ずっと読んでみたかった私家版の本があったんですけど、なんせ商品として流通していないものだから古書価格がとんでもない。相場が五十万から百万で手が出ないにも程があるという感じでした。しかーし、昨年某出版社から復刻されたという話を知って、早速注文。金曜日に届いて今日と明日で読もうと勇んだはいいものの――
読 め ね え 。
集中できねえ。視線が泳いで物理的に読めねえ。あとシンプルに重い。御幼少のみぎりは本の虫でいらしたのによう、私様。
もう何年も手芸本とレシピ本と健康関係の本しか読んでいない関係で、まとまった文章を読む力が衰えたのかと思いましたが、これが電子書籍になるとすんなり読めるので、とりあえずスキャンして取り組めってことなんだと思います。
願わくば最初から電子書籍で出してほしかった。
※内容が思ったほど洗練されてはなかったということも付け加えておきたい。なんでこんなのに百万とか出す人がいたの、バッカじゃねえのって思いました、正直。先ほど読んだ部分に関しては、手持ちの他の本に書かれてあることで九割九分カバーできて、残り一部は「どう考えてもこの筆者の思い込み」といった具合なので、さらにげんなりして読む気が失せたという背景もあったり。もっとも、赤の他人の視点は意外性に富んでいて面白いですね。そこだけが救い。書いた人が東大卒なので知的な表現には事欠かないにしても、そこに着眼したくて買ったわけではないため「だから何」って程度。結論としては返品したい。しないけど。以上。