いいこと思いついた

 経紙の上下を張り付けてくるっと輪にして中に板を挿しこめば、昔の板機感覚 but 張り替え不要で気持ちよく織れるだけでなく、旅先にも持っていけそう。起し板の数で調整すれば普通に織れそうじゃないですか。短い経紙でないと長い板を使わないといけなくなるのがネックか。一度細い余り経紙で試してみようかな。多分問題になるのは罫紙を整える作業のはずなので、細ければ細いほどいいかもしれない。

 巻き取りの機構が要らないようなら、台はカルトンとかで中機風に手作り出来るかなあ。何ならダンボールでも織れそう。

※無印良品の899円ラックを逆さにして、ドア用クッションシールを使って底(もともとの天板)を浮かせて、適当な高さの起し板を使えば、携行できる簡易織り台として使えそう。押さえの時に重さがないとすべるでしょうけど、滑り止めを使うか、筋トレグッズから外して手芸用にしている鉄製の重りで調整。幅の狭い経紙に使う短い煤竹のあぐりを何本も持っているわけですが、持て余していたので、こういうことに使いたい。成功したらわざわざ大きい台に細い経紙を立てずに済むし、のんびり織れるからいいですよね。

「コの字ラック」で検索をすれば使えそうなものが出てきます。巻き取らない人生もいいじゃないか。

※年が明けても続報がなければ、「あ、失敗したんやな」と受け止めてください。

「ときつ」だとばかり(‘Д’)

 地元民しか読めないであろう長崎県内の地名ランキングなるページを読んでいて、「いやいやそんな、県境民だし東彼杵も含めてそこそこいける」とふふふんふんでいたわけですが、見事にカウンターパンチを食らった次第。

 スクショ画像はhttps://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/3119829/より

 びっくり。わしは今まで……わしは……。

 そんなことより「長崎市」って答えた人はネタ?

※boketeに復帰してみた。星はそこそこもらっています。

どんどん追い抜かれて

 十二支で言えば亥の気分ですよわしは。何がって、鹿島錦の話。皆さん真剣に取り組まれているので、みるみる上達。不真面目組の私はどんどん置いてけぼりになっておりますが、人生なんてそんなもんなのでくじけませんよ(‘ω’)ノ

 教室への参加は二ヵ月ぶりくらい? うろ覚えですらない状況とはいえ、久しぶりなのは間違いない。

  • 私が左折している間右折待ちをされていたy-chiさんは黒漆の経紙を準備
  • 仕事で存じ上げていた方の御親戚ということが確認できたAさんは基礎織2枚目終了
  • グリーンのプルオーバーがステキなKさんから大先生の早織り用図案を拝借し撮影
  • 先生方は明後日からの特産品まつりの準備
  • 期待のメンズ会員N君の経紙は無事修復(註・伝聞)
  • 帰りしなIさんから博多駅で売っている美味なるクロワッサンをいただく

 ということで、11時過ぎに帰ったわりには盛りだくさんの内容でした。今年最後の参加となりましたが、どうせ明後日買い物がてら特産品まつりに行くので、年末の挨拶はその時に。まあ明後日でも年末には早いんですけどね。

 そろそろお歳暮の準備もしないといけない。

※ずいぶん前に嬉野の無料落語観覧の応募をしたのに全然返事が来ない。腹立つー。自動入力なのでメアドは間違っていないはず。もう面倒なので問い合わせはしません。

のんびり流水さん

 延々まっすぐ織ろうかと思ったけど途中で引き返してみました。そういうことをしたいお年頃。経紙が一部変色してしまって、その部分が使えないので、今の織りはくるみボタン用にします。相変わらず適当ですよ。

桐代織とはいかに

 佐賀錦から派生した――つまり鹿島錦の孫錦――桐代織なる言葉に遭遇して欣喜雀躍。調べればまだまだ出てくるもんですな。実際の作品の画像を拝見したところ、螺鈿系の経紙? かな? 一部は私が持っている古い謎経紙の切れ端と同じ反射の仕方をしているので、構造色を持つ素材が使われているのかも。多分特注。もしくは引箔屋さんでご自身で選ばれたものを織られたか。

 一部作品の糸の撚りが、絹の刺繍糸みたいな印象で、一般的な錦糸に比べて甘い気がして、もしかしたらこれもあつらえ物かもしれないと思って調べたら、事実そうでした。こちらのインタビュー記事でご本人が言及されています。Youtubeに御本人のチャンネルと動画もあったで。バッグがオサレ。

 川島織物さんも、螺鈿箔を佐賀錦用に販売してくださればいいのに。板機でないと織れないかもしれないにしても。

※模様織でナスカの地上絵の再現は出来んもんですか。何で誰もやらんのですか。とりあえず私がやるか。

※「今様織」は、柄を描いた経紙をひたすら平織りしていくという技法。鹿島錦では使わないに等しいわけですが、中国でもやっているみたいだよ。

※weavingの一種とはいえ、さらに類型化するならblocadeの方が適切らしいよ。どうでもいいけど古賀フミさんって唇がアンジェリーナ・ジョリーっぽい。

※井上佐賀錦さんのサイトで見かけた記述。柏岡の方は当時後室ではなかったような気もしますが、そこまで調べていないからこれが事実の可能性もあるのか。織之助のことも忘れないでほしい。

「佐賀錦」は約190年前、肥前鹿島の藩主鍋島家の後室が網代天井を 見て織物にすることを発案したのが始まりです。

訛伝の怖さよ

 あれは私がまだ諌早市内のアパートで独り暮らしをしていた頃ですので、二十代の時だったかな。雑誌を読んでいて面白い記事を見かけました。今となってはネタ的フレーズとなって久しいいわゆる「全米」のお金持ちにアンケートを取り、何かしらの共通要素がないか調べるといったものだったのですが、意外なことに、トイレを自分で掃除すると回答した人が多かったそうで、それが話題になっているという内容でした。その後日本でも有名人が同じことをやっているという話が散見されるようになり、さらには自称風水師の人たち――実際は大正時代にまとめられた園田気学の流派――が喧伝したせいで、トイレ開運法なるちんちくりんなものが成立した、と。すごいよね、この経緯。まあ背景には園田気学なりの理論があったのかもしれませんが、そもそもバスルームの概念自体が違いますしね、アメリカと日本では。念のためにデジコレにもぐって昔の気学や家相の本を調べておりますけど、今のところ、厠の項目で「掃除をすると金運がー」なんて書いてあるのは皆無。

 まあ、掃除に関してはしないよりはした方がいいからとやかく言いたくはありませんが、順番が逆やでい。お金持ちはトイレを自分で掃除する=トイレを自分で掃除すればお金持ちになれるじゃないからね。気温が上がったからコタツを片付けましょう=コタツを片付けたら気温が上がります論なんて通用するわけないでしょう。因果が逆になると成立しないことなんてざらにあるわけで。寒い日にそれやったら同居家族に恨まれます。反省しない人間は猫パンチの餌食となれ。

 つくづく、訛伝って怖いと思います。

※最近さらに怖いなと思ったのが「グルテンは接着剤と同様なので内臓を炎症させる」という説。グルテンフリーはもともと小麦アレルギーの人のための対策だったはず。しょーもないことを真顔で語っちゃいけません。アレルギー反応以外でグルテンが接触により皮膚の炎症を引き起こすなら、生地をこねている段階でパン職人には労災おりるわ。今年だけで一億回くらい聞いた「どんぐりをーたどってもーつーきませんー」というBGMを使った製菓製パン系のショート動画は軒並み嘘になるやないの。謝れ。とりあえずYoutube内のホケミマスター達に謝れ。