飽きちまってよう

 用事が増えて睡眠不足が続いているせいか、色替えに疲れ果てました。好きな色の組み合わせで織れないのも辛い。あと、さすがに無目的のまま同じ図案を織り続けるのに飽きました。帯を織る時は、予備の台にシンプルに織れる変わり経紙か何か立てておこう。時々逃避できるように。

オーソドックスに

 明日は木曜日ですね。鹿島錦初心者教室の日ですが、身内が緊急入院した関係で私のやることが現状倍増しておりますので、参加できません。とりあえず空き時間に織っています。ただいま絶賛鹿島錦モード。60段織ればストラップ&キーホルダー分の布が確保できるため、いろいろな色で織ってみる試み。わかりづらいですけど上部の半分の桝の中央の三段は生成りです。とどのつまりその三段だけ三色で、他は一色と二色。決して好みの組み合わせではないですが、せめて提出物の色のバリエーションを増やさんと、会のお局様以下略。

プラを棄てませ

 棄てませプラを――ということで、明日はプラごみの日と相成っております。わしも棄てる気満々やで。

 ゴミ同様に棄てられるなら、今日織った分も綺麗に捨てたい。正直今回は配色を盛大にミスっております。ドドメ色のティアラを被って、満面の笑顔で「私に投票してくれてありがとう」と手を振りながらミス配色とか受賞できそうな勢い。織っているととんでもなく惑乱されます。この色危険。補色でもないのに。京都駅地下街のPortaに昔あった王様のアイデアで売っていたチカチカリラックスくらいには、眼球めがけてチカチカが飛んできます。なんででしょう、ものすごく織りづらい。7cmくらいが限界かも。

※図案というのは色の入れ方によって、活きもすれば死にもするなと痛感。後20段くらい織れば亀6匹分は確保できるので、歯を食いしばって頑張ります。多分面積のバランスが悪くて落ち着きなく見える&生成りより黒の方が合いそう。

何かが違う

 朝から織るのは何年振りか。チガウコレジャナイと私の深層心理が訴えかけておりますけれど、今日は積極的に無視。昨夜身内が緊急入院いたしまして、いろいろごたごたしております。まあ、親ではないのでそういうことで。

 それにしても、色択びとか、色の入れ方とか、もっと真剣に考えないといけません。今回はキーホルダーやストラップ用ですし、そこまで綿密に考えても無意味なため、とりあえずこのまま進めます。手持ちの本金の端切れを確認したけど、糸色の関係もあり、亀五個分くらいしか確保出来なかったしよう。辛い。

限定動画が面白すぎて

 メンサ会員しか観られない動画が面白くてどんどん織りも進んでおります。

 後少しで生成りの単色部分が終わるので、続けて寒色系で一段二色入れながら都合四色くらいで織ってみます。それが終わったら暖色系で。色を替えることで提出物のバリエーションを増やす作戦。あぐりに巻いた分を使いきったら取り掛かるよ。もちろんメンサ会員特典を満喫しまくるよ。

 来年あたり東京の機械編みの教室に通って寄席に――と考えていたけど、広島のカルチャースクールにしてぶちライブという選択肢も考慮していいのかもしれない。

裏を見てみた

 鹿島錦保存会の経紙は1mが基本の長さ。なぜ特注になるのにこのサイズかというと、故大先生=美魔女=暴君ハバネロが「バイアスで取らんでも帯締めば作られる長さでー」と、京都の引箔職人さんにお願いしたから。毎回この長さで織っている人は何ともないのでしょうが、私のように何度も短い経紙――引き箔のそもそもの標準サイズ――で織っている人間からすると、会の経紙はゴールが遠いわけですよ。30cmくらい違いますからね。鹿島錦も佐賀錦も、横のサイズと糸色を同じにした場合、織りの値段は長さに比例します。しかも正比例ではない。極端な話、仮に使う長さが二倍になれば、製品の値段は四倍にも八倍にもなります。なぜなら、同じ図案で安定して織り続けるのが困難な織物なので。

 にもかかわらず、ですよ。私は先日の教室でA先生と約束してしまったのです。

「次は帯にする布を織ります」と。もちろんメンズだから角帯やで。手織りの、本来の意味での鹿島錦の角帯なんて、私はA先生が昔織られた帯くらいしか知らないし、持っているだけで激レアさんになれるのではないかな。余ればお揃いの笛袋を作りたい。手持ちの笛全てに作りたいんですよ、本当は。龍笛さんからPiccoさんに至るまで。

 今立てている本金、編み物に逃避しすぎて何ヵ月目に入ったかすら覚えていないほどですが、台を裏返して確認したところ、奥側の巻き取り用の軸に経紙の端がちょうど乗っかった状態であることが判明。多分半分を過ぎるか過ぎないかというところではないかと。お土産のお守りだの取り外したHDDだので机上がちょっと取っ散らかっておりますが、織るのを優先しているということで。

 桝をベースにした図案の方が縮みづらいし、角度で表情が変化するのできっと仕立てた時に面白いよね。生成りを基本に寒色と中間色で織りたいところ。A先生から頂いた2mの経紙を2回立てるため、もしかしたら合間に、単色で一気に織れそうな別の短い変わり経紙を織るかもしれないし、続けて織るかもしれない。

 余談ですが、最近ゆとりはまっすぐ入れる会に入会しました。鹿島錦保存会の場合、ゆとりは弧を描くように入れるのが基本と教えられるんですが、ガン無視で行きます。台の癖や道具の癖、引っ張り紙の癖、体の癖など、もろもろの要素で決まる織りの仕上がり。私の体と道具の場合は、「ゆとりはまっすぐ&綾で下ろす」のが一番安定するような。これはもう人それぞれなので自分で適切な方法を模索するしかない。

こんなところからムスカリさん

 何がどうしてここから咲いたのかさっぱりわからない。雑草だと思い込んでいたのに。春になったら抜こうと予定していたのに。あやうく悲劇に見舞われるとこやったわ。さすがに球根から咲く花はたくましい。

 私も球根植物並みにたくましくならないといけない(ただしすぐ腐れやがるアネモネは除く)と思って、蝶の試作。成功か失敗かとひざ詰めで問い詰められたら「失敗です」としおしおのぱーにならないといけないくらいの出来ですが、作っている途中で「こうすればええんや」とひらめいたので、次に作る時は多分もっと綺麗に出来るはず。試作って大事やね。大事すぎてドキがムネムネするやね。実は見た目より布が要るので、糸掛けした時でないともったいなくて作れませんけどね。厚みが出る問題に関しては、細糸ならある程度相殺できるかも。

 この蝶、最初はかんざしにしようと考えていましたが、パーツとのバランスが悪すぎるためペンダントにすることに。アクアオーラのビーズが合いそう。使った布に関しては、これは初めての経験だったんですが、どう頑張っても押さえられなくて、段と段の間に隙間が空いてしまっているので、あまり使いたくなかったり。でも他に使えそうな布がなかったため致し方なし。思えばこの頃から肩に力が入っていなかったのかもしれない。綾織りの折り紙がもっと綺麗に出来るようになっら、蝶アクセ作りまくるで。枯れ木も山の賑わいならぬ、小物も展示の賑わいやで。

 ここしばらく編物と楽器の練習にはまっていたことに関しては、徐々に落ち着きつつあります。コンサ―ティーナさんに関しては完全にお暇願いました。インテリアグッズとして余生を過ごしてもらいます。なお、私の脳の仕様だと、どれだけチューニングに心を砕いても、弦の多さゆえかヴィオリラ&大正琴の音を雑音として捉えてしまうようなので、一弦から三弦を取っ払って四弦を二本張るという我流の構成に。CとG、あるいはDとGかGとGでチューニングして様子見。後はのんびり弦探し。ギター弦とかハープ弦とかいろいろ試してみたい。本当はピックではなく指で爪弾きたいんよ。

 編物も、今編んでいる母用のゆったりまっすぐベストを編み終えたら、多分しばらく落ち着きます。時間が無さすぎて鹿島錦がおろそかになっているため、次からはウェアは引き揃えでかぎ針編み、小物はストレッチ編みにして時間を捻出するようにしたいところ。

 これからACBに行って、展示用によさそうなものがないか見繕ってきます。ディスプレイ用の台が欲しい。

※最近Youtubeでやたらと将軍の動画を薦められるんですけど、ポリコレとは無縁だからこそ大変な評判になっているという分析に失笑。マジョリティの偏見や思い込みというフィルターを除外して、マイノリティの文化を過不足なく正しく表現するというのが本来のポリコレの趣旨なのだから、正しいポリコレを徹底したからこそ評判になっているだけなんですけどね。あとね、時代劇の描写が歴史的に正しいとは限らないんやで。これまでのアメリカ目線の勘違い丸出しの描き方と比べて、はるかに時代劇として正しい演出がされているのは認めますが、時代劇には時代劇の様式性があり、現実の歴史と比較した場合、簡略化されたり美化されたり、演出過多の部分も案外ある。水戸黄門にまさかの巻き台の佐賀錦が出てくるのと同じ。そのあたりをはき違えて解説してはいけません。

近況報告

 ただしおぐらさんの。圧倒的おぐらさん不足のあなたへ。

 毎日我が家に餌をねだりにくるあたり、地域猫とは名ばかりになってしまいましたが、近隣住人に生温く見守られながら、たくましく生きておいでですのでご安心を。うちの近所の百獣の王とのもっぱらのうわさ。

 一応鹿島錦も織っているよということで。進んでいないように見えるのは目の錯覚。何十ヵ所間違えているんだという感じですが、この部分は小さく切って使用しますので、あえてこのままで。

 マクロ撮影してみたり。

つまようじでピコットが出来る

 シャトルを使わずに、マクラメボード&タッチング結びでタティングレースもどきを作りたがってやまないあなたに、とっておきのお知らせ。ピコットはつまようじをぶっ挿せば同じ大きさで出来ます。本数で調整すべし。マステでくっつけて何種類か作っておけば幸せに。相変わらず掟破りの右タッチング結び(通常のタティングレースは左タッチング結びに相当)ですし、目を数えてすらいなくて雑ですが、とりあえず何か挿しときゃピコットが作れることは確認。マクラメの延長として、他の結び方と組み合わせたりもしたいので、モチーフの練習はまた後日。わしゃ寒色系の糸でいろいろ作りたいんじゃ。

 糸替えも絶対マクラメ風にやる方がやりやすいと思うんですけどね。別々の色で一つのカーブを簡単に結んだりできるのに。多分シャトルを使うメリットは、場所を取らないということと、手早く連続して結びが出来るという部分以外には、ないのでは。

 さて、鹿島錦。まだテストであぐりに巻いた分が残っていますが、古デジカメを引っ張りだしたので、ついでに撮影。わかりますかね。グリーンの糸の上、薄いブルーを入れているんですけれど、目視では生成りとほとんど見分けがつかない。とりあえずもう少し織って様子を見ます。

※目を詰める上下が逆だから右タッチング結びでいいんだ!! シャトル操作で目のうつしをしないでそのまま左芯紐で結べば、左タッチングになるのか。なるほど。右利きの私にとっては、いよいよマクラメの方が簡単にできるやないかい。