広島原爆の日です

 毎年慰霊に鶴を焼かないとと思いつつ、今年も焼けずじまい。ちょっと暑くて電気炉を設置する気になれない。ダメですね。昨日おりがみ陶芸センターの先生方とお話をしましたが、佐世保も相当暑いとのことでした。

 8/6は広島の日、8/9は長崎の日。本来ならすべての国、すべての地域のすべての戦争被害について学び、かつそれらの輪郭だけでも覚えておいた方がいいのでしょうが、こちらもいまだ手が回らず。大切なことだとはわかっていても、当時のことを記した関連書籍は、読むたびに相当の息苦しさを覚えます。

 そういえば、台湾生まれの大先生が鹿島錦に出会われたのは、ご親戚のところに疎開なさったことがきっかけだったとか。ただ、当時は鹿島錦も佐賀錦も贅沢品としてやり玉に挙げられていた時代。絹より木綿が推奨されたし、隣組の目もあり、織り手はたいてい織り台を封印していたという話。大先生も、二十代当時に一目で柏岡の方の筥迫に魅了されたにも関わらず、織り方を学ぶ機会もなく、それから三十年近く織りたいという気持ちを持て余されていたのだと聞き及んでいます。

 Y先生の場合は、弟さんと台湾で暮らしていらした時に、遊びに出た先で米軍の戦闘機に遭遇し、機銃掃射を浴びて、生きた心地がしなかったとか。それにしても子ども二人に機銃掃射て……。

 平和であれ。

※書いていて8/12が父の誕生日だったことを思い出しました。いつもお盆の準備で忙しくて忘れる。まあ私の誕生日も稲刈りの時期と重なるため、毎年のように忘れられていたので、お互い様ということで。10月生まれなのに11月中旬にケーキを買ってこられた時は愕然としたわいな。