いや、しばしばかも。Youtubeのショート動画の話。
一昨日は小さなお子にハーネスを着けることの是非を語る動画に遭遇。初見だとなんだかなあとなるのは私が昭和世代だから仕方のないこと――では済まされない問題がそこにはあるんですよ。認知症の高齢者に同じことをすれば、即身体拘束ということで虐待(身体的虐待・心理的虐待)認定される行為なので。ただ、親御さんもお疲れでしょうし、相手は生きて生きて生き抜いた高齢者ではなくて、生まれて間もない赤さん+アルファの状態ですからね。とどのつまりレール以外の場所でも平気で走れるとても可愛い暴走機関車。本当どこで何をしでかすかわからないし、それが命にかかわることもある。リードの届く範囲でしか行動できないから好奇心を阻害される恐れはあるにしても、目を離したすきに外来種の毒のある蜘蛛とかに刺されるよりはましだしねえ。親か子、あるいは双方に何らかの障碍があり、そういう見守り以外は難しいというケースもあるだろうから、子ども用ハーネス=虐待と安易に捉えるのは、果たしていかがなものか。
それと、つくづく思うのですが、今この時代に常識とされる感覚が後年覆ることなんて、ざらにあるわけですよ。ほんの十数年前までは、アメリカの人が投稿した猫の爪切り動画に「虐待だ!!」とコメントを残し騒いでいた人たちが、今では普通に愛猫の爪を切っている。今少子化でどれだけ子どもの事故を防ぐかも喫緊の課題になっているわけだし、十数年後は「ハーネスを着けずに外に出るなんて虐待!!」と騒がれているかもしれない。
とりあえず無事是名馬ということで。お子らが大怪我したり誘拐されたりせずに、元気で大きくなってくれたらそれでええんやわ。
※無理やり引きずるのは論外。