さてさてトリミング

 犬の話ではないよ。うちの犬は特にトリミングが要らない短毛さんの雑種だよ。すでに老境に入りましたがまだまだ二匹とも元気ですよ。おぐらさんも仲良きことは美しきかなと果敢に近寄って、鼻先を近付けてくんくんしてきますよ。犬の方が「やだ押し強い」とたじろぎますよ。

 とどのつまり何のトリミングかって、自炊した本の、ですよう。さすがにすべての本をスマホで持ち歩く気にはなれないし、Bliss化した2 in 1PCのおパナさんもあれば、昔買ったA4サイズのおソニさんの電子ノートもあるので、定期的に勉強したいものとか、折に触れ読みたい名作――例えば庄野栄二の「星の牧場」とか福永武彦の「草の花」とか――を厳選し、1ページを分割する形でスマホサイズにしようともくろんでいます。

 ずぶの素人×1.01くらいの人(この場合私)向きの楽典およびソルフェージュの入門書などは横書きが多いのため、上下に三分割して横画面で読みます。四六判~A5程度の縦書きの本は左右に分割。いずれも同じページを複数コピーして画像処理用ソフトで一括トリミングし、その後画面を確認しながらダブった行がなくなるように微調整という手法を取ります。ページ数は多いですけどそこまで時間はかからんじゃろうて。

 スキャン後PDFにしたものを一回すべて画像に戻すという手間はありますが、最近はこの手の作業はオンラインで出来るから楽。まずiLove PDFに自炊本をアップロードして画像に戻してダウンロード、その後トリミングが終わったら手持ちのアプリで再度PDF化して、自分のkindleライブラリにアップロードしておけばよろしかろう。多分もっといい方法がいろいろあると思うけど、高度過ぎる手法はわしの手には余るんだわ。

 せっかくだから新しいおモトさんが届いたら、錦の図案を入れて持ち歩こうかな。図案だけ持ち歩いても織りは多分進みませんが。クロスステッチなどの図案を作るアプリで試行錯誤するのも楽しいかも。夢は膨らむ財布はしぼむ@2025。

※そろそろセーターの毛玉を取らんとやばい。