またぞろXがかまびすしくなっております。それにしても佐賀錦のバッグを国賓待遇の方に送るのは慣例みたいなものだとご存じない方も結構いらっしゃるご様子。
- そもそもが大名家の奥方の発案で生まれた日本独自の織り物
- 鍋島家とその関係者で技術が伝えられた関係で、旧皇族の朝香宮家や梨本宮家などは特に縁深い
- 復興させた大隈重信効果
多分このあたりが理由ではないかと。華族にも重用されましたからね。明治からこの方、海外要人に送られるものとしてはベタな方。だいたい東京の人が作っているはずですけどね。この辺りの経緯を知らない人が、X上で自分の想像を語っているのを読むのは結構楽しい。初々しいやないの。
なお、この種の贈答用の製品は、西陣で量産された機械織ではなく、あくまでも伝統的な手織りの、一つ数十万する、東京含め各地の織り手に直接注文しないと入手できない類のもの。佐賀錦も鹿島錦も、良くも悪くもスノビッシュな織り物なのです。
ここだけの話自分で織った方が安いし楽しいよ。皆で織ろうよ手織りの錦。