と、持て余した憤りを夕日に向かってぶつけたくなるお年頃。なんの話かって、「福祉」の語源の話ですよ。諸説あるうちの一つに、焦氏易林の履之項に書いてある文言が初出というものがあり、いまだに流布していて困惑。これは大漢和辞典(大修館)由来のミスなので、要訂正。前に何度も訴えておりますが、私が焦氏易林を読んで調べた限りでは履之項には書いてねえんだわ。実際に書いてあるのは泰之項。
履は六十四の易卦の一つ天沢履。泰は同じく地天泰。易林は易の六十四卦が別の卦に変化した場合についての解釈や受け止め方を解説した本なので、正確には地天泰が火天大有に変化する場合の解説、泰之大有の項目(生直地乳,上皇大喜;賜我福祉,受命無極。)がそれに該当します。
正直申しますと福祉の部分より「上皇大喜」が私のツボ。後鳥羽上皇がひゃっはー( *´艸`)と喜びの舞を踊っていそう。
毎日踏み台昇降しながら視聴を続けているPrime特典のまんが日本史は、ようやく室町幕府に突入やで。