今日の思い付き

 それ即ち明日の失態。

 鹿島錦を織る合間に、久しぶりにオカリナをいろいろ引っ張り出して吹いてみました。厳選したものだけ外に出していたはずなのに「え、こんなの持っていたっけ」的な驚きがてんこ盛り。まず亜音の安定ぶりが半端ではないわけですが、ZINのインフィニティもすこぶる吹きやすい。亜音はソフィアを四色、それから亜音L(モデルチェンジ前?)と旧モデルのスタンダード、それから今は注文できないせいでシリーズ名忘れたやつを持っています。特注分はいずれもAC、SF、SG、SCをセットで買いました。音域的にはSFが好きなんですよね、軽やかで。なおインフィニティは初期モデルです。

 アケタはR認定の1C(他ブランドのSC)を二本防音室の横の棚に置いています。近くに置いているアウロスの瑠璃色にはきっと金箔が似合うはず。アウロスの場合はメーカー作のオカリナではなくて、アウトソーシングらしい。音の出る焼きイモことさくら工房オカリナさんのもの。

 オカリナ歴はそこそこ長い上、日本で一番激レアなオカリナセット(最高級屋久杉&栂)を所持しているにもかかわらず、取り組む時間が極端に短いため、初心者より若干吹けるといった程度という体たらくの私が、ついさっき思いついたことがあるのですよ。

「ソプラノSC管をフレーム結びで囲めば、首から下げて持ち歩ける?」

 長いわ前振りが。でもまあ、割れたら怖いので、紐の方に安全ピンを付けて服に刺し、揺れないようにすればいけるかも。プラならそのままぶらぶらさせてキャッキャウフフとスキップ踏んだりフリフリぐっぱー体操を試みたりしますが、プラのSCってお子様御用達だったり初心者向けだったりするので、そもそもストラップホール付きですからね。フレームで結ぶ意味なし。アケタのSCもストラップを着けられますが、細い針金なので逆に怖い。亜音で試してみたい。製作者ののんぼうさんに怒られてもいいから一度試してみたい。フレーム結びなら三味線に平織りを貼るのと違って可逆性があるからやってみたい。

 やはり私が一番聴くのは宗次郎さんですが、インフィニティの開発者みるとさんのオカリナ演奏も、柔らかくて割と好き。

 ホンヤミカコさんだと酔っ払いシリーズが好きかも。こちらは「小鳥」。博多オカリナフェスティバルの時に生演奏を拝見したことがありますが、やっぱり裸足でした。

 私が普段聴いている宗次郎さんの曲の中でのベストはこちら、大黄河。よくもまあオカリナという小さな楽器でこれだけ壮大な表現を――と感心しきり。考えてみたら焼き物の楽器って少ないですよね。炎天下に楽器を放置する耐久レースとかあったらダントツでトップ獲りそう。そんなことをして何になるとひざ詰めで問われても答えませんよ、ええ、黙秘します。

 それにしても運指がわかるというだけでこんなに落ち着いた気持ちで動画を観られるなんて。やはり笛っ子。移動ドの世界の住人ですから。

※いつか昔買ったまん丸歌口のピエタを吹きこなせるようになりたい。