春風亭一之輔独演会

 腹に爆弾を抱えつつ行ってまいりました。春風亭一之輔独演会。感染症なら行かなかったんだけどね。まあ正露丸トーイAで、少なくとも腹痛に関しては落ち着いたということは、そういうことなんでしょう。今回は眠気覚ましのカフェイン製剤を調達いたしたくコスモスに寄った関係で、いつもより到着は遅め。全席指定だというのにSAKURAS前には謎の行列が出来ていたし、暇つぶしと避暑とトイレを兼ねて入館したエイブルの方も、遠方からと思しき方たちがずらり。皆焦りすぎじゃあんめえか。でも今回妖怪陰口女はいなかったよ。少なくとも私の周りは礼儀正しい人ばかりだったよ。ちなみに一番遠くからいらした方をトークの時に一之輔師匠が質問されたんだけど、驚きの京都人おったで。よほどお好きなんでしょうね。佐世保からいらした親子連れもいらしてほっこり。あ、木曜教室でご一緒しているIさんもいらしてたで。

 てっきりお弟子さんを連れていらっしゃるのだとばかり思い込んでいたら、前座はなんと入船亭扇辰師匠のところの辰むめさん。扇辰師匠のインスタ情報によると裁縫が得意らしいよ。手芸メンズとは好感が持てる。開演直後の一之輔師匠のトークに続く辰むめさんの演目は「子ほめ」。年齢の若さゆえどうしても表現がこなれていない部分もありましたが、結構達者。さすが扇辰師匠のお弟子さんという印象。

 肝心の一之輔師匠は

・鮑のし(追い返される前まで)
・あくび指南
・子別れ(子は鎹)

 の三席。恥ずかしながら私、子別れを聴いて泣かなかったことがないんですが、今回もマスクの下がぐじゅぐじゅになってしまった。辛い。

 三席も聴けて満足しきって帰りの車列が落ち着くまで駐車場で過ごしている間に、雷鳴轟く驟雨に遭遇。七浦以南では晴れ間が見えていたので、狭い範囲で短く降るタイプだったのですけど、短時間とはいえ雨量はものすごかったで。あれはもうスコール。

 お二方、明日は博多で公演らしいです。京都の方はまだまだ追っかけされる模様。楽しそうで何より。

※Iさんの近くにいらした方、エイブルのチラシで拝見したU川さんだったんですが、もしかしてお知り合いなん?

※三席目のマクラの時に、「もっと大きな声で!!」と発破をかけたおばちゃんおったで。脊髄反射で大声を出す人たちって、その内容がどんなものであれ、何を考えているのかさっぱりわからん。