結局休んだの心

 今日は別に相談員勤務ではない要らない子だったので、大掃除のために休みをもらいました。朝から洗面台を磨いたり家中の敷物類を洗ったりしております。昼食はパスタで済ませました。

 昨日からかぎ針編みを再開しましたが、指が動かなくてなんとも。鹿島錦を始める前に基礎的な編み方は一通り練習したはずなのに、全然覚えてねえ。

 棒針同様かぎ針編みも深淵を覗くときりがないため、基本はストレッチ編みに置くことに。

①縫い付けポケットやワンポイント用のモチーフ or ドイリーを編めるようになる
②モチーフをつないで小物を作ったり淵飾りが編めるようになる
③金糸を使ってペンダント用のコードを編めるようになる

 の三つが目標。ペンダントばかり作って、わしはヤマタノオロチかと思わないこともないですが、鹿島錦でもアクセは作れるでーということを世に知らしめるため、大物を他の会員に任せて、私は小物街道をまっしぐらに突き進むのです。コードも、マクラメだったり、ビーズクロッシェだったり、バリエーションをつけたいでござる。そういうわけでかぎ針編み。

大切なお知らせがございます

 今日は12/28木曜日です。

 大事なことなのでもう一度書きます。今日は12/28木曜日です。

 29 日 の 金 曜 日 ち ゃ う や ん け 。( ゚Д゚)

 私はてっきり以下略。

※「明日お伺いしてもよろしいでしょうか」と訊かれた電話に「申し訳ございません明日は休みをいただいております」って答えちゃった。やばい。

kindle unlimited散策

 今年読んだ料理と手芸の本を合わせると、延べ数百冊になります。おそろしや。読むだけ読んでも全然QOLが向上しない不思議。

 今日借りた中で鹿島錦に活かせそうなのは

和のきれいな配色 キーカラーで選べる配色見本アイデア帖

ディスクで組紐、始めませんかーー写真とイラストで分かる組み方とデザインパターン160(22世紀アート)

世界装飾大典

日本の伝統文様における文様群

 明日明後日は休みです。防音室、玄関、お風呂、トイレ、廊下、物置き状態の書斎、自室を掃除なければ。仕事始めは実績確認のために2日からやでー。ちなみに親戚(母実家)との協定で、1日は絶対に年始の挨拶はしないことになっております。

※北斎のデザインを以前図案化したことがありますが、しんどかった思い出しかない。初見の図案で織るのは下手なのですが、これは自分で図案化としたとはいえ、多分一生織れません。北斎ってやはり鬼才。これが一模様ですよ。

ハンドウォーマー完成

 正月から使い始める予定のハンドウォーマー、三人分完成しました。一番左から母用、父用、私用。相も変わらずまっすぐ編んで、親指用の穴を残して綴じただけ。編物初心者の独学50メンズが四苦八苦しながら作ったわけだから、いろいろ大目に見てほしい。

 明日コンディショナーで処理して、ふんわりしてくれるかどうか試してみます。なんせごわごわなもんでよう。ロットが違ったせいで若干私用のブルー系のやつがほんのりグラデーション風になっているのもなんともはや。地域猫のおぐらさんといい勝負かも。

 1月4日は大先生の命日ですので、勝手ですが鹿島錦と真摯に向き合う日といたします。ちょうど当日は受診が入っているので、午後は休んで鹿島錦。大先生との約束は忘れとらんでよ。編物は心地よく織るための方便。

いつか中細毛糸を入手するその日まで

 編み機さんをお片付け。埃防止にバスタオルを掛けただけですけど。今この令和という時代に機械編が好きな人って、時間がなかったり、きっちりかったりしたものを作るのが心地よかったり、ガジェット好きだったり、懐かしさゆえだったり、逆に真新しいと感じたり、使い慣れすぎてそれ以外の手法は考えられなかったりと、いろいろなんでしょうけれど、私の場合は中細糸を入手するまではお預けとします。

 この間ロングスヌードを編んだ時に「なんで中細糸なんて買ったんだろう。しかも色違いを一玉ずつ」なんて思いながら取り組んでいましたが、編み終えてしばらくして、知らない間に虫食い穴が出来ていたベストを見て思い出しました。

 ダーニング用に買ったんだわ。

またもマダムの話し相手に

 編物コーナーを物色するたびに毎回話しかけられるなんて、編物好きの人たちって普段どんだけフラストレーションが溜まっているんですか( ゚Д゚)

 今日は今年最後の受診のために、鹿島錦の創案者の一人並木多仲の同僚の下河辺氏の(多分)末裔の眼科に。いつもは大繁盛しているのに、師走だからか人が少なく、あっという間に検査と診察ともに終了。眼底検査が目薬を差して瞳孔を開かずに機械で出来るから楽。

 受診の後ダイソーに行って編物グッズを見繕っていたら、編物好きのおばちゃんに話しかけられました。しかーし、内容が高度過ぎて、まだ編物の世界では首が座り始めたばかりの私ではうまく返答できず。無念。

 ただね、これだけは書かせて。「男性の方が器用だからねー」はいかがなものかと。性差よりまずは個人差なんだわ。私より`機械に詳しい女性はざらにいるのと同じ理屈。

※昔大先生から「あがーんふとか手でよーこがーんこまか器具に入れきぃしゃっねー」と言われたことを思い出した。

※鈎針編みだと型崩れしにくかったりするんでせうか。

フィードバックは大切

 子どもの頃バイオフィードバック装置が欲しくってよう。親にねだっても買ってもらえずじまい(当たり前)の心の空隙をうずめるために、大人になってからわくわくしてα波グッズを買いあさりましたけれど、結局どれもゴミに出す羽目に。基本インチキ or 誇大広告だったんだわ。純朴な私は徹頭徹尾信じていたのに。いまとなっては懐かしい想い出です。一連の機器が本物なら少女コマンドーIZUMIにもなれたかもしれないのに。なお私が好きだったのは二度とお目には書かれないであろう禁マリとスケバン刑事でした。あとヤヌスの鏡。

 これまでやってきたことの中で一番心が落ち着くのは、やはり呼吸法かも。自律訓練はすぐ寝てしまうので比較不可。メトロノームの音に合わせてゆったりとしたリズミカルな呼吸を続けていると、穏やかな気持ちになれます。電子メトロノームの音なら、今ならアプリで無料で入手できますし、わけのわからん精神世界グッズを買うくらいならメトロノームのアプリをダウンロードすべし。

 もっとも、問題点がないわけではなく、メトロノームの音は単調過ぎるせいか、なかなか長続きしないのが難点。それでも時々思い出した時にやっておりましたが、昨日ふと思いついて編物をしている時に呼吸法を試してみたら、70分以上ぶっ続けで、編物と呼吸法両方に集中することが出来ました。奇蹟やで、わしにとっては。ほんまもんの奇跡やで。ベストの呪いもふっとぶで。

 鹿島錦で試した時は、作業の手順が複雑すぎて一度で懲りましたが、まっすぐピケ編は単純で意識しなくても出来るからいいのかも。集中力を培って、鹿島錦その他にもフィードバックしたいところ。

今日もマダムがアプローチ

 嘘。単に話しかけられただけです。大掃除の準備のためのSeriaに買い物に行き、案の定誘惑に駆られて毛糸を購入。毛糸。嗚呼毛糸。

 掃除道具と毛糸を買い物かごに入れてレジ待ちをしていたところ、後ろに並んでいらした上品なおばさまから「何を編まれるの?」と興味津々で声を掛けられたというのが実際の流れ。「ええ、ちょっとした呪いのベストを」と返答できようはずもなく、当たり障りのない会話をしたわけですが、やはり編物界隈もミセス率やマダム率が高そう。鹿島錦と同じで。

 相変わらずのオーロラウールは、色違いで数十玉溜まっています。とりあえずユニット化したいんですけど、もうちょっと計画的にやりたいところ。

 先日試しに買って今日追加分を買ったひつじくんスタイルは、46目で編むと迷彩柄になるので、自分用として片手分四玉を肘上までカバーできるアームウォーマーにします。親用は色違いで片手3玉分でよろしかろう。ごわごわした感じがするので、とじはぎまでし終えたら水洗いしてコンディショナーで処理してみます。

 雑ですけど、プレミアルウールシルクの試し編み。断染めは色が活きるようなサイズで編まないといけませんが、単色は好きなサイズで編めるということで、20段15目でとりあえず編んでみました。右がピケ編み、左が昇龍。時間がある時に基礎編み四種も作っておかないと。今のところ糸の在庫が一番多いのがプレミアムウールシルクなので、まずこれから片づけます。

 呪いのベストは、思いのほか心地よい着心地です。見た目は技術次第なので、徐々にステップアップしていけばいいさね。

佐賀を中心に佐賀錦の帯が生産され

 てはいませんよ、念のため。ネットで時々見られる佐賀錦の説明がことごとく間違っている件に関しては織り手一同ご立腹。

 嘘。正しく書けば私一人がご立腹。

 販売用の帯を手織りで織る人は、佐賀どころか全国的に皆無に等しいという事実をまず直視すべし。織り手はあらかた高齢女性ですけれど、少なくとも私はそんな体力があり余ったミセスを存じ上げません。現状「佐賀錦」あるいは「鹿島錦」として売られている帯は、名前と技法を流用して織られている西陣織と博多織が100%を占めます。もともと佐賀錦の材料は西陣から来ていますので、日本の玩具マシンロボがアメリカでトランスフォーマーになって、日本で再アニメ化されるようなものかも。それぞれ鹿島錦より古い歴史がある帯の産地ですから、当然織りはきちんとしていますし、完成度も素晴らしいとは思いますけど、本物の佐賀錦や鹿島錦の持つ、素朴でありながらもどこかしら厳かな雰囲気とは全然違う。

 おそらく相当着物好きな人でも、厳密な意味での本物の佐賀錦や鹿島錦に触れたことがある人は、ほとんどいないはず。勘違いしている人てんこ盛りです。だいたいが自分で織ってこそ意味と意義を持つ織物なのに。葉隠れファミリーの大名家で生まれた分、武家の矜持とは無縁ではいられないわけですよ。言わば織る葉隠れ。なお葉隠れは一度も読んだことがないなんて内緒。

 私のように年がら年中エアコンを稼働して音楽や落語を聴きながら織ることすら、本当は邪道。住環境や織りに取り組む真剣さという点では、一番伝統を色濃く受け継いでいるのは、もしかしたら暑かろうと寒かろうとじっと耐えて根気よく織られている、麓刑務所の受刑者の皆さんかも。

※以前読んだ本によると、祐徳神社で鹿島錦織り方を教えられていた旧藩主夫人は、平織りの服を召されていたとか。

※偉そうなことを大上段から書きながら、織るのをそこそこに編物をする。そんな人生もよろしかろう。