MEはSHOCK

 ということで、YOUはSHOCK世代にしかわからないネタをひっさげて祐徳博物館まで実演のボランティアに行ってまいりました。例年3月末からGW最終日まで、祐徳博物館では「祐徳さんに言うとくよー」を合言葉に、鹿島錦保存会の作品展が開催されますが、最終日だけでなく土日にも会員が実演に出るのは、今年が初めての試み。我々はあるいはパンドラの箱を開けてしまったのかもしれないと戦々恐々としつつ行ってまいりました。

 ところで、今回初めて時間を測ってみたところ、太良のエレナから12分かかるかかからないかくらいなんやね、祐徳博物館。例によって例のごとく早く着きすぎて、面喰らいましたよ私は。実演時間は10時過ぎ、日によっては10:30~15:00ということで、早々にスタンバりましたが、おージーザス、今の経紙はある程度の光がないと著しく見づらいではないですか。本金だと反射して目を拾いづらいレベルの光量が要ることに気付いて悲しみのズンドコです。

 実演は毎回基本的に二人体制ということで、御一緒したHさんからチョコを頂いたりタオル地のハンカチを頂いたりもして。わーい。祐徳博物館の方からもお茶を頂戴し、こんな美味しいのに粗茶とかまたーと感じつつ、さあ実演ということで頑張った次第です。二人だけでは心細いようということで、野沢雅子風に記しますとでーベテランのA先生にお願いして、午後から参戦していただくことになったりもして。

 基本的な説明は、ミスター立て板に水こと博物館のIさんが淀みなくしてくださるのでそう苦労もなく終えられたのですが、途中とあるメディア(まだ秘密)の取材が入ったんですよ。私は慌てふためいて拾い間違えたりしたんですけど、さすがに解いているところを撮影されると困るため、「いえ、間違えることなどありえません」と背中で主張し、必死になって乗り越えたわけ。気づかれていない気づかれていない。絶対気づかれていない。糸上一目のところを二目で拾って通していたなんて、私以外は気づけない。

 それにしても、つくづく思ったんですけど、織るという作業は著しく個人的な作業であるにしても、絹糸を作る人、織り台をこさえる人、経紙を裁断する人など、いろんな人の手を借りなければ織り続けることは出来ないんだなあ。たけだだっていいんだ。しんげんだもの。みつを。

 とりま鹿島錦にご興味がおありの方は是非祐徳博物館までいらしてくんろ。実演の方も、運が良ければA先生から奇跡の飴ちゃんを頂戴出来ますよ。

※今日はいつになく頑張ったのでセルフご褒美にうなぎ買うて帰ったで。

※八代亜紀さんのCDの件で憤っております。故人の尊厳を踏みにじる形で、「お宝」と称したプライベートな写真を特典にして音盤を売りさばくとは何事か。売る人間も嬉々として買う人間も軽蔑するわい。