高菜は正義

 私自身はしょっちゅう食べているわけではありませんが、偏食の父も高菜は大好物。たまに食べると美味しいですよね。チャーハンにしてもいいし。そういえば京都に住み始めたばかりの頃、スーパーのラーメンコーナーにうまかっちゃんが無くて衝撃を受けたことを覚えています。他にもところてんに黒蜜をかけて食べるのにも驚きました。あとね、肉まん買っても酢醤油はもらえんよ。九州と関西、食文化の差異はいかんともしがたい。

 祖母たちが元気なころは、うちでも畑で育てた高菜を樽に漬けていました。塩を施してしんなりした高菜を樽の中に敷き詰めて、ビニールをかぶせて、上から新しい長靴で延々踏まされて、子ども心にうんざりしたことを覚えています。あの頃の高菜って、軽く塩漬けしてすぐあげたものは、「鼻はじく」と言って、わさびのようにつーんとした刺激があったのですが、最近のは品種が違うそうで、鼻をはじかれないですね。なんか寂しい。

 美味しいけどビジュアル面で映えないのが高菜の悲しいところ。嗚呼高菜。

※うちの場合は皆濃い味が好きなので、水は400mlで作ります。具は適当。一人&面倒な時は、何も入れずに別におかずを食べるかな。ラーメンに関しては特にこれと決まった商品を買うわけではなくて、うまかっちゃんとサッポロ一番の味噌ラーメンと各種棒ラーメンと生ラーメンと、その時々で食べたいものを買ってきて作る派。ビバ田舎の我が家はプロパンガスで、停電の時も火が使えるため、非常食としても重宝しています。「栄養的にアレなのでせめて野菜を取りたい」という時にはいいですね、高菜。水溶性以外の栄養素は、漬けることにより濃縮されるらしい。

※味噌を入れるという発想はなかった。今度試してみよう。