目の錯覚大賞2024ノミネート

 写真自体は2016年のものです。twitter時代のエイブルの投稿からかっぱらってきました。懐かしいですね。名前は全部消してあります――と思ったら、一人分消し忘れている。まあ読めないからいいや。鹿島錦保存会設立50周年の記念として制作された屏風が立っていることもからもわかるように、私が入会した直後に開催された文化祭の様子です。

 前週に入会→翌週の教室が休みだということを教えてもらえず、知らずに一人で生活工房に棒立ちになり途方にくれたりしていた時代。その後も二回くらい休みの連絡をスルーされて泣きくれたで(嘘)。LINEにグループを作ってよかったと今しみじみ思います。

 それにしても、どの作品もすでに懐かしい感じ。もうすでに退会された方の作品もちらほら。基礎織の手前、羽織紐の左にある三枚の古帛紗(?)はy-chiさんの作品らしいよ。

 何が錯視かって話ですが、赤い丸で囲んだ部分、正方形に仕立ててあっていったいなんだろうと一人でしばし不思議がったわけですよ。よく見たら手前と奥と二つの作品が混然となって見えただけでした。辛い。それにしても最近お見えにならないKさんの色使い、やっぱり個性的で面白い。

 そういえば、この文化祭期間中に顔出しに行ったら「あなた本当に続ける気あるの?」って訊かれたよ、大先生から。実は私が教室に初参加した日、午前中だけちょっと紙で織った後帰宅したのですが、昼食時に「つまみ食い的に練習した後、勝手に鹿島錦の名で商品を販売するんじゃないか。そういう商売っ気丸出しの人に安易に教えていいのか」と、侃々諤々だったらしいです。

 想像すると楽しい。

※X上でイーネオヤやタティング愛好家が「佐賀錦でドイリーを作った」と書いてらっさるのに対して「あんたそりゃ錦糸で作ったって書かんとあかんよ」と突っ込むべきかどうか悩む。撚りが強いとはいえ、糸の構造そのものは三子撚りなので、絹のミシン糸と同じやで。したがってわざわざ佐賀錦糸と指定しなくても普通に糸屋さんの通販で買えます。一般的なミシン用絹糸の方が撚りが緩い分扱いやすいかもしれない。マクラメの技法で編めなくはないタティングはともかく、イーネオヤとかになるともう未知すぎてもうね。