思いついたので試作

 金具を調整することで二色三色も包めるのであれば、もしかしたら単色織同士なら裏も錦で包めるのでは? と思いついて、早速試作。多分これ一年目に織ったやつ。

 同じように昔織った平織りを……

 もっと苦労するのかと予想していましたが、普通に完成して拍子抜け。なお同心円上の筋は、金具由来です。下に何か貼ればおそらく隠せるのですが、そうすると今度はプレスしづらいと思うのでしません。これで器具の材質も、足を取った後の穴も気にしないで済む。やりたいことがだんだん形になってきました。

 「中糸の場合表裏とも一色で」と割り切った方が作りやすそうなので、今後はそうします。貼り付け金具ですぐどんなアクセにも流用出来て便利だから、量産しておきたい。特大のミール皿を大量に貴金属で作るより、貼り付け金具やバチカンをアートクレイシルバーやゴールドで作った方が、多分はるかに経済的。

かなうなら

 くるみボタンだけ作っていたい。何も考えなくて済むから。

※端切れで作るため、真ん中を取ったりはしませんよ。

※すっかりしっかりめっきりさっぱり作り方を忘れていて、えらい目に遭ったなんて内緒。上の画像はまだプレスする前です。裏板(っていうの?)を嵌めてプレスすると、生地が内側に引っ張られるため、シェルに手で貼っただけの状態よりもすっきりする印象。作り方にはコツがあるので、忘れないようにしなければ。プレス機がない場合、シェルと裏板(名称不明)は、違うサイズのものを使った方が嵌めやすいはず。錦の厚みの分を考慮して、2mmくらい小さいサイズの裏板を嵌めれば、中糸二色~三色でもいけるかも。もっとも試したことはないです。私の場合はプレス機でやるので、中糸二色以上はペンチで無理やりサイズの調整をします(´・ω・`)

※足ありと足なしどちらを選ぶか悩ましいところですけど、足ありを選んでプレス前に外すのが無難。後で足が要るようなら、丸カンを通せばいいだけの話ですからね。足ありのままでプレスして後から外すなんて、度し難い。

※そうか、直接ブローチ金具をつけるのではなく、平織りで別パーツを作って貼りつければいいんだ

器具問題は何とかならんのか

 やはり、厳しい検品を経て販売されるきちんとした作りの器具を買わないとだめですね。包んで作るミラーは、コンセプトとしては面白いんですが、こちらの角型ミラーは蝶番の部分が緩くて、角度をつけたところでは止まらない。先の丸型はきちんと止まりますが、マグネット部分でぴたっと閉まらず、傷みかけたアサリのように口が開いてしまいます。どういうことだ。

 身内用にはいいんですけどね。フレームが樹脂で軽いし。販売向きではないです。作るのが楽しいだけにもったいない。

 職人さんとか工場に特注するのがいいのかもしれない。でもデザイン上の著作権もあるはずですから、そういうのにも気を配らないといけないか。

※仕立てをきちんと勉強するまで布を取っておこうと思い直しました。これまで買ったキットのうちいくつか作ろうと開封してみたんですけど、結構難しい。鹿島錦で作ると、多分作り方も部分的に変更しないといけないので、今回は今の技術で簡単に作れるものを優先します。

※落語は好きですけど、テレビを観る習慣がないもので、笑点も長いこと観ておりません。もっぱら動画派。

※インド映画ってなんで踊るの? シヴァ信仰の影響でしょうか。世界史の資料集に「踊るシヴァ神像」とか載っていましたよね。

悪魔が私にささやいている

 糸を掛けろと訴えている。文化祭用の品を作り終えたら、鹿子市松を糸を掛けて織ってみてもいいかな。先日18段掛けたので、10段くらいどうってことないや。とりあえず35割の古い銀を台に立てました。

 織るのは仕立てが済んでからということで、昨日台から外したばかりの布で、丸型コンパクトミラーを試作。いつ教室に行けるか不明なので、見せずに作っています。

 裏側ちょっとずれちゃった。

 丸型と四角型を作ってみましたが、丸い方が作りやすい。四角の方はまだ接着剤が乾いていないため、また後でアップします。

エルフの皺が気になる

 アマプラで放送しているロード・オブ・ザ・リングの前日譚のドラマですが、不死という設定のエルフなのに、なんであんな顔に皺よるの? 不老ではないということ?

 訝しく思いながらも織りは進んで、先ほど台から外したところです。最近「経紙の端ギリギリまで織ってやろう」という気力はなくなり、ほどほどで切り上げるようになりました。織り終わって一番の感想は「結構縮んだ」です。やはり前回ほとんど縮まなかったのは桝の効果か。ただ、平織りの目で力任せに押さえていた時分よりはだいぶましで、大物は無理でも、小物なら問題なく作れそう。ランダムボーダーも愛おしい。

 遠近法を駆使して縮みを誤魔化してみる。ぱっと見て「はい縮んでいます」と断言できるくらいは絞れています。他人様の身体を表現するボン・キュッ・ボンなんて傲慢で卑俗な表現がありますが、キュッ・キュッ・キュッという印象。体はなかなか絞れないのになぜ錦はこうも簡単に絞れるのか。綺麗に織れていたら文化祭に織り布を出そうと思っていましたけど、これは無理。会の品位にかかわる。

 仕事との兼ね合いもあり、四分の三糸掛けで織って、残りを拾うというのが、現時点でのベストかもしれない。

 次回は古い銀の消化月間。糸を掛けずに自分で拾って、五種類くらいの文様を、それぞれ二色で試し織りします。

残り10cmくらい

 ここからがしんどいんですけどね。横に入れたラインが右上がりに見えるのは、流水ならではの錯視効果と、カメラの角度のせいです。実際にはやや左に下がっているんですよ。このラインを活かして、メンズも使いやすい名刺入れをこさえたいんですけど、どうなることやら。せめて今月中には織りあげたい。

 今日はもう寝ます(´_ゝ`) あ、22日の教室には行けません。ストラップの材料とかも買わないといけないんですが、もしかしたら去年みたいに文化祭の時になるかなあ。それにしても文化祭は何日の開催なんだろう。搬入の期日とか決まったんですかね?

 さすがに搬入の日までには織りあげられるでしょう。何を作るかいまだに思案中。

※「素人がとりあえず皆で踊る」系のCMを見るたびに、安易さに反吐が出るのですけど、インド映画はいろんな意味でレベルが違うので好き。そういえば昔親に買ってもらったクラシックのLPレコード集の中に入っていましたね、クシコス・ポスト。聴くたびに運動会を思い出すという。

※ウィリアム・テル序曲はひょうきん族のテーマ。

錯視しましょうそうしましょう

 左上がりの流水を織っています。流水を織るたびに思うんですが、斜めの綾に緯糸を通す関係で、錯視効果がものすごいですよね。織れているのか織れていないのかわからなくなります。

 拾うということに関しては、流水が一番楽しいのに(あくまでも私の場合)。残り12cmくらいなので、惑わされないようにベースにしているネイビー系の糸だけで織ります。

もう限界

 書類の不備が続いて「わしはもう最大限に疲れた」ということで、糸を外しました。今の精神状態でこの文様を織り続けるのは無理。無理無理無理。単色とはいえ、二色で織った分まで含めたら、70cm以上織ったんだからよくない?――ということで、一気に掛けた糸を切って、平織りを入れて一休み。本当は二色で織ってストラップ用にと考えていましたが、なんか心の糸も切れたでござる。残り19cmほどは織れるので、しばらく流水を織ります。人生に疲れ果てた会員御用達のまっすぐの流水ですが、「右上がり」「左上がり」と表現した方がわかりやすいかも。

 まだまだ研鑽の必要あり。単純な図案を色替えで魅せるという手法にも憧れます。

※やはりヒモトレ(最近はたすき掛けオンリー)をやってから織ると、格段に肩が楽。今日、久しぶりに結ばずに織ったら、肩がガチガチになって吐き気を催しました。

ピンズキットはちと微妙

※しつこく書きます。9月の鹿島錦教室は8日と22日、それぞれ午前中のみの開催となります。8日は話し合いがあります。私は両方行けません。緊急連絡網くらはい。

 台風前の買い出しに行ったついでに、ダイソーに立ち寄りました。手芸コーナーでピンズ・キットを発見。

作ってはみたものの……うーん。糸がつぶれて、錦らしさが激減。どういうことだ。

 やはり包みボタン最強。

8/31は介護職員等ベースアップ等支援加算の書類の締切なり

※9月の鹿島錦保存会初心者教室は、8日と22日の、それぞれ午前中の開催になります。8日は話し合いがあるそうです。

 相変わらず書類ギリギリ。有料老人ホームの申請の書類も作らないといけないのに。

 花菱鹿子蜀江の進捗ですが、目測で全体の三分の一くらい。裏を見てみたら、経紙の端がひょっこりさん。まだまだ織るぞー。まあ、糸をかけていますからね。織れるところまで織らないともったいない。せめて毎日一時間は――と思うのですけど、30分で燃え尽きちゃう。いかんいかん。

 ところで、22日も用事で教室に行けないことが発覚し、よよと泣き崩れております。それと、8日に届け物をする時に、お願い、新しい緊急連絡網をください。