頭痛、だいぶ落ち着く

 五回目の副反応は、熱と頭痛でした。他の人も同じなのかは不明ですが、熱が出ると横になったまま四肢を強張らせる癖があるせいで、今日は全身バキバキ。

 昨夜はカロナールを飲んで――これも極力飲むなと言われている――ファンタスティック・ビーストの最新作を寝床で視聴。グリンデンバルドのキャストが変わって違和感がぬぐえませんが、総じて好きな展開でした。ほんのりミステリー風で。ただ詰めが甘くて、展開がバレバレなのがマイナスポイント。

 普段は字幕派なのですけれど、今回は頭が働かなかったため字幕で視聴。最近吹替派に転向しつつあります。今夜は冷凍さぬきうどんがあるので、父方祖父から受け継いだうどん県の血を沸き立たせ、うどんを作ります。

※もしかして熱痙攣の一歩手前ってことなんでしょうか。でも痙攣までに至ったことは記憶にない。

五回目のワクチン接種完了

 基礎疾患持ち&高齢者と日常的に接する仕事のため、五回目のワクチンを接種。今回初めてのオミクロン対応です。つか知らない間にまた変異株が出とるやないの。

 変異のリスクを最低限にするには、感染者数を減らす以外ないわけですけど、現状無理ですよね。マスクだけして消毒や手洗いをなおざりにする人たちの多さときたら。

 某カルト好き議員の「マスクをしても感染者数が増える一方」という主張に関しては、消毒や手洗いの不足と、家庭内などで外した時に感染している説を支持したい。そもそもマスク装着の是非に関しては人口密度や気温や湿度なども関係してくるし、安易に「外国が―」「外国はー」とか言われても。比較するなら人口密度も気温も湿度も他者との接触具合も感染者数も感染率も同じくらいの国や地域とするべきでしょう。そうでなければなんの説得力もない。マスクを過信していないかという観点から語るならまだしも。

 個人的には、外し時があるとしたら、どんな変異種にも対応できるワクチンの開発と、感染後の症状の進行を抑える効果的な経口薬の量産体制が整ってからだと考えています。個人レベルで「もう着けたくない」という人たちに関しては、まあ、コロナ初期で皆手探り状態だった時とはずいぶんと状況も変わったので、場所にもよりますが、特にルールが設けられていない状況であれば、それぞれの自由意思に任せてよさそう。特に子どもたちの場合は他の病気の免疫獲得とかの問題もありますしね。マスク慣れしていない人たちがうんざりしている点については気の毒に思いますけれど、私は花粉症持ちでもあるので、誰がなんと言おうとまだまだしつこく着けるでよ。

日付が変わればブラックフライデー

 いろんなものが安くなるブラックフライデー。体調不良で寝込んだときのために、Amazonで新しいタブレットを買うか、画面付きのスマートスピーカーを買うか、思案しています。

タブレット

・図案の表示がどこでもできる
・動画も見やすい
・kindleはじめ電子書籍が読みやすい
・micro SDカードが使え、サービスによっては動画や音楽もダウンロードできる
・充電が必要だが外に持ち運んだり停電時にも使える

スマートスピーカー

・スマホやタブレットに比べて音質が良い上、Bluetoothで他機器のスピーカーにも出来る
・ブラウザ経由でYoutubeも観られる
・外部電源接続のためバッテリー切れの心配がない
・明らかに電子書籍向きではない
・ネットにつなぎっぱなしでないと無意味
・織るときの邪魔にしかならない

んですよねえ。それぞれメリットデメリットがある。Echo show 5なら、私の場合は初めてのEcoh製品購入になり、さらに割引が利いて、なんと1,980円なんですよ。なんだその値段。ちなみに割引なしだと8,980円。もっとも、視力の低下が著しいところに5インチの製品は果たしていかがかと思わなくもない。でも寝込んでいる時にタブレットやスマホのバッテリーが切れて、かろうじて維持できていた私の気力も切れかかるということを何度か体験しているので、一台あってもいいかなあ。かえって5インチくらいの方が、枕の周りに置けていいかも。1,980円ですしね。落語会より安いし、Amazon Musicで落語の再生もできる。

 Echo Show5を 買うことにします。

暇すぎ

 今日は来客も電話もなく、午前中に配布書類を作って以降「暇ー」と思っておりましたら、なんと勤労感謝の日だそうで。祝祭日関係ない仕事をしていると、感覚がマヒしていけない。そういえば25日は5回目のワクチン接種。明日一日仕事をすれば三連休です。ただし副作用で寝込む前提。

 ところで、先ほどとある検索をしたついでに千代の富士に関する記事を読んでいて思い出しました。高校時代にまことしやかにささやかれた、「杉光先生、千代の富士に似ている説」。「用務のおじさん、お笑い漫画道場の司会者に似ている説」とともに、私の中ではそっくりさん説の金字塔。

 今ではすっかりネットのおもちゃ(の残骸)と化してしまった杉光先生ですが、この件に関しては、多分「修復」という形での依頼は受けていらっしゃらないのでは――と、文化財修復を学ぶために美大入りしたくせに専門課程に進む前に中退した私なんぞは思うわけです。「あんたちょっと色のうっさめてきたけん塗り直してくれんね」的な会話が交わされたのではないかと推察。そもそも現物は市の文化財にも指定されていないわけで。江戸時代後期の奉納ということで、古い物ではあったようですが、どれだけ文化的価値があったかまでは不明。でもうちの町も、かつて素封家の住んでいた古いステキな洋館を、修復もせず朽ちるままにしておいたし、行政の盲点になった可能性もあるのかな。

 もっとも、絵馬の武者の顔の向きを変えた理由については謎。先生、なんで? こちらもそういう依頼があったのかな。まあ私も祐徳博物館に展示されている筥迫を蛍光色の釣り糸で修復されたら怒るとは思いますが、とりあえずはまあ恩師ということで、twitterでこの件に関して取り付く島もないことを書いていた人たちに関しては、軒並みブロックをすることで対処。

※今から大学に行って文化財修復の勉強をきちんとしようかなあと思わないこともない。

※なんだかんだ書いていますが、私が依頼者なら洋画が専門の杉光先生には頼まないかな。画風が違いすぎるのを知っているから。悪口ちゃうよ。

※古代中国の豚土器が可愛すぎ。なお十二支の「亥」は、本来イノシシではなく豚のこと。十二支という概念が伝来した当時、日本には豚がいなかったため、代わりにイノシシを当てたそうです。

小ネタ

 最近ではゲーム界隈で頻繁に使われているらしい、古代ゲルマン民族が使用したといわれるルーン文字。北欧神話の主神であるオーディンが、世界樹ユグドラシルに九昼夜逆さづりになってようやくその知識を得たという伝承もあります。北欧神話になじみがない人でも、水曜を英語にするとWednesdayになるのはご存じでしょう。Wednesdayの語源を直訳するとオーディンの日。研究科がある火曜はテュールの日。初心者教室のある木曜はトールの日。金曜日はフレイヤで、土曜日はサトゥルヌス。日月はそのまま太陽と月。トールは最近ではアベンジャーズの一員マイティ・ソーという形で知られていますね。そんなこんなで(雑)鹿島錦でルーンを表現できるのか挑戦。古代には文字自体に魔力があるとされたルーン文字を錦で再現してペンダントに仕立てれば、北欧神話好きの方たちからお守り系アクセとして重宝されそう。

 検討してみた結果――

 ということで再現できました(嘘。後付け)。

 苦しい。(꒪ཫ꒪; )ゲボッ まあ白漆に白糸&色糸で織ればはっきりすっきりしゃっきりするかも。斜めのラインのみで出来ている数文字はすぐ再現できるんですけど、縦のラインが入ると、隠し糸必須。

 織り手の人数の面でも、図案の斬新さの面でも、村岡屋のお菓子による援護射撃の面でも、佐賀錦の存在感が強すぎるので、鹿島錦も、伝統を損なわない程度に新機軸を目指さなければいけないと思いつつ。

※なんのこっちゃわからんという方はこちらをごろうじろ

※文字の読み方に関しては、今をさかのぼること35年前、マー・プレム・チンタノの時代で止まっておりますのでご容赦を。ルーンのアルファベットのことを今では仮名でフソルクと書くらしいですが、当時は「ファソルク」表記でしたね。あぐりとあばりみたいなもんか。

謎の言葉に遭遇

 鹿島錦用の織り台以外にも、我が家には手の平サイズのヂャンティ織り機や、家庭用の手織り機があります。(下手くそな)編み物にかまける時間がなく、毛糸が余りまくっているので、さて、平織りでいいので毛糸織でも試してみようかと検索をして、「ブンデンローゼンゴン」という言葉に遭遇。不思議な響きですよね、ブンデンローゼンゴン。対抗意識を燃やしてカタカナで書きますが、イッタイゼンタイナンダチミハとしたたか検索をして確信。

 鹿島錦や佐賀錦でいう模様織だこれ。それにしてもパターンがいろいろあって可愛いですね。

 メモしておかないと。ブンデンローゼンゴン。いつ使うかは謎ながら。なおスウェーデンで伝えられてきた技法だそうです。解説動画の闊達自在な綜絖に嫉妬。

※北欧つながりということで、この間図書館で借りたフィンランド文学の本について。「図説」と銘打ってあったので、てっきりカレワラの挿絵がふんだんにあると思い込んでいたら、ほとんどないんでやんの。その代わり燦然と輝くステキネームに遭遇。ミンナ・カントとユハニ・アホだそうです。フィンランドの写実主義文学を代表する方たちですが、それぞれの名前を足して二で割ったらミンナ・アホ。辛い。そんな(どんな?)フィンランドにちなんだアニメといえばムーミンと牧場の少女カトリ。コミックス版のムーミンって結構やらかすんですよ。家族総出で何の罪もない税吏を地下室に閉じ込めたり。原作ムーミンのそういうところ好き。

※いろいろ動画を観ましたが、卓上織り機の場合、整経がひたすら面倒くさいので、ヂャンティ織りでいいです、もう。鹿島錦なら引っ張り紙に貼って整えるだけなのに。

昼休みに

 エイブルまで出向いて、鹿島市民図書館の本をゆずる市を覗き、その後エイブル会員継続の手続きまで済ませてから再度仕事に。私の場合落語会の先行チケットのためだけに会員を続けております。

 今回のゆずる市は児童書が多かったですね。児童書は字の大きさがちょうどいいので、御高齢の認知症のご利用者様のために、偉人伝を三冊ゲット。一休と織田信長と二宮金次郎。他にも何冊もありましたけどとりあえずこの三人。選択基準はないです。単なるフィーリング。それから、自分用にも何冊か。ハンカチを使った布の3Dアート(シャドーボックスの方)の本とか、井上円了の伝記とか、おそらく私にとってだけ掘り出し物たりうるであろう本にも出会えました。感謝。

 次回はどんな本に出会えるかなあ。毎回楽しみで仕方ない。演芸関係の本が見当たらなかったのは残念でした。

 そういえば、金子剛先生のギャラリートークはすでに終わっていた模様。辛い。

 

来年一枚目はこれを織ろう

 今織っている古い銀、今年中に終わるかなあ。まだまだ先の話ですけど、織り終わったら、本金かオリジナル経紙のいずれかで、この模様を織ります。会の図案集にある花菱鹿子蜀江のアレンジ。

 Gyaoがサービスを開始した当初無料で視聴できた「Farscape」。マイナーすぎて私の周囲では誰一人としてこのドラマのことを知らないのですが、妙に好きでした。綺麗な久本雅美ことクラウディア・ブラックも出演。主演のベン・ブレイダーとともに、スターゲイト SG-1にも出ていましたよね。

 アンドロメダも途中までしか観ていない。これらのドラマを観まくっていた頃に鹿島錦を始めていたら、どれだけ織れただろう。錦に限らず、どんな世界も、早く始めたもん勝ちです。

 誰やこんな動画作るん!!

 ( ゚Д゚)

火曜日は本をもらいに行こう

 鹿島図書館で本をゆずる市が開催されています。今日落語会の前に行っておけばよかったかな。毎回(私にとっての)掘り出し物が見つかるのでワクがムネムネ。行くなら五回目のワクチン接種の前がいいよね。

 それにしても、足の短い図案って飽きますね。ずっと同じ色だとことさら。ようやく生成りに入って人心地ついているところですけど、糸を掛けても飽きるってどういうことだ。相変わらずへたくそなのも辛い。心底辛い。でもわがままボディのシロクマ系テディベアの木目込みを完成させたいのでくじけませんよ。古い銀は剥離しやすく、ところどころ地の漆が表出しているので、余裕を持たせつつ織っています。

 落語会の余韻に浸りつつ――

※会場でやたらと気になったのが「新型コロナ感染拡大防止対策」という表現。「新型コロナ感染拡大防止策」か「新型コロナ感染拡大対策」が正解。

※明日は胃カメラ・造影剤を入れての胆嚢撮影など、母が立て続けの検査をする予定なので、嬉野医療センターまで送迎しますよ。終わったらまた茶々焼き買いに行くでー。彼杵茶ソフトも食べるでー。

堪能してまいりました

 両耳から堪能汁があふれそう。もちろんそんな奇怪な汁が耳から滲み出ることなど医学的にありえないわけですが、ありえなさそうなことも起きかねないほど堪能できたということでご了承を。

 何を堪能してきたかというと、長らく楽しみにしてきたエイブル落語会が今日だったわけですよ。その割には開催週を勘違いして何やってんだという話ですけど、それはそれこれはこれ。それにしても相変わらず知人との遭遇率が高い。さすが鹿島の落語会。佐世保とか北九州だと知り合いに会うことなんて皆無なのに。ちなみに隣の隣の席はA先生でしたよ。歩いて見えられたのだとか。

 本来は権太楼師匠とさん喬師匠の二人会の予定でしたが、権太楼師匠が間質性肺炎で入院され、今年いっぱい地方での落語会はお休みされるそう。急遽だったので代演には期待していなかったのですけど、まさかの市馬師匠でなんともありがたい限り。ちなみに本日の演目は

  1. 柳家さん光さん「反対俥」
  2. 柳亭市馬師匠「禁酒番屋」
  3. 柳家さん喬師匠「芝浜」

 どれも冒頭を聴いただけで筋立てがわかる有名な噺。貫禄だけならすでに真打のさん光さんは西九州大学だっけ。しばらく三養基の病院で勤務されていたらしいですね。反対俥といえば、たいていの場合はサゲは「芸者を(お座敷に)上げられるくらいなら……」なので、そこで終わるんだと早合点して拍手をしたら、続きがありやんの。何あのサゲトラップ。宮治師匠もCDでやってたっけ。最近の流行りなんですかね。最前列の席だったので、「汗すごいなー」「着物の柄綺麗だなー」とか、そういうところまで含めて楽しめた次第。来年何かやらかさない限りは真打昇進とのことで、実におめでたい。佐賀のこと忘れんといてね。

 市馬師匠は、マクラでご自慢の喉を惜しみなく披露。帰り際いろんな方が「いい声だったー」と感心したようにおっしゃっていたので、「何? 今さら知ったんですかいな?」とこっそり優越感を抱いたりして。私はずいぶんと前から知っておりましたよ。ふふふ。演目は禁酒番屋。役人の酔いが進む部分の演出とかやはり見事ですね。サブスクとかCDからリッピングした音声ファイルでしか聴いたことがなかったので気づいていませんでしたが、三度目のは飲む仕草はしないんですね。鼻に近づけるだけで終わる。私はてっきり口に含んでから「なんだこれは」となるのかと勘違いしていました。先代馬生師匠も「家見舞い」では汚い演出はしないと決められていたらしいし、まあ、下品で不快だからかな。水カステラが実際にあるとしたら、ミルクセーキみたいなもんなんだと思います。ちなみに長崎でミルクセーキを注文すると、シャーベットが出てきますよ。蛇足ながら、斜め下から拝見する市馬師匠は、上下を切る時妙に糸井重里にそっくりでドキがムネムネ。

 トリのさん喬師匠は、私がずっと聴きたい聴きたいと願い続けた芝浜でした。もう一人で大感激。まだ11月ですが、通常年に一度しか開催されないエイブルの落語会。まったくもって無問題。ただ、落語=笑える話という認識の人が少なからずいたみたいで、そのあたりが迎える側としては残念だったかなあ。笑える噺は滑稽噺。夏にやる怖い話は怪談噺。そうして芝浜は、ほろりとさせたりハラハラさせたりする人情噺に属します。滑稽噺しか知らない人、笑点のイメージで来場した人は、もしかしたら消化不良だったかも。これはもう、客席に来る側も経験を積んで、おぼろげな落語観をより明瞭にしていくしかないですね。落語に詳しい人なら、さん喬師匠のちょっとくどめの芝浜と聴いた時点で「ひゃっほー」となるはず。

 それから、さん喬師匠、鹿島錦にも言及してくださったのですよ。こちらも感激。次は来年かあ。あるかどうかわからないですけど、あるなら落語三銃師――意図的にこの「師」らしい――希望。

※東与賀で年明けに文菊師匠の独演会があるのだとか。東与賀と言えばインフル事件の舞台です。白鳥師匠の独演会後、帰りの車の中で高熱を出したというトラウマがありますので、観に行きたいのはやまやまですけど、慎重さを発揮せねば。「いやらしいお坊さんが出てまいりました」を生で聴きたいのに。

※アレクサンドル・デュマの三銃士って、後半敵味方に分かれて戦ったような気が。