面接風の喋り方が一部で人気のYoutubeの某動画と一緒だーと感動した次第。圓太郎師匠はちょっと何かが違うような気がしましたので、多分今朝東京を出てこちらにいらっしゃる間に人には言えないいろんな経験をなさったのでしょう。
今日はやたらと忙しく、午前中10時くらいまで仕事に出て書類を印刷してから自宅に戻って、搬入予定の品を確認し、金具部分をマイクロファイバーで拭きあげてから一路祐徳神社の博物館に。事務局のTさんに点数を確認してもらい、A先生とデートの約束(嘘。大先生の形見の織り台の受け取り)をしてからドラモリで買い物を済ませ再度自宅に戻り、雨の合間をぬって犬の散歩。それから新しく経紙を台に立てて平の目を軽く拾ってから、落語会のある旅館あけぼのへ。到着後に第二駐車場を探してぐるぐる回って無事駐車。相も変わらずナビだよりですが、多分次回からは自力で行きつけると思う。停まっている車の数は思ったより多かったです。でもどれも宿泊客のもののようで、ちょうど外に出ていらした先代主の娘さんで主催を引き継いでいらした歴戦のコミュ強の若女将から「受付まだですけどロビーでどうぞー」と声を掛けられて中に入ったところ、誰もいませんでした。例によって例のごとくほぼ一番乗りだったにも関わらず、椅子に座ってDS版のリヴリーに餌やりをしている間に抜かされて、整理券では四番ということになりました。
今回は全席自由の早い物順ということで、「4番様。わし4番様」と若い番号の整理券をこれ見よがしに振りかざし受付を済ませ早々に会場入りした後は席を確保。椅子席の前から二列目の一番右端、椅子を斜に置いてあったところを無事ゲット。前回とほとんど同じ位置です。基本的に端っこが好きなんよ、わし。それと、左右の席はかみしもを切る時の噺家さんと目が合う感じがして楽しいんやわ。

まあ、ほとんどの人は圓太郎師匠目当てだったと思います。でも私は実はどちらも観たかったので、その点は満足。ちょうどコロナと重なって前座としての修業期間が延びた一群は、出来るだけ応援してやりたいということで、菖蒲がかった薄い藤色の着物に黒紋付で初々しく高座に上がる貫いちさんの姿を見て「よう頑張ったのう」と拍手で迎えた次第。でもね、開口一番だし、何か軽い古典の滑稽噺でもやるのかなあと思っていたら、意外なことに新作やったんよ。勇気あるなあ。確かYoutubeの一門会では代脈だったっけ(適当)。駐車場の位置の関係で帰りに正面玄関を通っていないため、今回の新作のタイトルの確認が出来ずにいるのですけど、野菜嫌いのじーさまと野菜を食べさせたい孫の話です。現時点では検索しても見つけられず。他の会では野ざらしとかなんですね。とりあえず旅館あけぼのからのLINEでの総括を待ちます。
一方の圓太郎師匠はさすがに古典の二本立て。雛鍔と化物使いでした。雛鍔は本当楽しめたんですけど、わしねえ、化物使いのマクラの中のマイクロアグレッションに気付いて以降は、何一つ楽しめなかったんだわ。小朝師匠の時もそうだったんよね。師弟で要らん事言わんときと心の底から思う。もったいない。フェミニズムに傾倒している人が小朝師匠のマクラを聴くと、多分ブチ切れるに一票。私も圓太郎師匠のプチ差別に、ブチ切れまではしなかったものの、何か悲しい気持ちになって、後半全然楽しめなかったんだわ。4,000円も払ったのによう。
なんだかなあと思いながら帰宅したわけですけど、道中「私ももうちょっと大人になった方がいいかも」とは思ったよ。流せるところは流して、受け入れがたいことでも受け入れる努力をしていかないといけないなかのあと。お金払った以上は楽しまないとね。
※帰りの運転中に「44-44」という嫌がらせのようなナンバープレートの車に遭遇したのは逆にラッキーだったかも。でもね、太良に戻ってから二台のDQN系車が100km近いスピードで追い越していったのにはムカついた。追い越さんでもすぐ曲がるとこやったわいな。「サルが車の運転なんかしちゃいけません」なんて書いたら失礼ですか。サルに。
※雛鍔は本当面白かったですよ。化物使いももうちょっと楽しみたかった。ちなみに一つ目小僧だけで大入道とのっぺらぼうは出てこず。そういう型なのかな。それとも時間の関係か。
※今回もくじは当たらずじまいで口惜しい。隣の席の人がサイン色紙が当たっていてうらやましかったよう。前の時も近くの席の人が当たっていたよね。前回同様と言えば開始早々お尻が痛くなったのも同じです。何でだろう。そこそこクッション性の高そうな椅子なんですけど。あとどうも会場の中で私だけが痛くなっているような気がする。皆平気みたい。今回はゲル素材のハニカムクッションを持参して臨んだにも関わらず、開演後10分くらいで痛くなりました。おージーザスと嘆きつつも、仕方ないので純毛のネックウォーマーとハンドウォーマーもお尻の下に敷いてしのいだ始末。周りの人に「こいつ座高すげー」と思われていたら悲しい。次回はクッション二枚体制で臨みます。
※前回も斜め後ろの席の連中の会話にイラついたと書きましたが、今回はの斜め後ろ軍団のおっさんたちが「市馬は飽きたから来んでいい」とか言っていてイラっとしました。お前らが家にこもっとれ。でもその人今回の会のめくりを書いた人らしいよ。ちっ。
※帰宅後さらに一段拾ったところ。明日は整えます。デッドストックと思しき経紙は出来れば使いたくない。箔ですのでキラキラですよ。実物の美しさを過不足なく伝えることが出来る撮影技術が欲しい。砂子の部分はオーロラ反射する素材で輝いております。
