ミカラ・ペトリとファビオ・ガッリアーニ

 ミカラ・ペトリの「悪魔のトリル」と、ファビオ・ガッリアーニの「おしゃべり娘」は、一生吹ける気がしない。

 どうしよう。大先生みたいに織れる日が来るとも思えない。ミカラ・ペトリにあやかってミカラ・デタ・サヴィとかに改名したら何か極められるようになるかな。ミドルネームも欲しいし。ちなみに小学生の時に学ぶソプラノリコーダーより音が高いのがソプラニーノで、さらにその上がクライネソプラニーノですよ。リコーダーはバロック楽器の花形と言われるのに、日本では子どものおもちゃ扱いされているのが納得いかない。鹿島錦の辿ってきた不遇の道筋にも似て――はいないか。YAMAHAのお手頃木製リコーダーは、全然吹いていませんが、持っているだけで幸せ。