将来下げ額を作る時のために、ハナミズキの図案化に挑戦しております。外縁の桝を糸下三目にしてしまうと、模様がぼやけすぎる気がして、わざと詰めています。これくらい許してほしい。偶数目は致し方なし。
※ちょっといじれば線香花火っぽくなるかも。

将来下げ額を作る時のために、ハナミズキの図案化に挑戦しております。外縁の桝を糸下三目にしてしまうと、模様がぼやけすぎる気がして、わざと詰めています。これくらい許してほしい。偶数目は致し方なし。
※ちょっといじれば線香花火っぽくなるかも。
休憩中に「そめとおり」396号に掲載された佐賀錦の記事を読んでいたんですが、奉書を経に、綿糸を緯にしていた時代もあったようですね。まあ後年は練習織りに用いられた手法だと思いますが、高価な材料が入手できなかった、あるいは華やかなものがはばかられた時代は、白地の紙で織るのが普通だったと古賀フミさん関連の記事でも読んだことがあります。
現行の「鹿島錦」は、織り台に関しても、織り方に関しても、材料に関しても、戦後に確立した部分が少なくないのですよね。
※鍋島政子刀自校閲「錦のしほり」によると、紗綾型などは「錦のほんの初歩」で「図案を作り出すのはこの上もない楽しみ」だそうです。私も桝の線を交差させた図案を以前描きましたが、昭和10年の時点で出ているわけでよう。
※御宿かわせみのイメージしかなかった平岩弓枝のまさかの青春小説「アキとマキの愛の交換日記」に、佐賀錦を織る未亡人という設定の劇中人物がいると知り、驚愕している次第。
※そめとおり449号の記事から逆算すると、西陣で佐賀錦の名を冠した帯が織り始められたのは、昭和36年。
※大滝英子著「きもの風土記」に幻の長崎錦の記事。河村翠さんへのインタビューによると、佐賀錦は明治までは門外不出。庶民は触れることも見ることも許されなかったのだとか。ちなみに「草履なんて邪道」とのことです。足で踏むものは作りたくないそうな。実に上品にご立腹なさっている次第。
※日本の美 第10 P121には、織り手ならわかる恐ろしすぎて織る人がほとんどいない七宝模様の作品が掲載されています。「佐賀城の御殿女中が始めた」みたいなことが書かれてあってぷんすか。
今織っている古い銀、今年中に終わるかなあ。まだまだ先の話ですけど、織り終わったら、本金かオリジナル経紙のいずれかで、この模様を織ります。会の図案集にある花菱鹿子蜀江のアレンジ。
Gyaoがサービスを開始した当初無料で視聴できた「Farscape」。マイナーすぎて私の周囲では誰一人としてこのドラマのことを知らないのですが、妙に好きでした。綺麗な久本雅美ことクラウディア・ブラックも出演。主演のベン・ブレイダーとともに、スターゲイト SG-1にも出ていましたよね。
アンドロメダも途中までしか観ていない。これらのドラマを観まくっていた頃に鹿島錦を始めていたら、どれだけ織れただろう。錦に限らず、どんな世界も、早く始めたもん勝ちです。
誰やこんな動画作るん!!
( ゚Д゚)
往年の特撮ヒーローの名称、てっきり「コンドルマン」だとばかり思っていたら、「コンドールマン」だったそうな。昔うちにレコードがありましたよ。放送されているのを観た記憶はないです。私の中で一番古いと思われるテレビ番組の記憶は、アニメ作品のジムボタン。コンドールマンと同年の作品なのになんで憶えているのかは謎。ジムボタンの原作は果てしない物語のミヒャエル・エンデですが、コンドールマンの原作はおふくろさん騒動の時に耳毛の人として有名になった作詞家の川内康範氏だそうです。wikipediaによると、あの耳毛は意識して伸ばしていたそうですね。ゲン担ぎに。なおナレーションの羽佐間道夫氏は成年こそ違えど私と同じ誕生日。菊之丞師匠や宮治師匠も同じ日生まれのナカーマヽ(・ε・)人(・ε・)ノ。プーチンは仲間扱いしてやんない。
ところで羽佐間氏、日本人初の国際的なオペラ歌手、蝶々さんこと三浦環の親戚なのだとか。ついでに際限なしにどうでもいい情報を一つ。私の父方の祖父は女優の山本陽子の従兄なんですよ。
「贅沢は敵だ」という標語が書かれた看板に「素」と書き加えて「贅沢は素敵だ」にしたという三浦環の逸話は好き。動画のコメント欄で知りました。
森進一を恐怖のズンドコに突き落とした川内センセ=耳毛のおじさん。騒動の顛末に興味がなかったので耳毛しか記憶に残っていない。
今立てているのは本金ではないので、自分の図案でいいかな。桝と鹿子で構成したものの一部を、糸下二目に替えてみました。ほとんど伝統図案ですよね。鍋島家の図案の中にもありそう。糸は四本掛けます。残りの一本はヘラ通しっぱなし。木目込みは完成させられたら春の作品展に出す予定。「だめ」って言われたら出しませんので、織らせて、お願い。
子どもの頃は全然楽しめなかった浪曲漫才。奥深い面白さに気付ける年齢になりました。
ザ・芸人。
花七宝+桝をおるでーということで糸掛けをしていましたが、なかなか気乗りがせず。ようやく掛け終わったと思ったら、同じ目に二本掛けてしまい、一段すっ飛ばしおりました。まあ一段くらい拾えばいいかと気を取り直して織り始めたはいいものの、花七宝ってあれなのですね。上下の目が似すぎていて、平の目でないと押さえられなかったりするんですね。しかも糸の加減が難しく、「あ、これ私が織ったらすぐ縮むやつだ」と、昔懐かしプリンプリン物語のカセイジンばりの予感がしましたので、早々に撤退。掛けた糸をがんがん外していて、勢いで外さなくてもいい平の目までLOST。
辛い。
一緒に堪忍袋の緒も切れましたので、自分の図案を自力で拾って織ります。誰に何と言われようと知ったこっちゃない。だって紗綾と桝のアレンジだもの。伝統図案の系統だもの。昨日で49歳になったので、まあ、お祝いということで。
果たして今年も某マニアックコンクールの予選を無事に通過できるのでしょうか。
心を落ち着かせんと、次に織る予定の図案と格闘。台に立てたのが古いマット系の銀ということもあり、糸下が多い目の方がいいんでない? という運びで、糸を掛けて花七宝を織ることにしたんですが、ちょっと面白みに欠ける。少し手を加えて、桝と補強のためのドットを入れ込んでみました。桝の部分だけ色を変えて、一部二色で織る予定。
35割と中糸の組み合わせのため、結構紋様がつぶれるかもしれない。
統一感を出すために、花の方にもドットを入れてみた。どっちがいいかなあ。七宝系は、絶対自分では拾いたくない。
今回は織りませんけど、こういうのもありかも。隠し糸要る系?
鹿島錦教室は、7月に続いて8月もすべて休みとのことです。うちの町内でも保育園や高齢者施設でクラスターが発生しております。皆さまも感染にはくれぐれもお気をつけて。
※自力で拾って70段ほど織った後、経紙の乱れが気になっていったん全部ほどいて、その後十八段の糸掛けを敢行。掛けている途中で面倒くさくなって(おい)「ここまでで掛けるのをやめたらどんな文様になるんだろう」と試してみたところ、新しい図案が。ちょっと面白くないですか? ただ、このまま織ると花の部分の中心線が十一段糸下となり、かなり織り上りが不安定になるはずなので、隠し糸を入れるか、あるいは間を埋めた図案にして織ろうかな。桝の部分だけ取り出してもよさそうです。どうでもいいですが、そもそもの文様の正式名称は、「花菱鹿子蜀江」でいいんですかね。会の図案集にはそう書いてありましたが、花はあっても花菱要素が欠片もない気がする。まあ、花はおそらく花菱からの派生ではあるんでしょうけど、区切りとしては花/菱/鹿子/蜀江ってこと?
※もともとは桝を織ってノルマ用に――と考えていたはずなのに、掛けた糸の数がえらいことになっとる。でもまあ、今はこれでもいいかなあと自己肯定。もっと鹿島錦に時間を割けるようになったら、全段拾って一枚を同じ模様で織ってみたい。自分が機械になったみたいに思われて、糸掛けをした方が楽しく織れるということはさすがにないんですが、忙しい時はついつい「こんなに楽に織れるならもう拾いたくねえ」という心の声が漏れそうになります。いつも心にレギュラーパッド。多分、地道に拾うという作業を好きになれるかどうかが、織るのが好き族になれるかどうかの分水嶺なんだと思います。なお、A先生によると、糸下二目の桝の場合は、境界線が綺麗に出る上、掛ける糸も一本少なくていいらしい。
※新しいテーブルクロスを探していて、面白いデザイン発見。平組卍にも似て。
※花菱鹿子蜀江の鹿子(桝?)部分だけを取り出して調整し、新しい図案を二つゲット。下の方がシンプルで好きかな。上のは単色向き。
※7/24時点でこんな感じ。ボコボコ気味です。中糸なのである程度は仕方ないとはいえ、嗚呼。これを修正すると縮むんですよね。糸掛けが当初の予定より一週間ほど遅くなったのは、途中で材料(5mm角のヒノキの棒)が切れて、補充待ちだったため。実は先日通販でまとめ買いしたんですけど、町内のユートクにもありました。無念。
人形の田辺さんより、来年用の木目込み材料のカタログが届きました。WEBでも見られますが、明日教室に持参す予定ですので、よろしければ、ご覧ください。
【近況報告】
※自宅のリフォームはほぼ完了。後はレンジフードの取り付けと、一部水道の補修と、電気周りの取り付けだけです。シロアリがひどくて、予定よりかなりおおがかりな工事になってしまいました。はよ自宅で風呂に入りたい。工事開始以来、元気な方用の一人浴室がある大浦の事業所まで、えんやこらと出かけて入浴していた次第です。
家族一同衝撃を受けた、シロアリにやられた柱。
こんな感じで壊された旧い浴室が――
生まれ変わったでー。手すりもばっちりんこ。車いすで介助出来るスペースも確保。
※リフォーム中の匂いが妙に懐かしいと感じて不思議だったのですが、昨夜膝を打ちまくりの正解にたどり着きました。あれ、美術室と同じ匂いです。香りとはとても言えない複雑なケミカル臭。画材と接着剤の溶剤が、多分同じなんだと思います。
※一昨日、夜中に、卵を抱えたアシダカグモさんに遭遇。びびった。
※友達に種をもらったストロベリーキャンドルと、こぼれ種の朝顔。朝顔は雨でちょっと傷。
※リフォームの準備やら片付けやらで全然織れていませんが、残り23cmくらいで、縮みは4mmほど。ミスの多さに目を瞑って、及第点ということにしておきます。私の場合は、平織りの目ではなく、次の目で押さえないと、乱れるみたいです。今回は裏から見ても大丈夫。
※田植え途中に、マンホールのデザインに既視感を覚えてパシャリ。これあれですね、馬蹄の縦棒の中心部を抜けばこうなるんでよね、多分。ちなみにマンホール、アメリカでは「メンテナンスホール」と言い換えが進んでいるそうな。性差別的なのだそうです。図案にする時、抜いたところに鹿子を入れたり出来るんだろうか。