あけぼの寄席の案内が届いた

 次回のあけぼの寄席は3月18日開催。橘家圓太郎師匠の会だそうです。ちなみに開口一番は同じ先代柳朝一門の春風貫いちさん。先日、魔境の三味線王子様こと馬吉さんや、扇辰師匠の三番弟子の扇兆さん、それから志ん陽師匠のお弟子さんの陽々さんと一緒に二つ目に昇進された、圓太郎師匠の従弟弟子になる一之輔師匠の四番目のお弟子さん。夜の部しかないのが運転ドヘタ族の私には不安でしかないですが、まあ、いざとなれば電車やバスで行けばいいので、とりあえず予約をしておこう。そんなことより、わしはあけぼの寄席は年に一度しかないもんだと壮大な勘違いをしておったよ(◞‸◟)

 今度も椅子席を予約――と思ったら、全席自由席でした。辛い。なお今回はお弁当はスルー。前回一人で行った時、知らない人と相席になって、黙食せざるを得んかったんよ。

※ン年ぶりにSUZUKIのソプラノシングルハーモニカを引っ張りだしました。ソプラノなのにやたらとデカくて重く――多分鈍器としても使える――すべての音を吹いて出すという、ハーモニカにあるまじき構造の異形のお子なわけですが、吹いていると楽しくて、やはりわしは生粋の笛っ子よのうと再確認した次第。多分筋トレにもなるよ。Amazonで同シリーズのアルト音域の物を見かけたので、後で買おう。それにしてもソプラノとアルトのサイズがまるきり一緒とは思わなんだ。もちろんクロマチックハーモニカの方が小さくて軽い上に音域は広いんですが、私には使いこなせそうにないため、昔買った後ろくすっぽ練習もせず封印中。全部吹きこむ方がいいよう。吸いたくないよう。

毛糸足りんくなってきた

 結構あった毛糸さんですが、毎日毎日編んでいるせいで、どんどん在庫が減っております。お気に入りの糸が廃番になることもままあるため、一度に100玉は確保しておきたいところ。しかーし、万年手元不如意で先立つものがないのが辛い。嗚呼辛い。

 今後は基本並太を買うことにします。極太でセーターを編むと重いし、合太だと逆に物足りない。私的には並太最強。同じ太さでいろんな素材の糸を集めて組み合わせてつないでも面白いんよ。

いざ睡眠負債を解消せん

 寝る前のストレッチをやりすぎると、かえって中途覚醒を招いてしまうので

・朝と昼のストレッチは強めに
・寝る前のストレッチは軽めに

を心がけるようにします。今のところトータルで4セット終了。相変わらずのNHKストレッチを音源として使用。何が何でも続けて受信料&DVD代の元を取ってやる。

超撥水加工糸で

 防水ポンチョを編めんもんじゃろか。そんなことを朝から考えています。スマホをポケットに入れているのに気づかず「どこに置いたん?」と探し回った挙句に。

 それにつけても、SNS等の情報を濾過することなく鵜呑みにする人たちって、周りにパーソナリティ障碍の人がいなかったりするんでしょうかね。いいなあ。私は自己愛と演技性両方の特徴を併せ持つ、自分が目立つためならどんな嘘でも平然とつく人間にさんざん心身ともに苦しめられてきたので、にわかに他人の言動を受け入れたりはしないんだわ。断っときますが親ではなくて別の身内。父は自分のテリトリーを片付けられないのとあらゆる締切りが守れないのと物事の優先順位が付けられないだけで、母はただの天然さん。基本的にいすれも無害――というか、取り立てて騒ぐほどの実害はなし。だいたい想定内の事しかしない。

 そこそこ人生経験を積んできた今、確信をもって言えるのは

  • 「霊感がある」と自称する人間ほど人の心の機微には鈍感
  • 「差別をするわけではないですが」と前置きをして差別しなかった人間はいない
  • 「自分の頭で考えよう」と書く人間ほど思考停止が甚だしい

ってことてはないかな。自戒をこめて。

※ピケ編み街道まっしぐらということで、インナーセーターの準備を開始。並太なら身頃100目になるように組み合わせて編めば大丈夫そう。

※自律訓練法はしばらく一日一回を目標にして、ストレッチのカウントを開始。一応毎日何かしらやってはいましたけど、寒かったこともあり、最近はダラダラしすぎだったので反省。


しばし中断

 今日ダイソーでひのきの板を調達したんですけど、一部が微妙に歪んどる。辛い。木工の経験ははるか昔の美術や技術の時間でやった分のみというわしに、果たして処理できるんかと不安でいっぱい胸いっぱい。

 そんなこんなで、織り台作りは一進一退なのに、編み物は順調で、本日無事 腹巻 ボディウォーマー完成。これで2月の厳寒期を乗り切れる。厳寒っつっても佐賀県南部ですので、まあたかが知れてはおりますが。

 さて次は何を編みまひょといったところなのですけど、次からは襟などはかぎ針編みを加えたいかな。

 ただ、月末に公的機関に提出する書類を早く仕上げないと、ただでさえ抱えている睡眠負債が取り返しがつかないほど大きくなりそうなので、しばらく仕事モードに入ります。

 早く書類を仕上げて、2月の初心者教室には、せめて一度だけでも参加せねば。それまでに今の銀を織り終えないとね。

ちと強度が足りないかも

 仮組みをしていて気付きました。紙製の台、角の部分の強度が足りない。小池木工所さんの織り台を参考にし、互い違いに組み合わせるようにカットして差し込んでみたわけですが、多分これ、カルトナージュの原則ガン無視のはず。木材とは違って、下手な細工をせずにフラットにして接着し、水張りテープで補強する方がええんやろか。

 それと、別にまるごと同じ素材にすることにこだわらなくてもいいのではという気もしてきました。木材の方がいいパーツは木材で、紙の方がいいパーツは紙で、焼き物の方がいいパーツはオーブン粘土か陶土で作った方がよさそう。せっかくいろいろ道具もあるしねえ。ただ、誰でも気軽にというコンセプトからはずれますので、出来るだけ100均で揃えられる材料に限定したい。ちなみにお手軽陶芸のためのオーブン粘土は、嬉野のダイソーにはありますが、湯江や鹿島にはないんだわ。私の場合は電気炉を持っているので普通の陶土でももちろん焼けるにしても、そうそう自前の電気炉をお持ちのご家庭はないしよう。

 最終目標は折りたたみ式の携帯織り台を作ることなので、今回の経験を踏まえて先に進もうかと思案。いろいろデジコレで昭和の手作り工作系資料を見つけては保存しているところです。織り機の本も、国会図書館に利用登録さえしておけば、まるごとダウンロードできますよ。

三味線遊び再び

 先日デジタルコレクションで見かけた、和太鼓をくりぬいて竿を通して手作り三味線を作るという本の内容が気になって連日夜更かし中。楽器を作るなら、以前作りかけたまま放置しっぱなしの、イギリス運指の卵型ペンダントオカリナよのうと心に決めていましたが、祖母の形見の三味線もあることだし、くりぬいた子ども用和太鼓@1,200円に竿をぶっ挿し、ナイロン弦を張ってハープの音のする三味線を作って遊んでみたくてたまらない。嗚呼たまらない。

 前回敗れた皮革の代わりに平織りを貼ってど失敗しましたので、今度は楽器として成立させることを目指すよ。

※紙の簡易織り台の製作も開始。百均の工作紙17枚をフエキノリで貼り付けたら、さながら木の板のように強固になりました。何かいけそうな気がする。

※デジタルコレクションで、手作り三味線作りの本と同じシリーズを調べたら「織機を作る」というとんでもないクオリティの本を見つけました。

宮津濃, 山中泰子 著『織機をつくる』,大月書店,1985.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12866972 (参照 2025-01-25)より

 この図をちょっと修正して木材加工サイトに送って依頼したら、後は組み立てるだけで、わざわざちまちま紙で作らんでも織り機が(多分)格安で作れるやないですか。この構造なら、起こし板を準備するだけで普通に織れるはず。経紙を整える作業が少しやりづらいけど、カルコも釘も要りませんし。もーいや。あーもうやる気なくした。紙工作どうすんべ。でもこの構造は使えるので、参考にしながら続けてみます。ちなみにこれ以外にもいろんな織り機の作り方が詳細に解説されています。最終的には高機まで子どもに作らす腹積もり(´Д`) 「火をつくる」という火起こしだけに特化した恐ろしい内容のものまであります。児童書侮るまじき。とりあえず一連の本をブクマしました。草木染とガラス工芸はすぐにでも試したい。

補足しておきますね

 昨日アップロードされた県の広報動画の中で、動くA先生が「若い人にも始めてもらいたい」というようなことをおっしゃっていますが、その件で「いや、木曜日中にしか教室やっていないのに何言ってんの」と訝しく思われる向きもあるかもしれませんので、補足。平日であっても夜間に開催するのであれば、社会人でも学生さんでも参加しやすいのは重々承知しておりますが、鹿島錦は本金、あるいはプラチナや銀などで織ることが多く、光の加減によっては反射ですこぶる織りづらいのですね。真上からの光を避けつつ、かつ、拾う目が判然とするほどには明るくないといけない。人間国宝の故・古賀フミさんなどは夜間に織られていましたけど、あの方は白漆を基本に製作していらしたので、反射に困ることはなかったでしょう。かく言う私も夜間に織っていますが、私の場合は単にその状況に慣れただけ。慣れるまでは結構大変やったで。

 多分始めたばかりの人が反射の強い経紙で夜に織ると、目がくらくらして大変な思いをすること請け合い。もし夜間に初心者教室を別途開催するとしたら、少なくとも基礎織の間は、色漆や変わり経紙などに限定しないといけないでしょう。んでもって一言付け加えるなら、その手の経紙より、本金の方が織りやすいんよ。金は柔軟性に富んだ金属のため、感触が柔らかで拾いやすい。

 いずれは私たちの世代が、曜日や時間を変更して社会人や学生さんを対象にした教室運営を担わないといけないとは思いますが、今は仕事優先なもんでよう。私も大先生と約束した手前、最低一人は織り手を育てんといかんし。今はまだ自分が育っている最中なので、これもまただいぶ後の話。

 佐賀錦振興協議会さんは年に一度のみ織り手志願者を募集されるため、練習に参加できる期間が限られますけど、鹿島錦保存会の場合は随時入会できますので、失業中に失業保険を受けながらということも可能。紗綾の会も、佐賀新聞主催のカルチャースクールで井手先生が教えていらっしゃるはずですので、こちらも参加は随時可能だと思います。基礎織を乗り越えれば、多分時々教室に通うだけで織れるようになるはず。今はまだ時間をうまく配分してとしか書けませんが、門戸は常に開いておりますので、ご興味がおありでしたら、祐徳博物館に問い合わせをお願いいたします。基礎織の間は道具もタダで貸し出し、材料代も無料やでえ。

※誤解のないように再度補足。基礎織の二枚目までは10割の和紙。三枚目からは30割のアルミ金になります。

鹿島錦こより使わない問題

 政子刀自ですらお使いなのに!!

 私はもう筮竹派に転向しましたので紙もこよりも使わんよ。

『伝統を守る人』,新生写真家協会,1983.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12710247 (参照 2025-01-24)より

※現在秘匿中の「資料室」を久しぶりに整理しています。人間国宝の故古賀フミさんのお母様、古賀八千代さんの同級生の方の随筆キター( *´艸`)

※動画もキター。マダム軍団が県知事を悩殺する内容ではなくてしおしおのぱー。

お元気そうで……

 皆大好きバナナさんこと鍋島直彬公の絅堂遺稿(下)に、柏岡の方に関しての記載がありました。まあ鹿島錦には触れられてはいませんけど、白文と格闘した感じでは、お元気そうで何よりといった具合。七十歳を迎えても矍鑠としていらっしゃるご様子。

 昔の鍋島家の方は、ご自身で織られた鹿島錦の平織りを羽織に仕立てて召されていたという話を聞いたことがあります。

鍋島直彬 著 ほか『絅堂遺稿』下,細川活版所,大正15. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1210356 (参照 2025-01-24)より

※デジコレを漁ったら人間国宝各氏の図録がたくさん出てきて欣喜雀躍。

※「御宿かわせみ」の平岩弓枝による痛恨のミス発見。佐賀錦の毬はあくまでも木目込みの置物なので、まったく跳ねないんだわ。この「女の四季」「アキとマキの愛の交換日記」「花天女」と言った作品に佐賀錦が登場するらしいです。御宿かわせみには出んかったよ。

平岩弓枝 著『女の四季』,東京文芸社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12478883 (参照 2025-01-24)より

※俳優の吉行和子さん、カンヌ映画祭には佐賀錦の野村静枝さんの佐賀錦で作った薔薇を帯にあしらって出席されたとか。エッセイ集「どこまで演れば気が済むの」の該当ページを読んでいて、あることに気づきました。過去記事で野村静枝と書くべきところに、野村由美と書いてしまっていることを。私が悪いんじゃない。あの人たちが紛らわしいのが悪いんです。辛い。