錦」として、河村翠さんにも伝えられたとか。その後長崎でも「長崎錦」という、鹿島錦に連なる孫錦が育まれることになるわけですよ。佐賀錦はちなみに子錦。でかそう。しかーし、新しい物を取り入れるのは得意でも、それを伝え続けることが苦手なところがある長崎さんは、せっかく戦後に始まった長崎錦も、平戸の銀線細工同様に途絶えさせてしまうのですね。カステラやちゃんぽんみたいに続けてほしかったよわしは。

 まあ、うだうだと書いてはおりますが、とりあえず下河辺眼科を受診出来たよという報告でした。それにしてもこの手の定期受診が面倒すぎる。

 眼底検査の費用などを支払った後、ダイソーまで足を伸ばして、おぐらさんの餌を小分けして保管しておく密閉容器と、数年ぶりに出したストレッチ編み用のC針の突端に装着する編み棒キャップを調達。それにしても、ネットニュースで「編物ブームで100均の毛糸が品薄」なんてのを観た時、嘘つけと脊髄反射で毒づいたもんですが、あにはからんや、本当に品薄でスカスカでした。せっかく練習用の糸を調達しようと思ったのによう。アクリル毛糸はマイクロプラスティックの原因になるという噂なので、他の化繊同様、念のため使わないようにしています。とりあえずバクテリアの進化待ち。すでにプラをエネルギーに変換する微生物が何種か見つかっているとのことですので、きっと環境に対応して海に漂う分は分解してくれるはず。

 なお、練習中の格子模様は、昨日よりは上達しました。でもまだ整然と編み目が並ぶには程遠い。どうも並太糸だと想定しているようには編めなさそうな気がする。とりあえずは編み方に慣れることを目標に、ピケ編みを始めたばかりの時同様、ハンドウォーマーやネックウォーマーを編みながら練習していきます。昇龍やピケと一緒で、糸をレフトにしたりライトにしたりする必要がないため、慣れれば早く編めそう。そもそもストレッチ編みでは、昭和の頃ですら何十種類も模様が開発されているのですけど、そこまで極める気はさらさらなし。時間がねえ。とにかくねえ。適当に遊び編めたら御の字。あくまでも今の私のホームグラウンドは鹿島錦なわけですよ。おりがみ陶芸は乾燥と焼成に時間がかかるとはいえ、その間は放置で済むからちょっと立ち位置が違うわけ。

 ダイソーの後さらにコスモスに寄って帰宅した後は、軽くストレッチを行い、せっせと自律訓練法。どうも終わった後そのまま寝入ってしまったらしく、気が付けば夢の中でした。幸い途中で夢を見ていることを自覚できたので、クーエの暗示を唱えてみたよ。今回は犬の散歩をしていて、どうやっても自宅に辿り着けなくて、「これはおかしい」と気づいたという顛末。偶発的に明晰夢を楽しめるだけで、こちらも御の字かなあ。