人間って変わるもんさね

 よほど暑い日でない限り、修学院からてくてく歩いて出かけて月に数回買い物をしていた左京郵便局の近くにあるイズミヤで、その昔ポータブルMDプレイヤーが半値以下という驚異の価格で販売されておりました。当時MDプレイヤーを持っていなかった私は嬉々としてレジに持って行ったんですけど、なぜか値引き前の通常価格でレジ打ちされて、1万円以上高く支払うはめに。そもそもが親の仕送りで、お金=労働の対価であるということを深く理解してはいなかったし、何より説明が面倒くさいし、店員さんもわざと間違えたわけではないだろうからと、念のために売り場の表示価格を見て自分のミスではないことを確認した後も、結局言い出せずに帰宅。

 あれから三十年程経った今日、鹿島市内のドラッグストアで2,001円あるはずのお釣りのうち1円しかもらえなかった時はどうしたか。当然「2,000円ください(´Д`)」と申告しましたよ。パチパチパチ。自動集計されるレジからぴょこっと英世が二枚出ていましたし、なんせ自分で働いて稼いだ金なもんでよう。多分2,000円の方をもらって1円足りなかった場合でも、今ならはっきり主張すると思う。閉店後の残金確認の時に紛糾しますし。

※修学院の前は岩倉に一年住んでいて、当時よく同志社高校のグラウンド横の堤防を歩いてバス停や叡電の駅まで向かっていました。もちろん敷地ではないところ。時々高校生と間違えられて見回りの先生から「授業中やぞ」って言われたっけ。知らんがな。