おにうウェア完成

 段染め極太ロービング毛糸使ったをタートルネック風ハイネックベスト無事完成。早速お召しになっておいでです。私が。良きかな。面倒くさいので写真は出しませんが、首から肩が冷えずに済むよう。

 しばらく鹿島錦に傾注しておりましたので完成が遅れました。時間がかかってもよいので、来年用のウェアをコツコツ編まねば。昭和の主婦ではないのでほどいてまでは……ということで、フエルト化したらルームウェアとして着続けます。

※今回はこんな感じで六枚パーツを合わせて作りました。ロービング糸はもういいかな。ロービング系、極太糸と超極太糸は、手持ちの物を使いきったらもう買いません。シルク混も同様。素人版ストレッチ編みは、純毛の並太 or 合太糸が一番編みやすい。次はルーズハンドウォーマー編むでー。

一路祐徳博物館に

 せっかくの日曜だからようということで、午前中祐徳博物館に行ってまいりました。もちろん鹿島錦の展示を観に――なのですが、今年は最終日だけでなく土日も誰かしら会員が会場で実演を行うことになっていて、うち一日は、現時点の予定では私も出ることになっています。今日のマダムは誰じゃらほいということで下見がてら。ここだけの話、神社の方から「百戦錬磨のマダム求む」ということでしたので、もしかしたら私もどなたかと交代するかもしれません。ちょこちょこ変更も出ているそうな。

 ちなみに今日の担当マダムは部長とIさん。毎年帰りにしょうが煎餅を買うことにしているので、あえて手前の駐車場に停めて、門前商店街をてくてく歩いたよ。

 桜は綺麗に咲いているのに、妙に花冷えのする日でした。ちなみに「花冷え(春なのに寒い)」と「小春日和(冬なのに暖かい)」は似て非なる言葉やで。

 担当のダブルマダムにご挨拶をして、記録写真をひとしきり撮った後、見学中に電話が鳴ったので「なんぞ」と出たら、職場からの呼び出し。辛い。

 展示の内容は、まあ事前にわかっていたのでいいんですけど、毎年思うことが一つ。「展示が終わって解散した時点の配置と、展示開始の時と配置が違う作品がある」ということ。不思議よのう。

※最近私の記憶力が追い付かないくらい新規の入会が続いています。したがって基礎織もいつもより多いよ。基礎織は祐徳博物館と文化祭両方に出すまでは持って帰れませんので、皆さんそのつもりで。展示が終わって持ちかえった後、定期的に眺めて想い出に浸るまでが基礎織です。

※私が基礎織をやった時は、先生方の言うことを聞かんと、ほとんど自宅で、自分でアレンジした図案で好き勝手織ったせいで、なかなか上達できませんでした。皆の者、わしの屍を越えて行け。

60セット完了

 自律訓練法などを休んでいる関係で、こっそり三種類のスワイショウ(簡単なやつ)をそれぞれ100回ずつやっています。今朝60セット目完了。朝にやる分はスクワットを兼ねて膝を深めに折っていますよ。

 本によってはそれぞれ3,000回以上という記載もあるけど、あいにく時間も根気もない。

 肩こりはいくらか楽になったような気がします。低気圧の時はとにかく背中一面強張ってしんどかったけど、それがかなり軽減されました。祝。

※もちろん丹念な作業が出来る健康時間を出来るだけ延ばしたいと思ってのことですよ(・ω・)ノ 平均寿命的には女性の方が有利だけど、そもそも個人差があるし、生理前後の体調不良とか妊娠期間とかを考えたら、時間的にはトントンになるのかなと最近は考えております。

いやいやいや

 またぞろXがかまびすしくなっております。それにしても佐賀錦のバッグを国賓待遇の方に送るのは慣例みたいなものだとご存じない方も結構いらっしゃるご様子。

  • そもそもが大名家の奥方の発案で生まれた日本独自の織り物
  • 鍋島家とその関係者で技術が伝えられた関係で、旧皇族の朝香宮家や梨本宮家などは特に縁深い
  • 復興させた大隈重信効果

 多分このあたりが理由ではないかと。華族にも重用されましたからね。明治からこの方、海外要人に送られるものとしてはベタな方。だいたい東京の人が作っているはずですけどね。この辺りの経緯を知らない人が、X上で自分の想像を語っているのを読むのは結構楽しい。初々しいやないの。

 なお、この種の贈答用の製品は、西陣で量産された機械織ではなく、あくまでも伝統的な手織りの、一つ数十万する、東京含め各地の織り手に直接注文しないと入手できない類のもの。佐賀錦も鹿島錦も、良くも悪くもスノビッシュな織り物なのです。

 ここだけの話自分で織った方が安いし楽しいよ。皆で織ろうよ手織りの錦。

ちょっと織りやすくなってきた

 模様が出てきてぐんと織りやすくなりました。ただね、花の上半分のうち二段だけものすごく拾いづらい。下の段で隣の経紙と重なりかけるので、慎重に一本ずつ選り分けて織っています。大先生の「速く織るのがいいんじゃないのー。丁寧に織るのがいいのー」という言葉を心に刻みつつ。

 私にとっては決して楽しい作業ではないけど、さすがに拾うと「織っている」という感じにはなりますな。お手盛りとはいえ。