家紋よ……

 うちの家紋は、父方祖父のを採用すれば丸に剣片喰、父方祖母&母方は丸に剣花角という、いずれもベタ中のベタ。おかげでもし鹿島錦で家紋を織るとしても、相当織りやすくってよう。そういえば、綾織の色替えで鍋島家の家紋である鍋島銀杏紋を織ったものを祐徳稲荷神社で観たことがありますが、この織りでこれを表現するかと感嘆した次第。

 kindle Unlimitedにあった「家紋の世界」を読みながらそんなことを思い出したりして。ちなみに巻末の家紋一覧の中で私の心にぐっと来たものがこの二つ。じっと見ていると洗脳されそう。特に踊り蟹。

 竹崎ガニ音頭か。

※マインドワークもやはり要るようということで、週末に歌一曲分のスワイショウと、ネットで拾った昭和の音源(多分健康雑誌の付録のソノシート)を使った自己統制法を25セット行うことを目標にいたします。

何か慣れてきた

 コンサーティーナのキー配列にも慣れてきて、同時に指の痛みもさほどではなくなってきました。蛇腹を開閉する動作にはもっと慣れが必要の模様。使っていない時間が長すぎたからか、かたい。腕がパンパンになります。今単音でメロディを追う段階ですが、予定では単音→オクターブ奏法→コード練習と進んでいくつもり。果たして他人様の前で披露できるようになるのはいつ頃か。

※リバティが貼れるなら平織りも貼れるはずと信じたい。蛇腹に平織り、本体に綾織が理想。

※kindleunlimited散策は続く。とにもかくにも知らないことが多すぎる。知らずにいても問題ないこともあれば、逆に知っておかなければ大人として恥ずかしいこともあるので、上手に取捨選択しつつ情報収集。

それでもプロかと

 あらかたのライターや新聞記者や編集者が、紋切り型の「いじめ」という表記を一切改めようとしないのが不思議でならないのですよ。暴行や虐待という、犯罪性を希釈せずに伝えられ、その時々の状況に適しかつ即した表現を試みればいいものを。あるいは漢字で「虐め」「苛め」と書け。書けったら書け。

 どれだけ言葉に対する感受性が鈍いのか、底が知れない。

 毎度毎度同じことをぼやきつつ、私も自分の技術を磨かねばいけないと、ストレッチ編みをもっと勉強することを決意。当然古い本を使っての独学には限界がありますが、別に究めようとまでは考えてめいないのでとりあえずはこのままで。かぎ針編みは、フェリシモさんのおかげで長々編みまで出来るようになりましたが、まだまだモチーフが綺麗に編めんでよ。憧れの複雑な幾何学模様が遠すぎる。編み機にも再度触ってみましたが、こちらはやはり教室に通わないと私には無理みたい。目が落ちたらその時点でお手上げ。もともと棒針の知識がないのがネック。

 鹿島錦はぼちぼちと。

よし、一本針だ

 呪いのセーターが脱ぎにくいのは、長くて重いからという理由以上に、もしかしたらまっすぐ編んだT字型の部分のせいではないかと思いいたり、魔法の一本針でぐるぐる編みのセーターを編む練習をしてみたいという気持ちがふつふつと湧いております。なぜかぎ針のぐるぐる編みでないのかというと、「メリヤス刺繍」なるものの存在を先日知ったから。

 限られた時間を有効活用するには、やはり手編みではなく編み機の方がいいのか。悩む。私の場合、セーターだけでなく肌着とかパジャマも毛糸にしたいんですよね。

※母が「最近床に毛糸のほこりがいっぱいたまるー」と申しておりましたが、それ多分私のせい。

※あれこれと手を出し過ぎずに、一つ一つ目標をクリアしていかねば。今編んでいるのはロングベストなので、袖にこだわる必要はさほどないのですが、ストレッチ編みでも、そろそろ増し目減らし目を取り入れていった方がいいのかもしれない。やり方はわかるにしても、面倒でよう。ベストが終わったら、昭和のテキストの作品を参考にして、増し目減らし目をしながら作ってみます。とじはぎや編み針の持ち替えも、出来れば指定通りに。

左手中指さんの件

 町内の某町立病院には絶対行きたくない――過去にもろもろの遺恨あり――ということで、さてどうしたもんかと思案している左手中指さん。最近妙に動きが悪くて、曲げたり伸ばしたりがしづらく、朝起きた直後は曲がったまま力が入らずうんとこどっこいしょと気合を入れないと伸ばせないというような状況です。これでは大きなかぶも引き抜けない。まあ私は右利きだしということで様子見をしています。もともと頸椎由来のしびれなどがあったので、そのせいかなあという気がしないでもない。ただね、編物を始めてからしばらく経過してからの症状なので、多分それと相関性があるような。

 認めたくはないけれど。

 編み物再開以来、肩の痛みもまたぶり返してきたんですよ。

 認めたくはないのだけれど。

※中学時、真夜中に苦痛に耐えかねて受診して、後日他の病院で急性虫垂炎と診断された痛みを「ただの風邪」と言われて某町立病院の医師に一蹴されたのが、私が経験した最初の誤診。セカンドオピニオンって、時にすこぶる大事やでー。うちの近所のお子も、腹膜炎を感染性胃腸炎と誤診されていました。つい十年ほど前の話。整形外科は評判いいんですけどね。自分の件より、病棟の看護師がありえないくらいめちゃくちゃな看護計画書を作っていた大叔母の件があるので赦しません。

コンサーティーナさんの件

 コンサーティーナとかアコーディオンって、メーカーやタイプによりキーの配列が全然違っていたりする(らしい)ので、自分の楽器でないとうまく弾けないという人が、プロでも大勢いるらしいです。そりゃそうだわなと、昨晩手持ちのStage製中古イングリッシュ・クロマチック・コンサーティーナと格闘していて、身をもって納得。押し引き同音タイプなので、キーの配列はハーピカとかカリンバに近い。本当は伴奏のための低音部とメロディーのための高音部という配列になっているらしいデュエットコンサーティーナが欲しいんですけど、買ったら買ったでどのボタンがどの音かを一から覚え直さないといけないし、何より日本ではなかなか買えない。売りに出されてもすぐはけるということで、ここはぢっと我慢の子。

 それにしても私のコンサーティーナはテナー音域で結構重い。しかも親指を通す革のベルトと、小指を添える金属製のパーツで支えながら動かすので、膝の上で蛇腹を開閉したとしても、結構指がしんどい。具体的に書けば痛い。果たして続けられるのかどうか不安でいっぱい胸いっぱいという状況。ドキもムネムネするさ、そりゃあ。

 小指を当てるパーツを外したら、いくらか痛みも軽減しそうなので試してみます。実際痛みのせいでほとんど使わないし。親指の方は、テーピングしてみるかな。

 なお、48個の音が出るボタンがありますけれど、実際には48音は出ませんよ。派生音の中に同じ音が出るボタンが6組ありますので、実際に出る音は42音。D♯とE♭はボタンは別ですが鳴る音の高さは同じ。G♯とA♭も同様。それが音域ごとに3組ずつ。それでも多いよね、ボタン。もうちょっと軽くてコンパクトなものはないのかえと検索をしたら、30音のイングリッシュクロマチックが楽天にありました。しかーし、そこそこのお値段がする。もうちょっと安い方がと北九州のS君とこ(某大手オンライン楽器ショップ)を検索したけどなかったで(;´Д`)。

※しんどいけど楽しいのでしばらく続けてみます。なんでも一緒。続けないとダメですよね――と書きながら、すぐ飽きてリトルミンストレルに戻りそうな予感。

飴玉でマインドフルネス

 呼吸だとか温熱だとかに集中して、今を受け入れるマインドフルネス。もしかしたら飴ちゃんを舐める行為もマインドフルネスたりうる? と検索してみて、実際にそういう瞑想の指導をしている禅宗のお寺があることを知りました。

 どうも飴屋さんとのコラボらしい。すてきすぎる。私も温熱治療器や使い捨てカイロで、合谷老宮といったツボを温めながら、飴ちゃん瞑想に取り組んでみよう。好きな飴なら長続きしそう。

※使い捨てカイロは、ビニール袋などに入れて空気を遮断すれば、一時的に熱反応が進むのを止めることが出来ます。カイロもタダじゃあないからよう。もったいないもんでよう。一回数分の飴ちゃん瞑想に使うなら、ビニール袋やジップロックに入れる作戦で、もしかしたら一月くらいは持たせることが出来るかもしれない。もっともビニール類には目に見えない孔があって、完全には空気を遮断することはできませんけどね。正露丸の匂いとか、ジップロック程度なら平気で突き抜けてきますよ。

※編み物や鹿島錦も、それ自体にマインドフルネス的効果があったりします。それはわかっているけど飴舐めたし。

【イベント情報】佐賀錦の木目込み人形とお箏の調べ

 鹿島市の吉田祐彦記念館 エントランスホールにて「佐賀錦の木目込み人形とお箏の調べ」というイベントが開催されるそうです。30年前に作られた木目込み人形七段飾り公開されるとのこと。写真を拝見した限りでは、網代や流水、紗綾型などの織りが使われている模様。昨日の究斗師匠の落語会の時に、エイブルでリーフレットを発見して欣喜雀躍。

【公開日時】

2024/2/18~3/31の毎週日曜日 AM10時~PM4時までだそうです。私も大地に生麹を買いに行くついでに観てこようと思います。どうも連日ではなく日曜だけらしいので注意。入場無料。箏の演奏に関しては、能舞台の方で、期間中2/18、3/10、3/17の午前11時~と午後2時~、都合六回催されるとのこと。他の日は過去の能公演の映像だとか。

 3月27日からは鹿島錦保存会の作品も祐徳博物館で展示されますし、3/31は祐つながりではしごできますね。祐つながりって何と訊かれても無視一択。去年は鹿島錦からも何人か見学に行かれたという話でしたね、そういえば。

 詳細は一般社団法人吉田祐彦記念館まで。絵画教室も開催されている……って、どうも指導は皆大好き絵馬ブレイカーことS光先生みたい。

リトルミンストレルを引っ張り出したと書いた矢先に

 弦の張り替えと調律が面倒くさくてコンサーティーナに乗り換えた件に関しては見逃してほしい。鹿島錦や編物の作業を面倒だと思ったことはないのに、なんででしょうね。仕事と同じくらい面倒くさい。弦楽器は手も荒れるし変なタコが出来たりするし、しばらくは聴くだけにしとこう。

 コンサーティーナに関しては、これまで何度も出してはちょっと練習し、飽きては放置しを繰り返してきました。基本的に単音しか出せない笛っ子として、和音が奏でられる楽器に対するあこがれが強いんですよ。単色でしか織らない人が、見事な色替えのなされた織りに「おおお」となるのと同じ感覚かも。まあ最近はデュエットオカリナやダブルオカリナ、トリプルオカリナなどで二音までなら和音が出せますけど、そちらには憧れないから不思議。どれも所持はしていながらも、引き出しにしまいっぱなしです。オカリナは逆にイギリス運指の方にあこがれる。簡単な曲なら吹けますよ、イギリス式。台湾式と呼ばれることもあるみたい。イギリス→香港→台湾みたいな流れでしょうか。SFに近い音域で素焼きの六穴オカリナが欲しい。まあ一つ持っていますけど、見た目が地味なので、ペンダントにも出来る洗練されたものが欲しい。オカリナ作り(の練習)も再開しないと。

 コンサーティーナの「自分では調律しない。音が狂ったら修理は業者任せ」というのが私的には非常に楽。まあプロ奏者なら自分でやられるんでしょうけど。あとね、かなり広い面積に鹿島錦貼れるよ。しかも貼っても(おそらく)音は死なないよ。よくアコーディオンと混同する人がいるけど、似て非なる楽器ですよ。

佐賀空港でなくて長崎空港の方が鹿島からだと近いのに

 なんてことを思いつつ、三遊亭究斗師匠のミュージカル落語を堪能してまいりました。さすがというかやはりというか、円丈一門お客さんをいじりがち。もっとも私の場合白鳥師匠と今回の究斗師匠しか拝見したことはないですが、いずれ熊本の山鹿出身のふう丈さんなんかも、もしかしたら鹿島に見えるんじゃないかな。

 そういえば先の記事で金属弦の音が苦手と書きましたが、チェロとピアノはなぜかまったく気にならない。なんででしょうね。今日は生演奏でしたよ、ちなみに。

 本日の演目「美女と野獣」をかいつまんで説明すると、毎週笑点を欠かさず見ているシンデレラ(註・幼名)が長じてベルとなり、ジェニーの魔法で野獣にされたウィリアム王子と結ばれるという流れ。随所に歌が入ります。

 一昨年のエイブル落語会、ともに先代小さん師匠の弟子である市馬師匠とさん喬師匠の古典落語で初めて落語に触れた人たちは、創作落語の雄で三遊亭の突然変異こと円丈師匠の流れを組む――しかも出自は春風亭のサラブレッド小朝一門――究斗師匠のエンタメぶりに驚いたのではないかなと推察。私は古典も新作も聴くので、存分に楽しみました。奇しくも二回続けて歌う落語家ということで、噺家全員歌が上手いと勘違いする人が出ないといいけど。

 今回、鹿島錦保存会落語部で鑑賞したのは私だけだったのかも。他の人は見つけられんかったよ。私の周りの席は町内の知り合いだらけで、鹿島で観た気にならなかったなんてここだけの話。それにしても知り合いがまさかゲラだったなんて( *´艸`) 果たして準備の都合なのか、エイブルでイベントがあった場合、演者の皆さんに鹿島錦の記念品が配られたり配られなかったりするそうですが、今回はどうだったんだろう。