今年は蛍の当たり年

 ここまでおびただしい数が飛ぶのは何年ぶりだろうというくらいに飛んでいます。昨日はマルコム・ユニオンの曲を聴きましたが、なんか蛍には合わないということで、今日は宗次郎。ベートーヴェンの月光とか合うかも。

 私にとっての一年の区切りとなるのが蛍の時期。なんとか一年生き延びたなという感慨深い気持ちになれます。しかーし、周りで興味がある人間は皆無。おかげでいつも独り占め。蛍をイメージした錦を織るのもいいかもしれない。

※いつも買っているホケミで作れるそうです。明日絹ごし豆腐を買ってきて炊飯器で焼こう。

朗報

 生粋のAndroidユーザーのためか、おパナさんにクリーンインストールしたBliss OSの使い勝手がことさら良くて、予定していたUbuntu Studioへの乗り換えは結局せずじまい。別に喫緊の課題というわけではないため、時々どうしようかなあと思案する程度でしたが、先ほどUSBドライブから起動できるDynebolicなるディストリビューションの存在を知り、欣喜雀躍いたしております。ワクがムネムネ、ドキもムネムネ。

 え? 新型iPad Pro?

 どうでもええ。

銀のエンゼルゲット

 三年ぶりくらいでしょうか。しばらくお菓子を控えていたし、食べるにしても低糖質の物ばかりでしたが、最近はちょくちょく普通のお菓子も頂いております。アルブミン値を改善させるべくジャディアンスも処方されたし、人生一度切りなもんでよう。お腹もよくなりつつあるのかな。腸の浮腫が引き始めたみたい。

 そんな中先ほどスーパーまで出かけてチョコボールを買ったところ、出ました、久々に銀のエンゼル。すでに五枚持っているので六枚目。いつでも全プレのおもちゃのカンヅメに応募できる状況。銀のエンゼルを森永製菓に送り付ける時だけ30歳サバを読むことにしている都合上、森永的には私は20歳になったばかりの好青年なのですが、さらにサバを読んで40歳下にして申告するかどうかを思案中。現在のプレゼントはガチャマシンだそうな。エンゼルが手元にない人は、この動画を観て手作りを試み、ぢっと我慢の子推奨。

 仕事もそそくさと終え、今夜の夕食はシシリアンライス。前回は適当に作ってしまったので、今回はレシピを探して調味料を量って作る所存。スーパー帰りに自宅に戻る道を右折しようとしたら、やたらとフリーダムな三歳くらいのお子が駆け回っていて曲がれず、遠回りする羽目に陥りましたが、慌てて駆け寄ってきた小学生くらいのお姉ちゃんが急いで手をつないで動きを制する姿にほっこりしたので赦す。出来ればするっとすり抜けて「残念、それは残像だ」とかやってほしかった気もいたしますが、そこまで求めるのは贅沢というものでしょう。

百聞は一見に如かず攻撃

 もももんはひとみにごとかずということで、相も変わらずストラップを四つ提出することになりました。久しぶりに鹿島錦教室に顔を出したもんでよう。今回はイレギュラーながらタクシー会社に納品するらしいよ。鹿島のタクシー会社というと、母方の伯父も昔運ちゃんとして登録して働いていたところなので、さしもの私も本気を出しましょうぞ。

 なんでも、お客さんに「鹿島錦ってどんなのですか?」と訊かれた時の説明に、運転手の皆さんが、たいそう苦慮されているとのこと。まあ、どの程度興味があるか値踏みできない相手に、どれくらい説明すればいいのかなんて、織り手の私たちでも迷いますもんね。軽い気持ちで問いを投げた人に「鹿島藩の数え方では第九代、佐賀藩の数え方では第七代となる藩主夫人の柏丘の方が病臥中にふと目を留めた天井の網代組に着想を得て、藩医で側使えをしていた並木多仲に命じて観世撚りを使った小物を作らせ――」なんて延々やっても仕方ないし、真剣に調べている人に「織物です」で済ませるのは申し訳ないし。そういうわけで、説明しやすいように現物をタクシーの中に飾っておくということらしいです。

 改めて、ただしかいつまんで説明すると、鹿島錦は緯錦(よこにしき or ぬきにしき)の一種で、緯糸として三子撚りの絹糸を用い、経糸の代わりに、和紙に金属箔を貼ったり蒸着させたもの、あるいは漆塗り、もしくは紙のみの、西陣織では緯方向に用いられる引箔を、一寸が35~50本になるように裁断して使い、平織り・綾織・模様織、派生として生まれた浮綾織を組み合わせて丹念に織りあげる、佐賀県の伝統的地場産品に指定された織物です。広義の伝統工芸品という紹介をされることもありますが、経産省の指定する狭義の伝統工芸品としての指定は受けていません。だって未申請だもの。みつを。

 こんな感じ。

※今日の参加者は少なめ。皆仕事があるからねえ。さもありなん。風のように現れて風のようにお帰りのy-chiさんは腱鞘炎だそうで、織らずに新しい引っ張り紙とひたすら格闘。昨年会員になられたKさんも祝基礎織三枚目突入。Iさんは相変わらず有能。木曜日の初心者教室、コロナ禍前は毎週開催でしたが、今は都合がつかずに参加者一名の時もあるとかで、もうしばらくはこのまま隔週開催が続きそう。私はもう初心者としては薹が立ちかけておりますので別に月一でもいいんですが、問題は基礎織の人がなかなか先に進めないことだったり。

明日のアジェンダ

 アジェンダって一度書いてみたかった。検索した限りでは議題とか議事次第のことらしいですよ。ネットで見かけて「わかりやすく日本語で書けや」と脊髄反射で難癖をつける傍ら、ようよう明日は鹿島錦教室に参加できるなあ、ただし午前中だけ――と、プチ幸福を噛み締めているというわけ。緊急の呼び出しでもない限り、参加いたす所存。レセプト作業は今日済ませたで。ちなみにレジュメにもいらっとしますよ。要約でええやんけ。伝家の宝刀ヒヤリハットを見倣え。

 なお、現在錦を織り始めて七年目ではありますが、まだまだ教室では他人様の織りを存分に見学したいお年頃。一人の時は自堕落が過ぎてのらりくらり、公の場ではコミュ障丸出しで気もそぞろな私は、どうせエイブルで織っても拾い間違えて、結局解くはめになるもんでよう。今回は糸を掛けているので間違える頻度は少ないでしょうが、普段と勝手が違いすぎて、途端に作業が遅くなる。

 ところで、一之輔師匠の独演会のチケット、SAKURASでの公演であってもエイブル事業とのこと。エイブル会員は割引価格で事前購入出来るらしく、欣喜雀躍しているところ。前座は誰かなあ。お弟子さんかなあ。SAKURASにはいい想い出はないのですけど、まあ、一之輔師匠なら行ってみっかと思っています。ちなみにコロナ禍前に見た佐世保のかっちぇての時は、鰻の幇間でした。

転売すげえ

 古いものながら丁寧に織られた三つ折りの抱えバッグを1,600円で売る人もいれば、この間までかしまいろオンラインに出ていた27,500円の念誦入れを20,000円で売る人も――

 世は無常よのう。織り手の手元を離れた以上致し方ないとはいえ。多分記念にもらったり、イベントのくじで当たったりしたものだと思いますけど。

※佐賀錦さんも転売や古売からは逃れられず。それはそれとして、ラクマに出品されているらしいこちらの商品、経紙の色合いが面白すぎやしませんか。割も30割くらいに見える。

自分用メモ

 ブクマしとけって話ですが。「縫わずに」という部分に相も変わらず過剰な反応を見せております。わしはいつになったらミシンが扱えるようになるんじゃ。箱から出して設置しただけですでに何ヵ月も経過したなんて、とても公言出来ない。

ほんのり鹿島錦

 人間国宝の鈴田先生の元を真野響子さんが訪れるという、それぞれのファンの方には眼福物の企画の記事に遭遇。元記事は婦人画報の2014年4月号らしいよ。

https://www.fujingaho.jp/lifestyle/kimono/a60574012/manokyoko-kimonoisan-vol27-suzutashigeto-240504

 あいにく私は有料会員ではないため詳細は不明ですが、無料部分だけでも興味深い。

「下駄箱まで遠くなるもんでよう」ということで、生徒は誰も通らない鹿島高校の正門=通称赤門のところで持たれている抱えバッグが、鹿島錦だそうです。

 山椒は小粒でピリリと辛いと申しますが、山椒どころではなくスコヴィル値20万~45万の暴君ハバネロだった大先生の物かなあ。先生のことだからヨシノ節を発動されて「あなたにあげるー」とかおっしゃってそう。あくまでも想像ですけどね。

この口金も欲しい

 なんですかこのレリーフのひしめき具合は。押すな押すなとどれだけ言っても私のツボを押してくる。しかーし、一点もので本来の商品はすでに販売が終了。ガチのアンティークだそうだよ。今検索して出てくるのは詐欺サイトですのでご注意を。ゆめゆめ購入されませんように。この類のアンティーク系の雑貨屋巡りに関しては兵庫の友達が詳しいので、いつか兵庫に行った時に、「案内せよ」と無理強いをして、関西のお店を漁ってまいります。

 minneとかcreemaとかも念のため確認。これもよさそう。こちらは画像に販売サイトのリンクを張っています。この手の商品は、やはり工場に直接受注されるらしいですね。出回らんはずや。

 ※お久しぶりのメタル朱肉も発見。印鑑入れを作る人は要ブクマ。