国語の時間のハナシ

 生来のサボり魔で、学生時代は数多の授業を「勉強好かん」とサボりまくってきた私ですが、楽に点数を稼げる国語の時間は例外で、そこそこ好きでした。好きっつっても授業そのものが好きなわけではなく(むしろ苦痛)、テストの答えが問題文の中にすべて書いてあるという意味で楽だったなあと、なかなか正解にたどり着けない鹿島錦に四苦八苦しながら考えることもしばしば。私にとって、国語のテスト=公式に認められたカンニングだったのですよ。

 そういえば、たまに真面目に授業を受けた時なんか、クラスメイトが答えられない質問があると、必ず私に振られたんですよね。あれは嫌がらせだったんだろうか。それともサボり魔に対する何かの儀式? あれは入会してから三度目の文化祭だったかな、実演担当として会場に織り台を持ち込んで、「ええ、こんな感じで織りますよ」という顔をして適当にへらを動かしながら会場を見渡していて、当時の国語の先生が作品をご覧になっているのに気づきまして。くだんの先生、何かの模試の時に、私が電車に乗り遅れて、自転車で太良から鹿島まで汗だくになりつつ国道を立ちこぎしてようよう学校までたどり着いた後、「遅刻しました」と職員室にしおしおのぱーで報告しに行ったとき、「大丈夫じゃろー。今からでよかけん受けんば―」と笑顔で言い放ち、エエェェェエエエ( ゚Д゚)エエェェェエエエェェとなる私に、周囲より30分遅れで国語のテストを受けさせたという過去をお持ち。

 共通テスト――私はセンター試験世代――で国語の時間が足りなかったというとある受験生の話を耳にして、ふと、その日のことを思い出しました。くじけるな若人。世の中なんでも収まるところに収まるもんさね。何度も書いていますが、私は不真面目だっただけで、決して不良ではなかったので、誤解のないように。

※「鹿島高校は鹿島城の址に建てられた」という話をずっと信じてきたのにも関わらず、かーかーわーらーずー、正確には鹿島陣屋であって、定義上は城ではないという事実に直面して、あわてふためいております。鹿島城は通称なんだってさ。そういえば、陣屋内の間取りを描いた元鹿島県陣屋絵図なるものがあるらしいのですが、閲覧可なのかなあ。せめてコピーでもいいので見たい。鹿島錦が生まれた場所が私の席のあたりであってほしい。「私がかつて授業をサボりまくったのは柏岡の方の臥せっていた場所に座ったせいで、実はお方様を病ませた原因である瘴気が肩に重くのしかかり」とか真顔で言いたい。これまでの人生を正当化したい。

※3月の作品展まで時間がないことに気づく(‘ω’) いつも搬入が早いんですよね。せめてシロクマだけでも作らないと。瞳の部分はキットに梱包されていた樹脂を使うのではなく、1cmサイズの人工スピネルを使います。当初、耳と肉球はピンクでと考えていましたが、瞳の人工スピネルのブルーとリボンの黄色をつなぐため、グリーン系の色で。反射がないと人工スピネルのカットが活きないはずなので、裏側を鏡風にコーティングできるものを検索中。ガンダムマーカーEXメッキシルバーがよさそう。